おくびょう鳥が歌うほうへのレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:シアーシャ・ローナン10割
シアーシャ・ローナン久しぶり。
思っていたよりも大きなウェイトを占めていたけれど、依存症は死ぬまで付き合っていかないといけないのだろうから、実際にはまだまだ続くのだろうね。
時系列バラバラなのが、今ひとつ効果を上げていない気がする。まあ、酩酊してるってことかもしれないけど。
シアーシャ・ローナンの色々な表情/演技を観ることに特化したような映画に思えた。最後はまあ…。
原題「THE OUTRUN」の方がよかったけど
素晴らしい映画だった。今年初めての5点満点(といってもまだ1/10だけど(笑))。
スコットランドのオークニー諸島とイギリスのロンドンを舞台とする。
ロンドンでアルコール依存症になってしまった29歳の女性ロナは、オークニー諸島の故郷に戻って再生を目指す。その再生の過程の描き方が素晴らしかった。
私も北海道の野付半島内湾に行って野生アザラシに遭ったことがあるが、そのことを思い出した。アザラシって本当に飼い猫みたいで、呼びかけると反応してくれる。ロナもそんなアザラシに話しかけたことで、再生し、ずっと大きな女性になったような気がする。
お母さんに対する思いも、お母さんの気持ちも立場もしっかりわかって、素敵な抱擁だった。
最後オークニー諸島の自然や伝説だけでなく、ロンドンでのいろいろな経験も含め(否定するのではなく)、まぜこぜになって自分をつくっているんだ、
とまるで指揮者のように、自分が周囲のものと融けあった姿が素敵だった。
なんか、観た自分もすごく元気になった。
最後の所は、NHKでやってた原田マハさん原作のドラマ「まぐだら屋のマリア」みたいだった(知らないだろうな(笑))。
この映画を創ってくださった皆さん、本当に有難うございました。
【アルコール依存症の為に、恋人を失った女性がスコットランド、オークニー諸島の荒涼たる壮大な自然の中で自分を取り戻して行く様を描いた作品であり、シアーシャ・ローナンの多様な演技に魅入られる作品である。】
■英国倫敦の大学院で生物学を学んでいたロナ(シアーシャ・ローナン)は、アルコール依存症により、苦しんでいた。
バーで飲んでは、ハチャメチャな行為を繰り返し、暴力沙汰に巻き込まれ、恋人には愛想を尽かされる。
90日の断酒プログラムに参加した彼女は、故郷であるスコットランド、オークニー諸島の壮大な自然の中で、徐々に自分を取り戻して行くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・片目を腫らしたロナが、診察医から質問を受ける序盤のシーン。彼女は”精神疾患の近親者はいますか?”との問いに、答えられないのである。
そこから、彼女が幼い時に、家で暴れる父の姿がフラッシュバックの如く、映されるのである。アルコール依存症発症率と、近親者が精神疾患を持っているかの相関関係は明らかではないが、今作では、彼女にとって父の存在がアルコール依存の原因の一端として描かれている。
そして現在。父はオークニー諸島のある島で、独り暮らしであるが、ロナとは良好な関係を築いている。マッコウクジラの腸内で生成される龍涎香らしきものを、海岸で見つけ、二人ではしゃぐ姿。
だが、母とは別居しているのである。
・ロナの次々に染め直される髪の色が美しい。
薄青いブルーグレージュ。金髪に近い髪、オレンジ色の髪。どれも、シアーシャ・ローナンの美しさを際立たせている。
この映画の、視覚的アクセントでもあり、荒涼たるスコットランド、オークニー諸島の自然の中で際立っているのである。
・ロナの下に母が、荒天の中、飛行機でやって来るシーンも良い。母に対し、”私が幼かった頃、大変だったでしょ。”と問いかけるロナに対し、(その父が精神を患い、大変だったシーンが映される。)母は、穏やかな顔をして、ロナが住むトレーラーハウスから、大きな波がうねる海を眺めているのである。
・そして、生物学を学んでいたロナは一人で、島の中を歩くのである。声はすれども姿の見えない希少鳥であり、滅多に人の眼に触れない事から”おくびょう鳥”と言われる、ウズラクイナを探して。
そして、ラスト。
そのウズラクイナを、ロナは見つけるのである。
天が、アルコール依存症を克服した褒美を彼女に与えたが如く・・。
<今作は、アルコール依存症の為に恋人を失った女性がスコットランド、オークニー諸島の荒涼たる壮大な自然の中で自分を取り戻して行く様を時系列を行き来しつつ描いた作品であり、シアーシャ・ローナンの多様な演技に魅入られる作品でもある。>
■エンドロールで、プロデューサーとして、シアーシャ・ローナンの名と共に、ジャック・ロウデンの名があった。
暫く映画で観ていないと思ったら、製作サイドになったのかな。同姓同名かなあ。
コレは芸術🎨です。名画座です。でも風景は良かった。悪くないイメージは。
映画観てて一番困るのは 話も言いたいこともよくわからないコトだよねぇ。
その点はこの映画は名作です。間違いない。
ブラピ モーガン・フリーマンの『セブン』で犯人名無しの権兵衛 ケビン・スペイシー
が車中で言ってた
『絶対にお前は見逃すことは無いよ 絶対にな』
を思い出した。
本当に主題は 『絶対に見逃すことは無い』作品なのだった。
①酒🥃中毒②スコットランド・🏴オークニー島の自然の厳しい美しさ
あっ コレ 無料フライヤーの時点で出てるから ホームページも当然
あっ 似てるけど アイルランド🇮🇪では無いからね。すごい似てる。
正直 未だに映画シロウトの俺には アル中関係の 回想とか思想はよくわからなかった。
欧米独特の集会も オシッコうんこ💩話だし
そもそも アルコールも ある限度超えると 味もわからなくなって 酒も美味く無くなるから セーブしろよ💢
と思った。
関係ないけど 俺個人 まさに本日電車で家帰ったら 深夜でもないのに 駅がゲロまみれ マジ腹たった。
アル中っていうのは 間違いなく ゲロ吐いたり オシッコ漏らしたり うんこ💩漏らすのだから
美化はいかんと思う。鼻くそレベルでは済まない。
でもオークニー諸島の雄大な自然は楽しめた。
まあよくわからないのだけれども そのかわり単純ではあるから 気楽に見れます。風景画
しっかし、隣の席の 年上と思われる 高貴なご婦人が たびたびクスクス笑ってた。最後もクスクス🤭。
はぁ😔ハイレベルすぎて 俺にはわからじ。😔えっ どこに笑うポイントがあるの❓
有料パンフ🈶は コンパクトかつ 最優秀パンフ。メジャーMVPレベル。
何しろ 読まなくて良い パンフは 初めてだ。
正直 ライターとか専門家のコラムも 別に読まなくても良いよね とか割り切れる最高作 タイパ最高😀
26-009
ディニンに新カノできてよかったね
センスが刺さる
70点ぐらい。シアーシャ・ローナン
何かを想起する中で、どのような順序なのかは、その人が乗り越えた困難さが関係している
2026.1.10 字幕 MOVIX京都
2024年のイギリス&ドイツ合作の映画(118分、 G)
原作はエミリー・リプトロットの自伝『The Outrun』
アルコール依存から脱却を目指す女性を描いたヒューマンドラマ
監督はノラ・フィングシャイト
脚本はノラ・フィングシャイト&エミリー・リプトロット&デイジー・ルイス
原題は『The Outrun』で、オークニー諸島では「農地の外周部」という意味
物語は、ロンドンでのリハビリを終え、地元のオークニー諸島に戻ってきた元生物学研究者のロナ(シアーシャ・ローナン)が描かれて始まる
彼女は、大学時代にMDMAとアルコールに溺れて以来、周囲に甚大な迷惑を与えてきた女性で、ある暴行事件をきっかけに断酒プログラムに参加することになった
カウンセラーのアマンダ(Naomi Wirthner)は「やり遂げられるのは10人に1人」と言い、ロナは何とかやり切ろうと努力を重ねていく
映画は、オークニー諸島にて父アンドリュー(スティーヴ・ディレイン)の農場を手伝っているロナが描かれ、母アニー(サスキア・リーブス)から「RSPB(英国王立鳥類保護協会)」の職員募集を知らされる様子が描かれる
ロナは当初は環境を変えるつもりはなかったが、弱っていく父の世話をしながら、自分自身の未来を案じて、パパイ島へと向かうことになった
そこには管理人のエレナ(Gillian Dearness)がいて、彼女の兄カルム(Martin Gray)も世話を焼いてくれていた
AA(アルコホーリクス・アノニマス)にも参加し、自身の経験を自助と共助のために使うようになり、絶滅危惧種のウズラクイナ(学名:Crex Crex)の生息地を探していく
島の隅々まで調べながら、現地の農家の人たちの協力を得ていくことになるのだが、なかなかウズラクイナを見つけることはできなかった
そんな中で、ロナは海藻の研究に興味を持ち始め、研究者としての道に戻ろうとする
そして、島を出ようとしたその瞬間に、ウズラクイナと遭遇するのである
映画のタイトルは『The Outrun』というもので、スラング的な意味も含んで、オークニー諸島では「農地の外周部」という意味があると言う
通常の意味としては「追い越す」とか「逃げ切る」と言う意味になるのだが、オークニー諸島の意味だと「開かれた外との境界線」と言う意味にも思える
境界線の中の方が安全なのか、外に出るべきなのか、と言う選択があるように思え、その境界線を作っているものが何なのか、を描いているようにも思えた
断酒プログラムもAAの会も、人々は輪になって話をするのだが、この輪っかと言うものも「外界とを行き来する境界線」のように思える
その中でだけ共有されるものがあり、自身の体験は共助にもなり得るし、誰かの告白に対して「私も」と言うふうに失敗談を和やかな雰囲気に変えていく
ある種の運命共同体のようなものがそこで出来上がるのだが、そのプログラムを終えたからと言って、完全に断酒できるとは限らない
映画の後半にて、カルムが「1日1日の積み重ねだ」と言い、自身の12年を告白する件があるのだが、これらの依存からの脱却というのは、日々を生きるという意味にも繋がっていくのだろう
ロナはRSPBの活動を通じてアルコールのない世界に浸り、そこでまだ見ぬ希少種を探し続けていく
そんな中で過去を回想していくのだが、恋人デイニン(パーパ・エッシードラ)との出会いと別れは鮮烈なものがあり、「I‘m Sorry」とだけ書かれた手紙も切なく思う
支えてきたデイニンも、酒がないと豹変して悪態をつくロナにはついていけず、それらは一夜を越えれば忘られてしまうものだった
その重積というものはデイニンが去る決定機になるのだが、暴行事件後に身元引き取り人として登場した時にロナの覚悟が決まったようにも思えた
自分が悪いと思っていながらも、どうしてそれをやめられないのか
リハビリでの彼女の告白を聞けば、自身の置かれた状況や感情を言葉にすることがいかに大切なことなのかがわかってくる
依存に対しては、新たな依存が必要とも言われるが、いわゆる「没頭できる何か」「使命感を帯びるもの」を得た時に、人はようやく立ち直りの兆しを掴めるのかな、と感じた
いずれにせよ、時系列シャッフル系の物語で、大学時代(MDMA依存、デイニンとの出会いと別れ)、断酒プログラム(ロンドン)などを経て、帰省して父の世話からのRSPB活動へと繋がっていく
さらに8歳の頃の回想も入り混じる内容になっていて、後半では父親が見ていた世界というものが少なからず見えていたように思う
そう言った別人物の視点を自分に重ねることで、世界の見え方も変わってくるのだろう
ラストではウズラクイナが登場し、その歌声を披露するのだが、この鳥があのタイミングで登場するのが本作の面白いところだと思う
何かを探している時には見えず、その視野が広がったときに映り込んでしまうもの
そう言った暗喩がこの鳥にはあって、歌声の方向へ向かうことが示されている道ではないとも言える
それを思うと、何かしらの霧を晴らすことというのは、自身の中で価値観の基準が変わったり、何かに奉仕することに目覚めたりすることでしか変わらないものがある
そして、それが教会に逃げた母親への痛烈な一撃になっているのだが、あの時点では幼い娘と農場を抱えていたことを考えると、それは仕方のないことだった
それに気づいたこともロナの転換点となっていて、母親が訪ねてきたことにも意味があったのだと言えるのではないだろうか
沈黙が痛いほどわかる
決して1人じゃない
おくびょう鳥が歌うほうへ
自分にとっては非常に心に刺さる作品であった。
主演のシアーシャローナンも過去にアルコール依存症を患った経験があるとインタビュー動画で語ってた。
その経験を本作では制作側にも加わり、そして演技でも表現していたのがとてもリアル感がよかった。
自分も過去に患った経験がある。その為過去の過ちのフラッシュバック、苦しくなると頼りたくなる苦しさそんなシーンが非常に上手く描かれていてもどかしい気持ちにさせられる。
もちろんこれは依存症だけではなく色んな心の病などにも当て嵌めながら見る事はできる。
この作品で描かれていたように自然に身を任せて、やりたい事を新しく見つけそれに没頭していくのも数ある克服に向かう手段の一つ。
ただこの作品で1番響くのは苦しんでるのは1人じゃないという事。作品内のロナ然り、シアーシャローナン然り世界には同じく苦しんでる人がたくさんいるという事。そして解決回復はできるという事。過去含め健康な人にはどう映るかは分からないが、少なくとも同じ経験がある者からしたらとても勇気を与えてくれる作品であった。同じく苦しんでる人には是非勧めたくなる作品である。
なぜか目が離せない主人公
指先のワインの味は?
邦題とポスターに牽かれて鑑賞
時系列がわかりにくいのがもったいない
主人公のアルコール依存症の克服や葛藤というのが見せたかったことの一つだと思うんだけど、時系列をいじくったことにより、我慢できずに飲んでしまったのが矯正施設に入る前なのか後なのか、禁酒@日目の前か後かなのかがわかりにくくなってしまっていて、そこわかりづらくしてどうすんだよ!と思ってしまった。殴られた顔を先に見せて印象付けたかった?のか時系列は髪の色で表現していた?のかもしれないけど、ちゃんとどんな状況かわかった状態でシアーシャ・ローナンの演技が見たかった…
『レディ・バード』から『おくびょう鳥が歌うほうへ』羽ばたく
究極にして純粋なヒーリング
アルコール依存症で人間関係も心身も壊れてしまったロナが、故郷スコットランドでリハビリ生活に入り…
本作の監督が前に撮った『システム・クラッシャー』は、コミュニケーション障害の少女が周囲と衝突する様を描いていたが、本作のロナも断酒ができずに周囲を振り回していく。彼女の過去のトラブル経緯と、リハビリ生活をしていく現在の2つのタイムラインを入れ子構造で描く展開は、パッと見は分かりづらいかもしれない。しかしそれを補うのがロナのヘアカラー。色の変化は時間経過の証にして、彼女の心情変化でもある。雄大なスコットランドの自然環境に触れつつ、野鳥の生態を調査するという日常が、まさに究極にして純粋なヒーリングとなる。
これまでも心にトラウマを抱える役どころをこなしてきたシアーシャ・ローナンは、本作でも狂乱と静寂を宿すロナ役を好演。また、私生活のパートナーでもある俳優のジャック・ロウデンとともにプロデューサー業も兼任するなど、ハリウッドメジャーとは距離を置くかのように、ローバジェットでも自分が出たい作品、作りたい作品にこだわる活動が、実に“らしさ”を感じる。
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