ダ・ヴィンチ・コードのレビュー・感想・評価
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ドナテッロ作『マグダラのマリア』
『フィレンツェ大聖堂付属美術館』へ
2024年9月2日(月曜日)『ドナテッロ』の『マグダラのマリア』を見に行く予定でいた。9月1日.9月2日.9月3日の予定でフィレンツェに滞在したが、ウフィツィ美術館が月曜日休みだったので、その日に『マグダラのマリア』を見に行く予定でいた。一方で9月3日火曜日『フィレンツェ大聖堂付属美術館』が休みだった。さて、やっと『マグダラのマリア』が見られると思いワクワク気分で、9月1日の夜はワインを飲み過ぎ酩酊してしまった。さてさて、翌朝起きると財布がない。HOTELのテラスで飲んだので、財布をすられた様だ。
さてさてさて、マグダラのマリアどころではなくなった。クレカを止め、イタリア警察へ。僕はイタリア語どころか英語もままならない。
『マンマ・ミーア』であった。
『マグダラのマリア』は、この原作を二十年前に読んで、フィクションとして憧れていた。つまり、この事件で、二十年の思いが瓦解したのだ。また、フィレンツェが何故3日なのかは、翌日ミラノへ『最後の晩餐』を見に行く予定だったからで、それもこの映画鑑賞が動機の一つになっている。
原作本は良かった。上下を僅か4日で読んだ。
映画はどうかなぁ?
原作もそうだったか?
ネタバレありあり。以下読むとネタバレ。
イエス・キリストは人間と言う事になる。それはカトリック教会が認める訳が無い。また、最初に『白貂を抱く貴婦人』が登場するが、ルーブル美術館所蔵ではない。ポーランド、クラクフの国立美術館所蔵である。だから、同じ旅でクラクフへもそれを見に行った。
映画の内容は兎も角、21世紀初頭に今日の僕の目標が、この映画で、できたのかもしれない。サァ、『マグダラのマリア』はどうしたものか。
教養がないと厳しい
教養…というかキリスト教にも西洋美術にも興味があり、前提知識が備わっていたため楽しめたが、なーんにも知らないまっさらな状態で鑑賞したらちんぷんかんぷんだろう。
個人的には大好き。
観光映画でもある。地元題材にされたら飛び上がって喜ぶね。パリ人が羨ましい。
凝った謎解きの割にストーリーが跳ねなかったのが残念。
ジーザスとイエスの境界線とは‼️❓
テレビの録画、映画館でも昔観た。
原作は、かなり面白い、ミステリー要素、宗教的要素に引き込まれた。
それが、この映画からは抜け落ちている。
私事だが、よく夢に、イエスが出てきて、お前は私の子孫だが、自分の名を騙る変な宗教を駆逐して欲しい、なんて宣う、なんでイエスと判るかと云えば、そう自分で名乗るからである、少し映画と関係あるかな、無いかな。
これほど原作改変の映画を観れるのは、昔だからか、今なら、どうなるか、恐ろしい。
原作と比べてください、ジーザス。
経営者として、映画でよりアートに触れようということでダ・ヴィンチ・コードを視聴しました!
経営者として、映画でよりアートに触れようということでダ・ヴィンチ・コードを視聴しました!
公開当時とても話題になっていた記憶があり、タイトルの通りレオナルド・ダ・ヴィンチの絵に隠された秘密に迫るストーリーか?と思っていましたが、実際の宗教や歴史を元に繰り広げられるミステリー、サスペンス映画でした。
誰もが知っているダ・ヴィンチの絵画や有名な偉人のエピソードが物語の重要なキーになっており、それぞれに現れる共通のアイテムが謎を解く鍵だったりと自分も知っている知識がストーリーの中で繋がっていく爽快感を味わえました。
映画の中ではセリフを使って語られませんが、こういった背景があったからあのシーンは・・・!という気づきもあって、いつまでも楽しめる内容だと思います。
各組織の勢力図はシンプルだけれど、それぞれの登場人物に思惑があって協力関係も一筋縄ではいかない中で光る主人公の知識や機転に、にやりとできるのではないでしょうか。
とても面白かったので視聴後に考察なども調べてみました。
冒頭から敵として描かれている人物の行動も、映画ではその意図はさらっと流されていましたが原作では本人の心境までしっかりと描写がされているそうで、原作の方にも興味がわきました。
そしてなによりルーブル美術館で実際の作品や撮影現場を見てみたくなる、そんな素敵な作品でした。
今回はダ・ヴィンチの作品に隠されている秘密にフォーカスが当たっていましたが、現代で活躍されているアーティストさんたちも自分の作品に込められた想いなどを伺うとより一層作品を楽しむことができます。
アーティストさんの想いを汲んで世の中に届ける仕事に誇りを持って今後も励んでいきます。
どこまで本当か。
日本放映された当時、劇場に観に行ってドハマリした作品。
随分久しぶりに観たけどやっぱり面白かった。
フィクションだとわかっているけど、もしかしたらそうなのかもと思わせる事が沢山出てくるからワクワクする。
歴史的建造物が多く登場し常識を覆す内容だから好き
キリスト教の闇に切り込んでいる。
劇中でのバチカンに怒られる旨の言及が興味深い。
頭脳明晰で気難しい教授(トム・ハンクス)とリー・ティービング(イアン・マッケラン)は頑固だが知的でチャーミングなところもある魅力的なキャラクター。
カーアクションの他、ジェット機での逃亡シーンもあり迫力と没入感がある。
ロケ地はルーブル美術館&パリとロンドンで、歴史的建造物が多く登場して見ごたえがあった。
ルーブル美術館のトイレも見ることができ視覚的な面での満足度は高い。
筒状容器「クリプテックス」をいとも簡単に開けてしまい驚いた。
ちなみに初回限定盤DVDに付いているクリプテックスのレプリカはAPPLEでは開かない。
今作は視聴者が登場人物と一緒に謎解きを楽しむタイプの映画ではない。
マグダラのマリアとイエスとの間に出来た血族の末裔を守る話。
ジャン・レノ扮するフランス警察に追われながら黒幕に辿り着く。
ソフィー(オドレイ・トトゥ)は今後どう生きるのだろう。
イエスが娼婦を孕ませたという説。
カトリックのマリア崇拝も、イエスの母と思わせておいて実はマグダラのマリアを崇拝している可能性など、インスピレーションが刺激されて面白い。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作品に隠されている暗号の信ぴょう性はどのように証明できるのだろう。
ソフィーが本物のイエスの血族であるという明らかな証拠があれば5点満点の最高傑作だった。惜しい。
理解力低いし、知識がないから途中よくわかってなかった。
ソフィーがキリストの末裔って事で話しが進んでるもんだとばっかり思って観てたら、途中でそれが明かされてびっくり!みたいなシーンがあって、逆に今までソフィーはなんだと思われてたのかよくわかってなかったなって感じだった。
観終わって、解説読んでやっと色々理解した。
キリストが人間だって説で、そりゃそうでしょうよって信者じゃない私からすれば思っちゃうけど、それって正統派からしたら異端なんだね。神だって信じてるんだもんね。
わたしがそう思っちゃうのは、仏教の影響があるからかな?
上映禁止になったりした国もあるらしい。やっぱり何でも宗教が絡むと、話しがややこしくなりがちだなぁって、無宗教の身からすると思っちゃう。
つか、儀式のシーン見たらアイズ ワイド シャット思い出した。
観ながら理解するのはほぼムリだけど
ラングドン教授の専門としている、宗教象徴学とは何か。ざっくり言うと、何が描かれているか?描かれている物に付加されている意味は何か?そして作者の意図は何か?を読み解く学問だ。
暗号を解くのに相応しい学問と言えなくもない。
「ダ・ヴィンチ・コード」はダ・ヴィンチの絵画に隠された謎を解き明かし、現代に起こった殺人事件の解決を目指すミステリーで、普通のミステリーとしても楽しめる。
一方で、物語の本質に迫ろうとするならば、ラングドン教授の手法に乗っ取り、「その意味するところ」を解かなければならないだろう。
もろもろ考えることが多い、という点でもこの映画は面白い。
ラングドン教授の手法に則ってこの作品を捉え直すならば、謎解きミステリーの体裁は、誰が見ても明白な作品の表層理解である。
そして、その意味するところという作品に直接描かれない知識補完を必要とする領域(映画ではわりと丁寧に説明されているが)として、キリストの神性を問う物語が描かれる。
聖杯を巡る攻防は三つ巴の争いだ。「聖杯」が何なのかは知らないが、それを手中に収めることでキリストの人智を超えた力を証明しようとするオプス・デイ。「聖杯」が何を示すのかを突き止め、それを白日のもとに晒すことで現在までの欺瞞を暴こうとするリー博士。「聖杯」の在りかを知っていて、秘匿することで血脈を守ろうとするシオン教会。
それぞれの目論見が一致している部分としていない部分が混ざりあう為に事件は起き、ラングドンとソフィーは巻き込まれるのである。
オプス・デイとシオン教会と博士、それぞれが考える「聖杯」の記号的意味は相容れないものであり、具体的に言ってしまえば「キリストは神か?人か?」という価値観の問題である。
この事件の裏で進行している出来事とは「自分達の価値観を守るための戦争」なのである。
ラングドン教授が巻き込まれたのも、その意味性を考えれば当然のことだ。彼が専門としているのは一般的な意味を失った古い記号と、現代に流通する記号の連続性や歴史の研究であり、一見して意味の掴めないものから意味を読み解く研究をしている人物なのだ。
現在一般的とされている記号、すなわち常識を覆す力を、ラングドン教授は持っている。
そこから更にもう1つ掘り下げて考えるならば、この物語で真に表現されていることとは以下の三点に集約できる。
一般的とされている記号の認識を「常識」とするならば、「常識」は長年の教育(思い込みや願望を含む)によって形成されたものに過ぎず、たった1つの「常識」が大きく変革することによって現在の世界が受ける影響は甚大で、「常識」の持つ脆さという問題は無視されたまま世界の根本を形成している、という恐ろしい事実だ。
乱暴に言うと、長いこと正しいとされてきたことは別に正しくもなんともなく、それが間違いだとすればあっちもこっちも間違ってることになり、しかもその根拠はあやふやなのが私たちの住んでいる世界、ということだ。
常識は、そんな脆いものの上に作られている。
そう考えると結局は「何を信じるか」が全てなんだな。そして、どうして信じるか?を導くために、やっぱり知識は多い方がいい。
「ダ・ヴィンチ・コード」観てそんな事を考えてるのは、私だけかもしれないが。
最後に。
ラングドン教授がこの三つ巴の中で、中立であり続けたラストシーンは素晴らしいと思う。
オプス・デイの思惑通り「聖杯」を探し出し、シオン教会の願い通りソフィーを守り、リーの言った通りマグダラのマリアの棺に祈りを捧げたのである。
ラングドン教授が読み解いた末に信じるものとして選びとったのは、「人と争ってはいけない」という、歴史の教えなのだろうと思う。
原作の方が圧倒的に面白い
原作を読んでから映画を鑑賞した。原作小説の『ダ・ヴィンチ・コード』は上中下3巻の構成になっていて、それなりに長くしかも内容が濃厚。そのためそもそも一つの映画にするのは難しかったと思うので、原作の方が面白いのは仕方がない気がする。
映画は原作を短く要約しただけという感じだ。原作で多くの時間を割かれていた謎解き部分はあっという間に終わってしまう。この謎解きが、驚きや興奮を味わえる部分であり、『ダ・ヴィンチ・コード』の面白い部分なので、ここが省略されていると驚きや興奮も半減してしまうと思う。
また、映画は次から次へとストーリーが展開していくので、原作を知らないと分かりづらいのではないかと思える部分も多かった。
ガラスのピラミッド
昔、電車の中で必ず1人は「ダ・ヴィンチ・コード」のハードカバーを読んでいたくらい、すごい流行したことがあった。まさに、ダン・ブラウンブームだった。何年かに一度、書籍が旋風を巻き起こすことあるよね。「1Q84」とか。
キリストの秘密と、教会と対立組織の争い、謎解き。なさそうでありそうな、微妙な設定がうまい。スピード感ある展開に、歴史と宗教のうんちくで、一時も画面から目を離せない。脳みそもフル回転させないと、付いていけない。味方かと思えば敵だったり、逆パターンもあり、ジャン・レノ好きとしては、彼が悪役なのかどうか、ハラハラしてしまった。
あのガラスのピラミッドは、できた当初パリっ子にすごく評判悪かったらしいが、新しく建造したものをあんなふうに物語に利用するとはなかなかうまい。本当にそんな意味がありそうに思えた。あー、パリ行きたい。
エンドロールでオドレイ・トトゥのクレジットを見たら、英語読みではオードリーなのね。なんてことない発見で自己満足。
BS12の放送を視聴。
原作は最高だった。でも、原作に忠実な映画が最高だとは限らない。
ルーブル美術館館長が残したダイイングメッセージから、有史以来の謎に迫る主人公の活躍を描く物語。
ダン・ブラウン原作の世界的なベストセラーを映画化。原作は読了しての鑑賞です。
一度鑑賞済みのはずですが、何故かまったく記憶に残っておらず再度の鑑賞。何故記憶に残っていないか・・・を再確認してしまいました。
理由は、原作との比較になるのでしょうね。
この映画は、比較的原作を忠実に再現している作品だと思います。映画上映時間は長めの149分。それでも、原作の持つ壮大さや悠久の歴史の奥深さを描写するには不十分だったように思います。
テンポは良く観やすい映画だとは思いますが、一つ一つの謎をもう少ししっかりと描かないと、原作に大きく見劣りしてしまうように感じました。
ま~、しっかりと描こうとしたら、13話位のTVドラマになるのかもしれませんが・・・。
私的評価は普通にしました。
キリスト教に疎い人には難解じゃわ。
自分はキリスト教にあまり詳しくないので、どこまでがどうなのかが解らず、面白さも半減だったかも。
ただ知らないだけに逆に感心する所も多かったかも。
結果インディー・ジョーンズの最後の聖戦の現代版みたいで面白かった。
少し残念なのは肝心の本物の聖杯が何か直ぐに解ってしまう展開とAPPLEかな~。
話しが壮大過ぎて、ところどころよく分からない部分はあったが、おもし...
話しが壮大過ぎて、ところどころよく分からない部分はあったが、おもしろさは十分に伝わってきた。
ただ、絶体絶命の主人公が間一髪で助かるシーンが度々あるのは都合よすぎる面がある。
また、何重もの暗号で守られてきた最大の秘密が、イエス・キリストの子孫のことだったとは、無神論者の私にとってはどうでもいい話。
映像美とミステリー
数年前、ルーブル美術館に行ったあとに帰国してから鑑賞した。
その時も難しすぎて、そして途中眠くなってしまったりで…良さを完全には理解せずに不完全燃焼だったが
今回はちゃんと観た…!!
やっぱり難しくて、もう一度観たいなと思うけど、この謎解き感がたまらない。
一つ一つ謎を解いて、次に進んで、周りはみんな味方に見えてもそうじゃなかったり…もうそれがすごく楽しい。
みんな欲しいんだね!知りたいんだね!
そりゃそうか…!!
そしてフランスの街並みやルーブルがキレイで、また行きたくなる。
この絵画に込められた色んな意味を読み解くのも楽しい。そういった視点で観るから奥が深いんだろうなぁ。
それを知った上でまた観たい。
宗教やキリスト生誕の物語やらは難しいけど、そこもまた調べたらより楽しめそう。
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