モディリアーニ!のレビュー・感想・評価
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パリ派の画家たちを描くなら、ドラマシリーズが向くのかも
本作については当サイトの新作評論枠に寄稿したので、ここでは補足的な事柄をいくつか書いてみたい。
評論では便宜的に、モディリアーニがイタリアから移住したモンマルトルでピカソらと知り合った時期を「パリ初期」、モンパルナスへ転居しユトリロやスーティンと交流した頃を「パリ中期」、新たなミューズとなるジャンヌと出会ってから病死するまでの約3年を「パリ後期」と呼んだ。
モディリアーニの人生を俯瞰すると、最もドラマティックなのはパリ後期だ。ジャンヌとの同棲生活、作風の確立、生涯唯一の個展と裸婦像を巡る騒動、不摂生の末の病死、ジャンヌの投身自殺。劇映画で人生の一部を切り取るならまずこの時期が選ばれるだろうし、実際1958年の「モンパルナスの灯」と2004年の「モディリアーニ 真実の愛」はいずれもこのパリ後期を描いていた。
一方でこの「モディリアーニ!」は、パリ中期を題材にしている。映画の成り立ちについても評論で紹介したが、原作は1978年初演の戯曲で、アル・パチーノが映画化を思い立ってから実に半世紀越しの実現となった。抽象度の高い舞台劇なら、主人公と恋人ベアトリス、画家仲間のユトリロとスーティン、画商ズボロフスキ、収集家ガニャといった少ない登場人物らによる3日間の出来事(創作にまつわる苦悩や対話、酒と薬を伴う騒動、芸術性と商業価値をめぐる論争など)がおそらく興味深く鑑賞されたのだろう。だが、リアルさのレベルが格段に上がる実写映画になると、モディリアーニの人生において劇的さでやや劣るこの時期を扱うことが物足りなく感じられ、時代遅れでやや的外れな印象につながってしまうのも仕方ない気がする。
2時間程度の映画の尺で、芸術家の創作の秘密や、画家仲間との交流や互いの影響、ミューズとの関わりなどを丁寧に描こうとしても限界がある。モディリアーニと同時代にモンパルナス界隈で交流しながら創作に励んだ画家たちはエコール・ド・パリ(=パリ派)と総称され、「モディリアーニ!」に登場するユトリロとスーティンも含まれる。「モディリアーニ 真実の愛」にはピカソやユトリロらも登場していた。ほかにもローランサン、藤田嗣治、シャガールなど、美術に詳しくない人でも名前ぐらいは聞いたことがある巨匠らが、同じ時代にパリの同じ場所に集まってきて、互いに刺激し合いながらそれぞれの作風を確立していった。これほどの著名人たちがわんさか登場し、それぞれの創作活動と交流の様子を描く群像劇なら、映画よりもドラマシリーズのフォーマットのほうがきっと向くだろうし、ネットフリックスかアマプラあたりで作ってくれたらぜひとも観たいものだ。
評価が難しい。。。
ユダヤ系イタリア人のフランスでの活躍?苦悩?奔走?を描くわけだが、実に評価が難しい。
アル・パチーノファンなので観に行ったのだが、最後の10分程度の登場。さすがに老いたが、元気そうで良かった。元々は、彼からデップに話を振ったのが映画化のきっかけらしい。
芸術家を描いた作品だが、過度な性描写もなく、ジョニー・デップらしいシニカルなユーモアもある。主人公モディリアーニの売れないことへの苦悩、持病や戦争への恐怖や嫌悪を上手く描いている。音楽の選定や使い方、映像の魅せ方、まとめ方は良い思う。
しかし、何回も観たいか、と言われるとそうでもない…さりとてつまらないわけでもない。
なんだろう、こういう感じは久々。誰にも勧めないけど、観て後悔はない。
最近、近所のシネコンがつぶれて、近場の単館で観たんだけど、100円多く払う、応援チケットで観た。やはり映画館がなくなるのは寂しいし、少しでも応援したい。
それに、こういう映画こそ映画館で観ないとちゃんと観ないのかも。サブスクでは途中でやめたり、スマホ弄ったりしちゃうしな。
そういう意味でも映画館はいいよ。どんな映画でも最後まで映画だけ観ることができるから。
最初は良かったんだけどな
2026年劇場鑑賞26本目。
エンドロール後映像無し。
本当はこの前にパンダプラン観る予定だったのですが、雪かきしてたら始まってしまって観られませんでした(泣)
最初こそジャッキー映画みたいなカメラワークや、無声映画みたいな演出があって、監督のデップも色々遊んでんなぁとワクワクしましたが、だんだんモディリアーニの売れずに延々くさってる所がしんどくなってきます。出てくる人達はそれぞれにwikiでページを持っているような有名人ばかりでしたが、そんなことは知らなかったのでそこもささらず。ちなみに映画の後生涯で唯一の個展を開きますが、そこで警察を巻き込む騒動になったと書いてありました。いやそこ映画で観たかったな!
途中飽きてしまったが…普段美術館で絵やテキストの説明を通してしか知...
途中飽きてしまったが…普段美術館で絵やテキストの説明を通してしか知らない画家の人生や他の画家との関わりを映画を通して知れたのはよかった。あと、100年以上前の当時のパリの様子が全然今と変わらないところが多いんだなと、感心した。
遠くで戦火が鳴っている
モディリアーニがなんだったか思い出せない。
えっとなんだっけ、モリアーティとか、ほれほれ、ヴォルデモートとかとすぐにごっちゃになる。三人とも名前知ってるだけで自分は疎いので余計に訳わからん。すごいな老化。
そんな状態でなぜか映画を選び、はじまる6分前にイタリアの画家と検索で知ってあああ~な次第でした。
1916年のパリ。芸術家なのにいきなりレストランで大暴れ、手指をケガしながら逃亡するモディリアーニ。貧しく、才能を認められておらず、ジャンキーで酒浸りで気がふれそうでいて結核病みであることも分かってくるが、それでも画家と仕事の仲間に恋人もいる。
なにかってえとペストドクター然した幻影を見るし、いきなり時空が飛んで一人で立ってたりするし、精神的な不安定さを映像でみせつける中盤は、自分も寝落ちしていた。起きたら主人公も落ち着きを取り戻して、お互いにドラマ復帰した感じだったと思うのでこのレビューを書いてますw
終盤、画商兼?コレクターのアメリカ人ガニャ(アル・パチーノ)との丁々発止の商談が失敗に終わり、いたく傷つき絶望して帰宅したモディリアーニは、その後恋人とも別れ話を発動し家中の作品群を窓の外へ放り出し破壊する。画家仲間の説得で何とか朝を迎え、あいさつに戻った恋人と少し話して終わる。
劇中、遠くで燃えている戦火が夜はよく見える。音は聞こえない感じで、多分勝ちいくさの弛緩した雰囲気にパリは浸っているのだろう、戦争の話題はあまり映画ではでてこない。悲愴な傷痍軍人たちは、町に溢れていたが。数年先にはスペイン風邪の流行や政治家ヒトラーの台頭が始まる、パリが変貌していく前のエアーな時間。
映画化はアル・パチーノが薦めたらしいが、いろんな注文も入れたのかジョニー・デップがそうしたか知らんが、映画人だったらやっときたい時代でしょうね。しかし二人の関係が素晴らしくて火吹きそうです。
おさらいするとモディリアーニはあの後、多くの傑作を作ったがやはり数年で結核で早逝したようだ。年譜を見ると1916年作品も何点かある。ガニャが毟りとった中のやつか、どこ行ったんやの作品か、燃え残りのやつなのか、勉強してみたい気持ちにもなったなあ。
ジョニデ監督をどうしても意識してしまった
意外と退屈
ジョニデらしい
かなりマニアックである。
君は名誉を欲しがるだろうが、俺はそんなものなんてクソクラエだ
モディリアーニと云う作家の人生を描くでもなく、作品への込めた想いを表すでもなく、数日間を触る程度になぞっただけのモノだった。
だが、音楽や掛け合い、描写にセンスが垣間見られてて、最初から最後まで飽きずに釘付けたった!
酷評も多数見たが、自分に合ってただけかもしれないが、良い映画に出逢えた!
前半、ともすれば反戦色を濃く感じたのでその方向かと思いきや、現在に受け継がれてる芸術の価値観へと進む……。
嬉しくもというか…哀しくもというか…、貸し切り上映だった……やはり、良い作品だっただけになんか悔しい……。
決して、和やかでもなくまったりもしないし、嬉しい氣分にもならない、真逆な感情の方が濃いが、それでも好きな雰囲氣な作品。
きっと、複数回見返すと思う。
そういう事ならジェフ・ベックの音楽を使って欲しかったかも
J.デップ監督よ❗️着眼点はいいが?
予告編を観て気になり観たが、可もなく不可もない作品だった。ラストは◎だが、前半はコメディなのかドラマなのか曖昧、後半は映画らしくなってきた。もう少し一貫性があってもいいのでは。J.デップ監督が芸術家モディリアーニに目をつけるのはいい。着眼点はある。しかし、作品そのものはコメディなのかドラマなのか曖昧さが目立つ。
ジョニー・デップ監督の創作意欲が空回りした残念作
ジョニー・デップの30年ぶりの監督作。アル・パチーノに勧められて監督をしたらしいのですが、ブランクが長過ぎたのか、演出の勘所がうまく掴めていない感じでした。
各シーケンスが冗長で、時々奇をてらうようなシーンが入るのですが、残念ながら効果を生んでいたとは言いにくい。また、汚い描写がやたら多く、(当時の芸術家はこんな感じだったのかも知れませんが)観ていて気分が上がっていきません。
アル・パチーノの出演シーンはさすがに場が引き締まりましたが、デップファン以外にはちょっとおすすめしにくい作品です。
あとモディリアーニというと、私的にはやっぱりジェラール・フィリップなのです。スカマルッチョはちょっと濃過ぎて...
オエっ!
最初と最後はよい映画。中盤は意味不明。
死んだ魚のような目の女の絵でおなじみ(ボクじゃない。映画の中で言ってました)、画家、彫刻家のモディリアーニの映画。なんでかジョニー・デップ監督。
冒頭のレストランでの乱闘では、パイレーツが来たかと思うほどワクワクするいいシーンが撮れてた。流れで3バカトリオのコメディ、彼女ベアトリスの登場くらいは、いま傑作を観てるかも?とワクワクする映画体験だった(過去完了形)
残念ながら、カラスのお面つけた亡霊や、子供時代のママの描写あたりから、イメージビデオみたくなって理解ができず置いていかれた。
後半は、まだ認められない天才の苦悩もわかったし、3バカトリオとベアトリス(別れ)が復活しておもしろくなった。トム・ウエイツの「MIDTOWN」でパリをさまようモディリアーニ。なんで?と思うけどカッコよく撮れてた。
つまりは、最初と最後はよかったが、間がわけわかめ。
んでラスト、ジェフ・ベックに捧げるって、なんで???友だちだったのかな?
芸術の価値
イタリア人の画家アメデオ・モディリアーニの波乱の3日間の話。
1916年パリのレストランでの一悶着から始まり、画商から興味を持ってくれているコレクターと2日間後に会えると聞かされて始まって行く。
なんだかぶっ飛んた虫好きの男と出征するという男と3人で、金がねぇ~な流れたけれど、これが画家仲間ですね。
まあそもそも自分は主人公も知らない人だけれど。
特に何を想像していたということもないけれど、こういう作品にしては意外にもドタバタなコメディっぽい要素が結構あって、そんな中でも荒ぶっているのか憤っているのか、はたまた哀しいのかという主人公の機微が描かれていてなかなか面白かった。
エンドロールでモディリアーニが描いたと思しき登場人物の画が流れ、あれ?このタッチ見たことあるような…とはなったけれど、芸術的感覚を持ち合わせていない自分からしたら、価値が全然理解出来なかった。
持つべきものは友
ジョニデやるやん!
全25件中、1~20件目を表示
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