劇場公開日 2026年1月9日

ぼくの名前はラワンのレビュー・感想・評価

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4.0聴覚障害者の居る世界

2026年1月8日
PCから投稿

イラクで生まれた少年ラワンは、聴覚障害のため他人と意思疎通がはかれず、いつもひとりぼっち。
そんなラワンを連れ、家族は難民としてイギリスへとたどり着く。
そこで、ラワンはダービー王立ろう学校に入学し、自分と同じような人たちがいることを知り、初めて「言葉(手話)」を手に入れた。
自分の意見を表すことの喜びにあふれたラワンを見て、別人のようだと兄も感嘆。
自分の言葉を紡げるようになり、国外退去処分の危機を乗り越えようと奮闘する姿に、見ている方も「頑張れ!」と心の中で応援。

英国手話言語法(BSL法)を知り、ラワンは自分の意思で行動し始める。
自分や家族が国外退去を命じられる可能性があっても、この法律はろう者にとって必要なものだと信じ、デモに参加する。
デモの場では、彼の前にいる全ての人々は、手話を操っていた。
その姿は、観客に彼の夢見ていた世界が、はっきりと伝わってきた。

少年ラワンのこれからの人生が、力強く豊かなものであることを願うばかり。
皆が優しく少年の成長を願える、良質なドキュメンタリー作品。

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kinako-cat

5.0自身のアイデンティティを確立する

2026年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

第20回難民映画祭 にて鑑賞。

東京国際映画祭 で『 ロストランド 』を観て
デフリンピック東京2025 を観戦したばかりだったので自然と引き寄せられました。

ドキュメンタリーとは思えないイギリスの風景の美しさは、
手話を自分の言語として表現する喜びに満ち溢れていました。

難民としてだけでなく、言語の違いによって家族の中ですら疎外感が生まれることに気づかされます。

文化の違いと言語の違い。

自己のアイデンティティを確立する過程で
理解者がいること、仲間がいることがいかに大切なことか。
逆に、彼に「もっと頑張る」と言わせているのは私たちだと思わずにはいられませんでした。

併せて『みんな、おしゃべり!』も見てほしい。

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NUMAYA