放課後の転校生

劇場公開日:2025年12月13日

放課後の転校生

解説・あらすじ

「みえない汚染」「動物愛護法」など社会的テーマのドキュメンタリーを手がける一方で、「佇むモンスター」などシュールな劇映画も発表してきた北田直俊監督が、旧ソ連の実験的かつ寓話的な児童映画にオマージュをささげて描いた異形の児童映画ホラー。白黒とカラーを織り交ぜた映像表現で、前半は穏やかな児童映画の趣を漂わせながらも、物語が進むにつれて次第にホラー色を強めていく。

小学6年生の心羽のクラスに、ある日ひとりの少女が転校してくる。無表情で、どこか奇妙な雰囲気をまとった彼女は、教室の空気を一瞬で凍り付かせた。誰も彼女に近づこうとせず、まるで“見てはいけないもの”のように扱われる中、心羽だけが彼女に興味を抱き、次第に言葉を交わすようになる。ある日、2人は町外れの廃墟へ探検に出かけるが、転校生が足を滑らせて転落死してしまう。恐怖と混乱の中、心羽はその場から逃げ出すが、翌朝登校すると、クラスの誰もが転校生の存在を覚えておらず、「そんな子、最初からいなかった」と口をそろえるのだった。

心羽役は、北田監督の前作「佇むモンスター」にも出演した、撮影当時小学6年生の愛凜(AIRI)。謎の転校生を、子役タレントとして活躍してきた山下かんなが演じた。

2025年製作/75分/G/日本
劇場公開日:2025年12月13日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
北田直俊
脚本
アーサー・ナンス
北田直俊
撮影
白石みち
助監督
工藤修司
牧野夏紀
谷山葉子
制作
原誠緒
特殊メイク
山田結香
ヘアメイク
和田育美
スペシャルサンクス
杉本末男
ポスターデザイン
稲田志野
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