「マグノリアを2025年に」アフター・ザ・ハント あしたさんの映画レビュー(感想・評価)
マグノリアを2025年に
現代を背景に、自己保身や先入観や正しい姿や、それらの紛れもない醜さが的確に刻み込まれている、正気では絶対に観れない映画でした。
資本主義民主主義のありたい姿とはなんて醜いのだろうと、そんなことこんなに早く表現しないでくれよと思う感度と露光が敏感すぎてもうお酒でも飲まなきゃ見てらんないよ!とお酒が進む(登場人物たちもどんどん飲んでいましたね!)作品でもありました。
チャレンジャーズのあの露悪な楽しさをこんなに嫌な映画にしてくれてありがとうですね。
登場人物が嘘を言ったときに、嘘を言っているかもしれない、と観客に思わせる演出は本当に力のある監督がするととんでもない緊張感がある映画になると思いました。
最後のシーン、『カット!』の意味、これ、お前のお前たちの私たちのことだよ?っていう被虐性もいいですね。
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