セフレの品格(プライド) 慟哭のレビュー・感想・評価
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ここいちばんの恋
前2部作から2年ぶりの新作で今作も2部作でたっぷり観せてくれるつくりでした。
前作から変わらずラブラブしてるセフレの抄子と一樹がそれはそれはベロベロッチュチュしていますが、婚約をきっかけにより距離が近づいていく中で、2人の元夫・元嫁が忍び寄ってくるという中々にミステリアスな展開になっていくので、前作とはジャンルがガラッと変わるのもこのシリーズの面白いところだなと思いました。
相変わらず抄子の娘の男を見る目が無さすぎて、また土壺にハマりそうなところをなんとか救出して親子の仲を修復するまでの流れがスピーディーでとても良かったです。
クラムチャウダーでニコニコするのも可愛らしいですし、2人でカラオケで熱唱するのも良かったです。
一樹は一樹で血の繋がらない息子と再会して高校の入学金を援助したり、一緒にラーメンを食べたり、キャッチボールをしたりで仲を深めていくのもスピーディーで良いですね。
そんな幸せ模様を横目に抄子の元夫の浩がやってきて復縁を望むもののすっぱり断られ、しかも同情の余地が無いくらいのクソ野郎ですが、そんなのお構いなしに復縁を復讐に変えて迫ってくるので松本利夫さんの怪演が光りまくっていました。
ガソリンを大量準備して、睡眠薬も盛ってみて、とにかく計画的に物事を進める行動力が今作にエッジを効かせていたなと思いました。
一樹の元嫁はシンプルにダメ親で、ネグレクトに近い様子で、それなのに子供がいなくなる事には恐怖を覚えるヤバ目な人で、酒に溺れまくってはゲロを吐きまくる等々だらしないですが、そんな残されたもの同士が結託したらそりゃあ怖いもんで、その決意が殺意へと変貌していくんですから末恐ろしいです。
2人で酒に溺れ、街を駆け抜け、ラブホで計画を立て、そしてオティンティン不全だった浩のオティンティンが思わず勃ってしまって事に突入していく流れはラストに向かっていくようで凄まじかったです。
そんな中で計画を立てていざ向かうという流れで浩が元嫁を置き去りにして抄子と一樹の元へ車を走らせる展開はどこか情が生まれてしまったのかなと思ってしまいました。
焼身○殺で悶えずに堂々と灰になっていく様は狂気全開でゾクゾクさせられました。
この判断はいささか即決すぎない?とは思いましたが、トラウマを植え付けるにはぴったりの一撃必殺だなとは思いました。
怒涛の展開が終わってからもまだまだ鎮まることはなく、元嫁が記憶喪失になっていたり、抄子と一樹が指輪をそっと置いて謝る展開も次回作への布石だなと思うとワクワクしてきました。
次回作の展開はあらすじを読む限りまだまだ悶着がありそうで終恋ではどうなるのか、乞うご期待。
鑑賞日 12/1
鑑賞時間 19:50〜21:30
「幅が広い」
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