私はネヴェンカ
解説・あらすじ
2025年・第38回東京国際映画祭「ウィメンズ・エンパワーメント」部門上映作品。
2024年製作/117分/スペイン・イタリア合作
原題または英題:Soy Nevenka
スタッフ・キャスト
- 監督
- イシアル・ボジャイン
- 製作
- フアン・モレノ
- コルド・スアスア
- ギレルモ・センペレ
- 脚本
- イシアル・ボジャイン
- イサ・カンポ
- 撮影
- グリス・ホルダーナ
- 編集
- ナチョ・ルイス=カピヤス
- 音楽
- シャビ・フォント
2025年・第38回東京国際映画祭「ウィメンズ・エンパワーメント」部門上映作品。
2024年製作/117分/スペイン・イタリア合作
原題または英題:Soy Nevenka
2001年、スペインで初めてセクシュアル・ハラスメントで実刑を受けた市長、そして彼を訴えた女性ネヴェンカの実話を映画化。
能力を買われて市議会議員になった女性ネヴェンカ。当初は抜擢してくれた市長への憧憬もあったのだろう。だから最初に求められてつい応じてしまった。しかし市長はどんどんと彼女に詰め寄っていき、ついには職務に支障をきたすまでになり、次第に化粧っ気もなくなりやつれ、精神的にも追い詰められていく過程が怖い。ネヴェンカ役の女優さんは、撮影時はセラピーを受けて、ハラスメント被害者の演技を持ち帰らないようにしていたとか。
地位を利用して部下を恫喝し、怒気を荒らげるパワーハラスメントまで持ち合わせているという市長は、さしづめハラスメント対策ビデオに登場する典型例。そんな男とついに法廷で争う事にしたネヴェンカの“武器”は、女性として、もっといえば人間として持ちうるものだった。
本作のケースとは少々異なるが、おそらく多くの人が伊藤詩織監督の『Black Box Diaries』を連想したと思う。色々込み入った事情で日本では観られないのが残念だが、本作も日本で一般公開されるかは現時点(25年11月)で未定。裁判以降のネヴェンカの後日談が何とも言いようがないので、もし伊藤監督が本作を観ていたら感想を聞いてみたいところ。