マルドロール 腐敗のレビュー・感想・評価
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熱き憲兵の暴走する正義
取り扱う事件が醜悪すぎて、もう人間のなせるわざとは思えぬほどであるし、
こんな事件を起こすヤツに対して反吐が出そうだ。
直接的な描写もちらっと出てくるので鑑賞される方は気をつけていただきたい。
こういう事件だから、だとするならば主人公の憲兵ポールの熱い正義感、
というより暴走した正義感は理解ができなくもないのだが、
ポールは実はちょっと怖い人物でもある。血の気の多さが半端ない。
それが冒頭に描かれるので、必ずしも彼の正義感を手放して褒められたものではない。
ただ、ラスト40分はもはや復讐というか何がなんでもとっ捕まえてやるというか
殺してやるくらいの勢いだし、実際殺しちゃったりもするので、
もはや正義でもなんでもなく、意地というか、こういう生き方しかできないのだろう。
家族を犠牲にしてまでも、自分の正義に邁進する姿は、やはり怖さを感じる主人公だ。
それにしても、憲兵・警察の腐敗っぷりが半端ない。
90年代のベルギーは本当にこんな感じだったとするならば、
一石を投じた主人公ポールのやったことには意義があったのだろう。
ただ、155分の長尺でなくても良かったんじゃないかと思う。
中盤はちょっとダレてしまったから。
ファブリス・ドゥ・ベルツ監督作は気になっていたので(特に「変態村」、タイトルが秀逸(笑))、
時間を見つけて鑑賞しようと思う。
主人公ポールの行き過ぎた正義感
ベルギーで1990年代に実際にあった事件をベースにした作品。
まず驚いたのは、当時のベルギーの司法関係組織の腐敗ぶり。縄張り争いはあるし、腐敗した人たちが勤務している組織があったということはビックリです。
そういう組織の中で正義感が暴走してしまった主人公のポールは、見ごたえがありました。彼の正義感をまともに導く組織や上司がいれば、もっとうまく機能したでしょうね…
作品としては面白かったですが、160分は長く感じられました。この映画に出てくるイタイケな少女たちを食いものにする犯罪者は、去勢したらいいんじゃないのかしら...
マルドロール作戦?
マルク·ディトリュー事件にインスパイアされた変態村、地獄愛、依存愛シリーズの監督作品。
なんもしないのに保身·昇進目当ての隊長以下3人だけのデコボコ憲兵隊。
そんな組織今どきあり?
作戦と名付けるのがそもそもよくわからない。
謎の怪しげな隊長。
アンハサウェイ似のシチリア島出身の花嫁家族と少年院あがりの若い憲兵隊員の結婚式準備で親夫婦が揉める場面から始まるんだけど·····
変にドキュメンタリー風な進行でとても長かった。
主人公はなに調子乗って、イキってんだよってずっと思ってた。
マイアミ・バイスとは程遠い。
司法警察に地方警察に自警団みたいな頼りにならない憲兵隊の三つ巴。
ベルギーのことはよくわからないが、気持ち悪い。
マルドロール 腐敗(映画の記憶2025/12/7)
彼が最後まで追い求めたものはなんだったのだろう?彼があの地下室に踏...
賢くあれ
幸せすぎる結婚式のシーンがしっかりと流れ、それ故にその後の展開が辛...
ベルギーって先進国よね?
自警団と憲兵と司法警察???各々協力体制に無いし、これじゃ解決しないって。
そしてお馴染み癒着というか腐敗というか。。。この憲兵ももう少し冷静さを持っていたならまた結果も違ったのかなと思うと残念。
2時間半強の作品ですが眠くなることは無かった。しかし、話はちょっととっ散らかってる印象。
折れない心
ヘビーな話をヘビーに見せるヘビー過ぎる映画
ポールの身を切る大作戦
1990年代にベルギーで発生した小児性愛者による連続誘拐事件をベースに、1人正義を全うする為に抗う憲兵隊員をみせるフィクション。
1995年、7歳と8歳の少女が行方不明になり、誘拐未遂事件も起こる中、タレコミを切っ掛けにポールと同僚と准尉3人によるマルドロール作戦が立ち上がり巻き起こって行く。
ベルギーの警察制度は知らんけど、司法警察も自治体警察も、みんな仕事する気無し?腐敗というより怠惰ですか?
准尉もポンコツっぷりをみせ腐敗の流れになって行き、ポールは猪突猛進になって行くけれど、胸糞悪さと熱さがとても良い感じ。
本当に1人になってからの、元同僚は良かったけれど、ポールの壊れっぷりや機微がちょっと難しかった。
そして事件の描き方というか締め方がちょっと曖昧だったかな。
鑑賞後、事件のことを調べたら、なかなかどうしてベルギー真っ黒ですね…(-_-)
破壊力が凄まじく、脳内に余波が残ります。
主人公と共に意気揚々とマルドロール作戦部隊に参加しましたが完膚なきまでに叩き潰されました。
幸せを感じたのは結婚披露宴まで。
その披露宴も例の女性の登場で不穏な空気に。
実話が基なので舐めてました。
コレ、ホラーです。
きっと映画館を出た時、私の目付きも主人公と同じだった事でしょう。
間違いなくもう一度行く。
この耐え切れない重圧が犯罪者だけではない点が怖い!
パンフレットのインタビューでベルツ監督が答えていた本作を含む「国のトラウマ」3部作にも超絶に期待が膨らみます。
とにかく、鑑賞後の余波が凄まじい。
破壊力がデカい。
「変態村」代表のベルツ監督作品なので致し方ないですが、観る前の作戦部隊参加の高揚感はあっという間に消し飛びます。
再鑑賞する際は覚悟を決めて行きたいと思います。
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