ただいまって言える場所のレビュー・感想・評価
全14件を表示
「おかえり」「ただいま」
自分には多分合わないと思いスルーするつもりでしたが、朝一のAI裁判の後同じスクリーンで本作の上映があり急遽鑑賞
イジメ、引きこもり、教師と生徒、親子の関係など難しいテーマ
ただ、主人公の過去のイジメのシーン以外悪い人は出てきません
個人的には過去のシーンも気分悪くなるのでいらないかと🙇♂️
えりこ先生と千花さんの抱える傷は簡単には克服できないのだろうけど、ラストは少しコミカルに前向きに描いています
2人はボーイズラブで知らずに繋がりラストもそれ?って感じではあります😆
まだ気付いてなかったのか🙄
ユーモアも交えて淡々と話が進みますが、中盤の「先生のせい」エピソードはいらないかと(自分の好みの問題です)
座っているだけの校長先生は「たまには愚痴も」みたいな発言でいいとこ取り
そして「おかえり」「ただいま」で気分良く席を立ちました
(オマケ)
「おかえり、ただいま」で思い出した作品があります
◎2020年迫田公介監督「君がいる、いた、そんな時。」
2人の小学生と学校の図書館司書の女性の3人の物語
3人とも大きな問題を抱えています(本作の2人と同じ?ような)
ある事件のため司書は学校に来なくなります
2人の小学生は彼女を元気付けるため事件を起こします
そこで本作同様校長先生がいいとこ取り
ラスト図書館にて2人の「おかえりなさい」と司書の「ただいま」で終わります
こちらも3人の問題は解決していないけど希望があります
ただいまって言える場所
少しだけ現実逃避。
原因不明で不登校中の中学生・月岡千花と、実家暮しで自立出来ない同校の教師・朝井えりこ先生の話。
自宅に帰れば先生から1人の女子に戻るエリコ、“心のオアシスはBL漫画”そんな溜まりきった漫画をなくなくオークションに出品したことで買い手の“チー”と知り合い意気投合、サイト内でのメッセージでやり取りが始まるが…。
ちゃんと漫画を解ってる人に買ってもらい共感し合える友人となったチーと、学校には行けず好きな漫画と作者のことをサイトを通して話せるようなった友人で少し心の拠り所的な存在エリーってところでしょうか。
そんな2人の関係性は良く、でも同じクラス先生と生徒とは解っておらず…、観てるこっちは早くリアルで繋がれば千花は楽になるじゃんなんて考えながら観てるものの。
千花の一言で親が動き教員生活を送るのが怪しくなり、親を通じてやってしまった事を知り状況悪化の千花となるけれど。
なんだか色々ともどかしいし、冷静で少し冷めてる様にも見える教頭の言う事も解るし、エリコの言う事も解るしで…そんな話が平行線のなか寄り添ってくれる校長の言葉がいい。
立場上、生徒の前では使えないスマホ、隠れてはトイレでするやり取りにニヤニヤしてるエリコの姿に笑える!迎えた言葉「おかえり」って、サラっと何も無かったかの様に元の場所に戻れる言葉でよかった。
山椒魚は...
鈴木愛理さんといえば、ゴルフ好きの間では有名なプロゴルファー鈴木亨さんの娘さんで、つんくのハロプロで活躍し今はソロ歌手のほか、様々な活動も行っている。今回は映画主演ということで観に行った。
井伏鱒二の「山椒魚」をもとにしている。私も小学校の教科書にも載ってて読んだ記憶がある。というか、小学校以来井伏鱒二が気に入ってかなり著書を読んだ。
子供部屋おばさんの高校教師えりこ(演:鈴木愛理)と、なぜか学校に行けなくなった元優等生(えりこ受持クラス)のちか(演:川口真奈)。
お互いの素性は知らないまま、SNSでつながり、「親友」になっていく。
不登校になった娘が心配で、学校にかみつく両親。
一方えりこも過去にいじめられた記憶とかが蘇り、学校に行けなくなる。
しかし、見返りを求めずただそばにいればいいんだと
みんなが気づき、「ただいま」と帰っていく。
信じて待つことの大切さを言いたい作品だった。
鈴木愛理さんは今NHKのEテレで「クラシックTV」を何年も清塚さんとやっていて、今作品ではエンディングテーマも歌っていたが、そのピアニストは清塚さんでいい関係で番組をやっているんだなと思った。
清塚さんも超スパルタンな母親の教育で「ひどい目」に遭っているのに、
だからこそ、この曲のピアノも弾く気になったのかも
とふと思った。
【”井の中の蛙大海を知らず、されど青き空を知る。”今作は心優しい二人の”山椒魚”である女子教師と優等生女子高生が深い悩みを抱えつつラインで交流する中で、殻を破る姿を描いたヒューマンドラマである。】
<Caution!やや内容に触れています。>
ー 映画は娯楽であるが、偶に今作のようにムネアツで且つ知らなかった事を教えてくれることもある。
今作で知ったのは、”HSP”と言う気質を持った人の事である。
生まれつき感受性が非常に高く、繊細な気質を持つが故に、今作の女子高生のように他人に気を使い過ぎて疲れてしまい、学校や会社に行けなくなる人を定義する言葉だそうである。全く知らなかった・・。
私は10年前位まで、会社に来れなくなった人を、内心”メンタルが弱い人なんだな。”と思っていたが、別の要素もある人が居る事を初めて知ったのである。深く反省する。
今作では、冒頭に苛めのシーンが意図的に暈して描かれる。私はこのシーンを女子高生の事だと思いつつ観たのだが、これが違ったのだなあ。
毎日頑張って学校に歩いて行くえりこ先生は、途中で電信柱の数を数えながら歩いているのである。もしかしたら・・、と思ったのだがその通りであったよ。
映画としては、脇を固める女子高生のお母さんを演じた伊藤歩さん、山中崇さん、えりこ先生を見守って来た母を演じた大塚寧々さんが確かなる演技で、若き二人を支えている点が良い。女子高生の両親は彼女を心配するあまり、逆に彼女に負担を掛けてしまうが、えりこ先生の母は、ユーモアある達筆な筆でのメッセージで娘を優しく見守るのである。この対比も良いのである。
で、思ったのである。頑張り過ぎてはいけない、時には休めば良い、場合によっては転校や転職をしても良いのかもしれないという事を。
可なりパワハラ的な教頭先生を演じた尾美としのりさんも良いのである。こういう人がいないとね。脇がベテラン実力派俳優が固めていると、作品が締まるのである。
女子高生と、えりこ先生とのBL漫画を切っ掛けにしたラインでの、お互いを知らないまま遣り取りする構成も良かったな。
■山椒魚:井伏鱒二の代表的短編である。成長しすぎて、住処の岩屋から出られなくなった山椒魚の悲嘆をユーモラスに描いている。勿論、女子高生とえりこ先生を暗喩しているのである。
<今作は心優しい二人の”山椒魚”である女子教師と優等生女子高生が交流中、殻を破る姿を描いたヒューマンドラマである。
鑑賞後、新作映画を公開直後に観るのはリスキーだけれど、今作のような作品と出会えるから映画館通いは止められないんだよな、と思った作品でもある。>
予告編から想像したよりもはるかに繊細な物語でした
誰しも心に不安を抱えて生きていると思う。そういったことで悩んでいる...
財布がサハラ砂漠だ
井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る
親元を離れられない教師と不登校の生徒の絆を描いたヒューマンドラマで鈴木愛理が初主演を務めた作品ということで楽しみに鑑賞しました。子ども部屋おばさんのような教師役は鈴木愛理にピッタリの印象で彼女の世界観にグイグイ引き込まれました。
「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」のセリフも今回の二人の心境を上手く表現している言葉で感動しました。
2026-8
とても良い作品
良かった😀
いじめ
子供部屋のまま大人になった人
なんとなく不登校やひきこもる人
そういった題材をうまく描けていた
現実はそんなにすっとはいかないのだろうが
ただいまって言える場所は必要やし、その場所があるだけでだいぶ違う
大塚寧々さんが演じたお母さんと娘への手紙も良かった😀
酒井敏也さん演じる校長が最後に存在感を発揮😀
心に積もる痛みと、そっと並ぶ優しさ
外の世界から距離を取ることで自分を守ろうとし、
気づいたときには、そこから出られなくなってしまう。
本作は、多くの人が国語の授業で触れる井伏鱒二の『山椒魚』を、現代にそっと置き直したような、静かな物語だと感じた。
人の痛みは、その人にしかわからない。
当たり前で、それでいて見落とされがちな事実を、
この映画は押しつけることなく静かに肯定している。
教師であるえりこと、少女の千花。
観る人の性格や価値観によっては、理解しづらい感情や言動もあるかもしれない。
そして作中の彼女たち自身もまた、立ち止まり、自分でもうまく言葉にできない感情を抱えているように見える。
「ただいま」「おかえり」という言葉は、トラブルや不満を解消する魔法ではない。
けれど、いつでも戻ってきてもいいと思える居場所があるだけで、人は少しだけ息ができる。
そんなお守りのような力を持った言葉だと、改めて思わされた。
派手な映画ではない。
それでも、えりこの母の静かな優しさや、
えりこ自身の不器用な思いやり、
千花の両親の必死な愛情や、千花の小さな勇気が、
観終わったあとも余韻として残り続ける。
静かだが、確かな感触を持った作品だった。
全14件を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。







