エミリー・ローズのレビュー・感想・評価
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Court Room Horror
An exorcism movie that unpacks the horror story in the court room is an interesting choice. It gives the film opportunity to explain the scientific debunking of exorcism, and the lawyer, who's defending the priest who performed the ritual, is tasked with using the supernatural as a defense. An amusing genre cocktail, I wonder where else it has been done. The movie is not so much for scares.
悪魔の存在を知らしめた裁判
現在パートは法廷映画で、
回想パートはホラー映画。
視覚的な恐怖より、
視聴後に
じわじわくる精神的な怖さがある。
弁護士のエリン(ローラ・リニー)の
演技が良い。
エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)の
迫力も凄い。
法廷のクライマックスは
感動的でメッセージ性がある。
実話は駄作が多い
実話に基づくといった作品には駄作が多い気がしますが、これもまたその中の一つです。
悪魔祓いをテーマに話は進みますが、法廷での裁判を中心にストーリーが進んでいくため、盛り上がりにもかけますし、平坦な仕上がりです。
法廷での役者の演技も物足りなく感じますし、実話に尾ひれをつけただけのストーリーに惹かれることもありません。
この映画の評価すべき点は主役のローラ・リニーの演技でしょう。見事ですね。
ジャンルはホラーだけど
それだけじゃない。
法廷という、オカルトとは最も遠い場所での物語。
悪魔を法廷に召喚できれば話は早いけどそうもいかない。
というか、こういう事件を法廷で争うのって宗教とか信仰とか教会とかに対する挑戦だと思うんだよな。実話を元にしてるって話だが、訴訟大国アメリカならではかも。元ネタはドイツだっけか。日本じゃまず聞かない話だ。前例っぽいのは御船千鶴子の事件くらい?
とりあえずエミリー役の凄まじい演技が天晴れ。めっちゃ鬼気迫る演技で良かったよ。
ホラーではなく法廷劇。でも法廷劇にしては・・・
悪魔憑きによって死亡した少女を巡り、過失致死に問われた神父の裁判を描く物語。
とても興味深い映画でした。
映画自体は法廷劇。女性弁護士が主役になるのでしょうが、インパクトはエミリーローズ。「悪魔憑き」に犯された少女の様子は迫力があり、映画に引き込まれていきます。
逆に法廷劇としては迫力不足。特に、相手方になる検事の扱いが雑で、法廷闘争になっていません。製作者としては、「女性弁護士と神父の人間性」を描きたいのでしょうが、個人的には不満に思いました。
私は「超自然現象」に対して明確な答えを持っていません。そう言う現象があっても「不思議ではない」と思う反面、全てに科学的解釈が付くようにも思います。
当たり前ですが、映画でも曖昧な結末にならざるを得ず、少し腑に落ちない結末となったと感じました。女性弁護士の「魂の救済」のようなストーリーにしたら、もしかしたらカタルシスを得られるラストになったかもしれませんね。
エクソシスト物と思ったら…。
むしろ法廷物だったという斬新さでちょっとミステリ的なひねりが入っている。とはいえ恐怖描写も中々である。
ローラ・リニーは抑え目とはいえやはり大人のかわいさがある。
昔、一部の精神疾患症状は特定の地域にのみ存在する、というような趣旨の文献を読んでヘェ〜と思ったことがある。
おうち-165
たまに疲れたとき、子供みたいな時間に寝たりして夜中に目覚めることあるけど、
どうか3時だけは寝過ごしてたいと思った。
『オーメン』ぐらいのインパクトを期待すると、裁判がメインなので物足りないかもしれません。
主人公が憑依されているシーンはところどころ出てきますが、この主人公役の女優さんの演技が凄すぎて圧倒されます。
本当にとりつかれている。演技とは思えないくらいすごい。
一昔前まで普通だった、宇宙人みたいなカラコン(黒コン)が生理的に苦手な人にとっては、結構怖いと思います。
そしてこれ、実話なんですね。
フィクションであってほしい。怖すぎる。
裁判員は厳しい判断を強いられたことでしょう。
そしてその後に下った審判。
それも含め、実話なんだと。
はぁあ。
『エクソシスト』では首が回るシーンが有名だが、この映画ではまるで中国雑技団によるイナバウアーのような決めポーズが印象に残る。
悪魔が取り憑くのは深夜3時。草木も眠る丑三つ時である。被害者はエミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)。最初は原因不明の痙攣と幻覚。医師もさじを投げてしまうほど症状だったが、薬によりなんとか改善が見られそうだったのですが、結局はエクソシストのムーア神父(トム・ウィルキンソン)に依頼し死なせてしまうことになり、過失致死罪に問われてしまう。
ホラー映画というよりは法廷劇。悪魔の憑依による恐怖映像も流れますが、悪魔の存在をいかに証明するかが映画のテーマとなっています。初期症状である痙攣のシーンでは野村芳太郎監督の『震える舌』を思い出してしまいましたが、音響効果も素晴らしくて、ビク~ンっと体が硬直してしまいそうになりました。そして漫画チックでもあった『エクソシスト』よりもリアルさが溢れていて、やはり実話なのか?と信じてしまいそうになります(はっきりと結論づけたくないのです)。また、映画の中ではかなり脇役でしたが、エミリーのボーイフレンド、ジェイソンが彼女の家族とともに最後まで面倒を看ていたところが良かったです。
裁判の結果は有罪。しかし、刑の執行は今日で終わりという執行猶予よりも甘い判決でした。陪審員も悪魔の存在を信じた結果として捉えてもよいのでしょうけど、エクソシストとしてカトリックの任務を全うしたムーア神父を評価しただけかもしれません。
何しろ法廷において悪魔が存在すると認められたら、魔女裁判なども正当化されそうで危険です。司法と宗教というものが相容れないものであるから、悪魔が存在するなどという判例は作れないでしょう。しかし、宗教家としての職務であることも否定はできないので、映画としても結論はぼかしてあるように思えました。まだまだ議論の余地がありそうな問題ですね。
迫力の演技
エミリー役のジェニファー・カーペンターの演技がとにかくすごい。
怖いし不気味です。
なにより実話なのがすごい。
弁護士役のローラ・リニーもよかった。
この方は役によって、イメージすごく変わりますね。
やっぱり女優さんてすごいなー。
少し怖いけど定期的に見たくなる映画のひとつです。
エミリー役の人の演技が素晴らしい!
実話を元にした作品ということで観ました。
結構淡々と進むのですが、エミリーローズ役の女優さんの演技に見惚れてしまいました。
内容というか流れというか、そういった物だけで評価すれば3点なのですが、エミリー役の方の演技の凄さで+1点!
法廷での証言と実際の流れが同じタイミングで流れるつくりなので、大変観やすかったですね。
ドッキリ的なのはなく、淡々と悪魔憑依のお話が続きます。
マリア様との話がぐっときました。
若くして命を落としたエミリーは"悪魔にとり憑かれていたのか?"、ま...
若くして命を落としたエミリーは"悪魔にとり憑かれていたのか?"、または"酷い精神病だったのか?"というテーマで、史上始めて"悪魔祓いによる過失"を取り上げた裁判を描いた、実話を元にしたベストセラー小説を映画化した力作であります。ジャンルで分けるとホラーになるんだろうけど、科学的や医学的観点から被告人を追い詰める検事と、無神論者ながらも超常現象を立証しようとする弁護士との知的な戦いは、法廷サスペンスとしてもひじょうに良質で面白い。
もちろん怖いシーンもたっぷりある。その恐怖描写は、神だとか悪魔だとかキリスト教の話ではあるけれど、ハリウッドホラーの定番である派手な血飛沫もスリリングな追い駆けっこもない"ゾクリとする怖さ"を持った本作は、どちらかというと日本人向きなような気がします。
てゆうか、悪魔に憑かれたエミリーを演じるジェニファーさんの鬼気迫る演技は、その後の彼女のキャリアを心配してしまうほどもの凄いです。
怖いけど……哀しい。そんな映画です。
見事な演技力で悪魔を証明
悪魔に憑かれた女性、エミリーを演じるジェニファー・カーペンターが物凄く良い。
迫真の演技とは、まさにこの事だ。
素のエミリーと悪魔に乗っ取られている時のエミリーは、表情、姿勢、動き、何から何までガラリと変わるわけだが、これが素晴らしい。
人を演じるならともかく、悪魔を演じるとなると、役作りに相当な研究が必要だっただろう。
しかも、悪魔を見たことがない人にも「これは人ではない、悪魔だ」とわかる、納得できる演技だった。
見事に演じきったジェニファー・カーペンターは本当に凄い。
彼女こそが悪魔の存在を証明できたと言えるだろう。
この映画は、オカルト現象で観客を派手に驚かせるような、よくあるホラー映画とも違う。
悲鳴をあげたり、体をビクつかせたりはせずに観られる。
しかし、とても怖ろしい。
そして悲しい。
実在した人物
そして、本当に起こった出来事。
エミリーが命を落としたため、悪魔祓いを行った神父が裁判で裁かれるお話ですが、なによりもショックなのは、エミリーの信仰心の深さ。
信仰心の深さ故に、彼女は命を落としてしまいました。そして、悪魔の存在を信じる者、信じない者の価値感。ホラーとはいえませんが、見る価値のある作品です。
初めて恐怖を感じた悪魔物
悪魔にとり憑かれた女子大生エミリー・ローズにムーア神父が悪魔祓いを施すが、エミリーは死亡。
ムーア神父の弁護を引き受けた野心的な女弁護士、エリンは、ムーア神父の願いを聞き入れ、かつ自分のキャリアのため、裁判に勝利するために、意外な弁護方針を打ち出す。
それは、法廷の中で、悪魔の存在を証明するというものだった。
「悪魔の存在を信じますか?」ということは、
「神の存在を信じますか?」ということと同義である。
悪魔も神様も信じてないので、悪魔物は怖がりな私も気軽に見れる分野だったが、これ見て初めて怖いと思いました。
悪魔が?いやいや、真に怖いのは神様ですよ。。。
真実を題材にしたオカルト法廷劇
「真実の物語を基にした作品」
という言葉に弱いので気になっていた作品。
他の映画のDVDに入っていた作品紹介の印象とは随分違って
ホラーの要素を含んではいますがれっきとした法廷モノ。
題材の“悪魔祓い”という言葉の持つ響きや
ホラー映画風の描写の作品紹介映像で持っていた先入観を覆し
どっしりとした見ごたえのある作品でした。
法廷での争点となる「悪魔祓い」という宗教的な行いと医学的な見地。
言い換えれば科学と信仰との対決。
そもそも宗教というもの自体が非科学的に感じるのは
無神論者というか無関心論者の多い日本の感覚なのでしょうか…。
僕自身これまで生きてきた中で霊体験の類いは一切ありません。
でも子供の頃から心霊現象やらUFOやらUMAやら
超自然現象的な話は何故か頑なに信じていて
心霊スポット巡りなんかには絶対について行きません。
TVで超自然現象の特集番組に出演して
「科学的根拠は!?」なんて言ってる大学教授を見てると
現代の科学がこの世の真理のどれほどを解明してるつもりなのか
もの悲しさすら感じます。
地球の長い歴史からみたらほんの最近出てきた人間。
その若輩者が全てを知った風な言い草。
きっとまだまだ人間が解明していないことは山盛りなはず…。
というのが子供の頃から一貫した考えなんですね。
動植物の新種ですら毎年すごい数が見つかってる訳で
ましてや目に見えない“力”の解明なんて…
そんな僕も神や悪魔の存在そのものを信じてる訳ではありませんが
当事者でもない専門家たちの語る医学的な後付けの見解よりも
目の前に起こった超自然的な現象に資力を尽くした当事者の言葉。
これが心情ってものです。
車を運転中にちいさな交差点で微妙に止まりきれていなくて
待ち構えていたパトカーに一時不停止で捕まったとき、
すぐ横を凄いスピードで暴走する改造車両…。
「本当の意味で捕まえるのはあっちでしょ??」
というのとはちょっと違いますが、まぁそういう感じです。
とにかく、予告編にだまされずに一度観て下さい。
なかなか見ごたえのある良い作品でした。
※他サイトより転載(投稿日:2008/10/14)
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