マライコッタイ・ヴァーリバンのレビュー・感想・評価
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ザナドゥ
超小規模公開のインド映画、ジャッリカットゥの監督の作品という事で鑑賞。
特典はポストカードでした。
いつものインド映画とは違い、かなりスローテンポで話を進めていき、ジャッリカットゥで感じた謎の暴れ具合も今作では鳴りを顰めており、結果的にあんまりな作品になってしまっていたなと思いました。
序盤から中盤にかけての展開が遅く、そのせいでウトウトもしてしまったり。
強そうな男がグングン前へ向かっていくという感じの主人公強い映画だったら楽しめたのかなーとは思いましたが、丁寧に踊ったり、丁寧に恋をしたりと、やる事が丁寧すぎて跳ねないのが残念でした。
後半ではNTRな展開ではっちゃけったり、苦しんだりする絵面が続くのでそこは結構良かったかなと思いました。
そりゃ感情もぐちゃぐちゃになってしまうよと。
ちょっとずつ頭のネジが外れてはっちゃけちゃうのもまた一興。
全体的な背景やアートチックな映像は美しく、それを魅入る分には結構良かったんですが、アクションのスローモーションがあまりカッコよくなく、映像の差の緩急が激しかったです。
全部放り投げての続編にいくインド映画あるあるを今作もやっていたんですが、続編は制作されないっぽいらしく、不透明ならとりあえず1本で完結させて欲しかったよ…と思いました。
馬鹿でかい巨人とか気になるやん…面白くなりそうだったのになぁ…ってなりました。
でも本国ではこれはヒットしなさそうですし、日本でもウケはあまり良くないはず、狙うターゲット層が流石に分からなさすぎるなと思いました。
鑑賞日 1/27
鑑賞時間 14:00〜16:40
ラル様初体験
全くノーマークだった本作、自分のインド映画の師匠のお友達が会う予定の前に観に行くというからご一緒することに。
マラヤーラム語の映画ってあんまり観たことないけどココまでのところ決して相性がいいとは言えない。だから今回もどぉかなー、と不安だったけど良かった点と懸念してた通りの点とでプラマイゼロかな。
とにかく時間の流れ方が過去に観たマラヤーラム語映画らしくゆっくり。おかげでついつい寝落ちそうになってしまい、何度コクッとしてしまったかわからない。でもハッと気が付いても結局あまりストーリーが進んでいないのでついてはいけるw
主人公のおっちゃん(=マラヤーラム語映画界の大スターらしい)は決して強いわけではなく、とにかく怪力ですべてを片付ける。でもその素朴な感じがいい。“可愛いおぢさんの代名詞”と師匠が言ってたのに納得。超絶キュートなくまさんオヂだった。また、全体を通して落下の王国のようなアート感が強く、ビジュアルは見ていて飽きない。いつまでも観ていたい美しさ。
作品そのものは“正にこれから!”というところで終わってしまうが、他の人のレビューで続編制作がされないこと決まったという文字を見て非常に残念ではあるものの、万に一つ続きが作られるのであれば絶対に観たいやつー!!
記憶のため👇️《公式サイトIntroductionより抜粋》
インド・ケーララ州の鬼才リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督。『ジャッリカットゥ 牛の怒り』で人間の狂気を描き、日本でも強烈な印象を残した彼が、マラヤーラム映画界の至宝モーハンラールと初めてタッグを組んだ壮大な話題作が『マライコッタイ・ヴァーリバン』である。
タイトルの「マライコッタイ・ヴァーリバン」とは、「山の砦の若者」を意味する言葉。その名の通り、山と砂漠、そして神話が交錯するような荒涼とした世界を舞台に、英雄的でありながらも人間的な矛盾を抱えた男の遍歴が描かれる。リジョー監督が得意とする寓話的な筆致と、独自のリズムを持つ映像表現が融合し、観る者を現実と幻想のあわいへと誘う。
彼は“魔術的リアリズムの第一人者”と称され、作品にはハリウッドの『ワイルド・ワイルド・ウエスト』から黒澤明の時代劇、インドの古典コミック「アマル・チットラ・カター」、さらにケーララの伝説的剣豪を讃える民謡群「ヴァダッカン・パットゥガル」まで、数多の文化的引用が散りばめられている。
幻想と民俗、アクションと詩情、芸術性と娯楽性を自在に行き来するリジョー監督ならではの映像世界。『マライコッタイ・ヴァーリバン』は、南インド映画が到達した新たな美と力の境地を提示する、唯一無二のシネマ体験である。
雄大なアート系叙事詩
初マラヤーラム語映画鑑賞。
主人公マライコッタイ・ヴァーリバンの武勇伝を描いた一大叙事詩。アート性が高く、色彩豊かなシーンや目を引く演出など、映像面で結構凝ってる印象です。
特にスローモーションを多用したシーンが多く、作品そのものの雄大さを物語っているようでした。ただ、あまりにもゆったりとし過ぎて、牧歌的な雰囲気が漂い、結構エグいシーンとかあったのですがイマイチ緊張感が伝わって来ず…。打楽器を中心としたBGMもその雰囲気に拍車をかけていたかと。
ストーリーもゆったりと進んでいくので、若干冗長に感じてしまいました。とはいえ、後半は見どころも多く、終盤の展開には驚かされました。
テルグ語タミル語ヒンディー語の作品は観ているのですが、これは初めて体験する作風。地域性なのでしょうか?他のマラヤーラム語作品はどうなのか気になるところです。
因みに本作、映画ドットコムによると、全国でもたった2館(渋谷、京都)のみの上映だそうで。微妙な評価しといてなんですが、さすがに少なすぎだろ!
再びインド代表の新たな超人ヒーローが世界へ
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