落語家の業

劇場公開日:2025年12月13日

落語家の業

解説・あらすじ

落語家・快楽亭ブラックの生き様を描いたドキュメンタリー。

落語界のカリスマ・立川談志の弟子であり、彼が残した名言「落語とは、人間の業の肯定である」を体現するかのような破滅的な生活と過激な落語で知られる快楽亭ブラック。メディアへの露出は限定的でありながら、長年にわたり根強い人気を集めてきた。コンプライアンスが厳しい現代、もはや二度と現れないかもしれない芸人らしい芸人であり、すべての出来事を笑い飛ばすその了見は、息苦しい現代を生きる術でもある。1952年に米軍兵士と日本人女性との間に生まれたブラックは、差別から逃れるため、幼少期から多くの時間を映画館の闇の中で過ごした。69年に立川談志に入門するが、師匠のお金を競馬に使ったことが発覚して破門される。79年に談志門下に戻り、92年に二代目・快楽亭ブラックを襲名し真打昇進するも、2005年に借金2000万円が発覚して落語立川流を自主退会。その後も過激な落語で人気を集める一方、歌舞伎や日本映画への造詣から、評論家・脚本家としても活動している。

映画祭の主宰や映画館の運営を経て映画制作を行う榎園喬介が監督を務めた。活動弁士の坂本頼光が語りを担当。

2025年製作/95分/G/日本
配給:bluebird siblings
劇場公開日:2025年12月13日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

4.0 前代未聞、タブーなき全身落語家。

2025年12月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
スー(ジェーンじゃない方)

3.0 ウマ年の年賀状😎

2025年12月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

快楽亭ブラック師匠
なんと、二代目。
初代がいたことはあとあと知ることに。

このドキュメンタリー映画は
ブラック師匠のどんな状況もネタにしてしまおうとする強欲な芸人の性(サガ)を紹介したものである。
落語協会から脱退した立川流で、なおかつ談志に破門され、フリーとなり、軒並み普通の演芸場は出禁。しかし、タダの破天荒な破滅型の芸人ではない。

2004年には横浜にぎわい座で高座を何回か鑑賞。
とにかく、声がデカい。
古典も抜群にうまい。
そうしたら、
2005年10月にはTBSラジオ収録中に急性大動脈解離発症。
天罰?
助かってよかったものの、
アシスタントだった小林麻耶に膝枕で介抱してもらっただの、麻耶ちゃんのお尻のような白い桃の缶詰をお見舞いにもらう約束がまだ果たされていないなど、厨二並みのくすぐり。
転んでもただでは起きぬ。
大病のお陰で、日活ロマンポルノ女優との間の第一子のももと17年ぶりの再会と相成り、孫の顔も見れた。
2006年に発行された放送禁止落語大全の2巻は我が家の家宝である。
その後、お江戸日本橋亭にも何回か通って、手渡し販売の禁演アングラ落語CDを何枚か購入。
なんといってもイメクラ五人廻しは名作中の名作。
2014年の大須演芸場の席亭の家賃滞納による差し押さえ強制執行がトリの演目中に行われ、前もって、執行官が入ってきたら、待ってましたと拍手で迎えようと客と申し合わせるところなんかは悪ノリ根性全開である。撮影は鈴々舎馬るこ。
2020年には最後の弟子ブラ坊が元カノのアソコがガバ〇バだったと洩らしたのを高座のネタにしたことから、元カノから名誉棄損罪で訴えられ、裁判で30万の慰謝料支払いが確定した。
しかし、2021年有馬記念でなけなしの30万を単賞エフフォーリア(2.1倍)につぎ込んで、翌日見事的中させたというかなり負けず嫌いな一面も。
来年のウマ年の年賀状にするつもりで、トークショーのあとに師とのツーショットを撮ってもらった😎
ありがとう。
Tシャツも買いましたよ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
カールⅢ世

5.0 これも「業」なのか!?

2025年12月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 タイトルにある「業」。キャッチコピーのひとつ「コンプライアンスの超越者」。快楽亭ブラックとは、どんな悪党なんだ!?と思っていたが、その実態は…「無邪気な表現者」だった。
 恐らく、本人が「無邪気」な分、周りの人々に色々な「皺寄せ」が押し寄せるのではないか。映画中に登場した元弟子も、最後にトークで登場した佐平次師匠も吉幸師匠も「皺寄せ」を間近で味わったからこそ、「距離が出来て」よかったと仰るのではないか。
ある意味、ここまで「無邪気」であること自体が「業」といえるのではないか。同じ建物の別のフロアで聞いたブラック師匠による古典落語は、シンプルながら工夫があり、面白かった。今度は、「無邪気」さ、丸出しのドぎつい落語も聞いてみたい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
MASA

5.0 感動しました

2025年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

期待以上でした。
ブラックさんの人柄がよくわかり
芸人道を突き進んでいる様子と
とても人間味ある方なんだなぁと。
まさに、ドキュメント^_^
満喫しました!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Billy