シャドウズ・エッジのレビュー・感想・評価
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悪役の「影」役のレオン・カーフェイがなかなか強い仇役で魅力的。かたや我らがジャッキー・チェンが71歳とは思えないアクションで動く動く。脅威的!
評判がいいので見てきました。
とてもイキのいい映画で、面白かったです。
ただ、あまりにもテンポよく、うまく省略しているせいか、私の理解がついていきませんでした。
???の展開が所々にありました。
でも勢いがよく、ジョン・ウイックばりのアクションの連続で2時間21分を一気に見せます。
悪役の「影」役のレオン・カーフェイがなかなか強い仇役で魅力的。かたや我らがジャッキー・チェンが71歳とは思えないアクションで動く動く。脅威的!
で、なかなか擬似親子的な部分の描き方がうまく、感心しました。その対比もすごい。ジャッキー・チェン側とレオン・カーフェイ側とどちらにも擬似親子関係があり、ジャッキー・チェン側は、信頼関係。かたやレオン・カーフェイ側は冷徹で、気持ちの通い合っているが、通い合っていたからこそ裏切ったり裏切られたりする。それがなんとも深い。こんな(と言っちゃ失礼だが)アクション映画で、繊細な描き方が感心しました。
と、アクションシーンも素晴らしく、話運びもすごいし、背骨になる話(擬似親子関係)も素晴らしい。
これを見ると日本の「爆弾」がとても安っぽく見える。
アクション健在
久しぶりにジャッキーチェンが出るなら絶対面白いだろうという期待と、SEVENTEENのジュンの出演が気になり観てきました。
評価も高くかなりの満席具合なのに関東での公開劇場が続々終了、、、なぜだろう?と思いつつ。
久しぶりのジャッキーチェンは年齢を重ねたなとは思ったのですが想像より老けてなくてびっくりしました。
最初アクションは控えめか?と思ったのですが、さすがにそんなことはなく中盤からアクション畳み掛けられ、わわわわわわわわと。
ジャッキーチェンももちろんすごいのですが、悪党のオジサマもすごすぎませんか?笑
年齢を理由にできないなと感じました。
ただアクションを無理くり入れたい構成に感じ、ストーリーとしては?が多く、警察の目的は逮捕で明確なのですが、悪党側が何を結局目的としているのか、なんのために行動しているのかが、ブレているというか複雑に変化していくので若干混乱する部分があり。
そして双子だったことで兄弟どっちがどっちか名前が覚えられなかったので大混乱!
名前が劇的に覚えられない自分のせいかもしれませんが途中から把握すること諦めました。
結論、ストーリーはすっきりのめり込めるものではなかったんですが、多くの俳優さんのアクションが素晴らしく、迫力があり、楽しめる内容でしたので見て良かったなと思いました。
もう少し上映継続してる劇場があるなら、おさらいのために2回目行きたかったですね。
最後の最後に、、、みんな不死身すぎません?
そこが最後の最後でおもろくなってきました。
今なお続く、映画愛
ココに来て、今年の最高傑作に出会った!
昔、香港ノワールが大好きだった。けど、返還と共に、その数が目に見えて減ってしまった。そして最近は、韓国ノワールの勢いに押され気味だった。しかし今年は、「トワイライト・ウォリアーズ」とこの「シャドウズ・エッジ」で健在ぶりを見せつけてくれた!!
前者は香港ノワールの再生を、今作は香港ノワールによる復讐を感じる。
90年代(返還前)の顔レオン・カーフェイとアクションの巨匠ジャッキー・チェンという2人のレジェンドを使った、返還前の香港からの復讐作だ!
観る前は、「リメイク元より1時間くらい長いやん、大丈夫か?」と思っていたが、全然、それは懸念だった。途中、もう終わりか?と思わせといて、もうひと、ふたくらい盛り上がらせて、飽きさせない、ずっと、緊張感で見せきるスゴさ!
終盤、ジャッキーとレオンの2人の格闘シーンで、泣けるシーンじゃ全くないのに、何故か涙が溢れてきた。ずっと面白い映画を作る為に人生をかけてきた2人、その2人がココに来てまだ、尚も面白い映画を作ろうと、思いっ切り体を張っている!そして、まだ到達点じゃない、代表作は次の作品だと言わんばかりに!
世には泣かせようと小賢しい映画が溢れている。その製作者全員に見せてやりたい!こういう事なんだよ、映画で感動するって事は!
若手のキャストも、レジェンド2人が体を張る限り、自分たちも負けてられない、とばかりに暴れ続ける。その姿も愛おしい!
久しぶりにパンフレットも買っちゃったよ。
#シャドウズエッジ
傑作!!!
最高に面白かった!
久しぶりにホントに久しぶりにこんなにワクワクするアクション映画を見た。
脚本がもう…素晴らしいっ!
オープニングアクトから目が離せない。
何が起こってるんだと暫く戸惑う。粋のいいイケメン達が所狭しと大暴れだ。ホントに縦横無尽。そしてメインの俳優陣は全く出てこない…ようやく出てきた後に"影"と呼ばれる爺さん。彼が計画を俯瞰でみて指示を出してるようだ。
で、
ジャッキーのジの字も出ない内にオープニングアクト終了。終わってみたら、今回の悪役達が只者ではないと痛烈に残る。AIを駆使した最先端の警備網の裏をかき、警察の人海戦術を翻弄しまくる。追跡していた車両が実物ではなく画像だった時の喪失感は最後に気持ち良かった。
現代の科学をもってしても捕えられない犯人を追い詰める為に登場する伝説の刑事。
おっと…そんな肩書きで登場するのか。
「15秒前から再生してくれ」
無数の画像が並ぶモニターを前に、犯人を特定していき、終にはその黒幕である"影"の存在を突き止める。
こちらも只者ではない…。
エレベーターの中から始まる前哨戦というか最終決戦というか…犬頭vs影にどんな幕引きが待ってるのか検討もつかない。ハラハラドキドキ…お互い腹の中の引鉄に指をかけつつ談笑してるようで、針の筵ってこういう状況を言うんだな。この心理戦が半端なく面白い。
そしてこの緊張感の中、不意に放り込まれるハートウォーミングな逸話。果果の額の傷のエピソードは、その前の緊迫感もあって脱力感がエゲツなかった。
やられた。まんまと演出の思う壺にハマってる。
そして影の住居は特定され監視が始まる。
その対応として黄達の身元を調べるのだが、その盗聴の最中実際には黄は襲撃され、監視映像はまたもハッキングされてたりする。
そのやり取りの中、緩衝材を潰す事によって会話がなされてたりする。あの表情はそういう事だったのか。
この台詞のない会話は巧妙なギミックで、もっかいそれらしい描写があるのだけれど、今度は指でテーブルを叩く事で行われているようだった。
表に流れる会話とは別の会話。
陽動に終始したオープニングアクト。
影達がやる行動の裏にどんなストーリーが秘められているのかと頭はフル回転だ。
長男が父親を殺すに至るエピソード。アレはどんな筋書きだったのかと考える。
何手先まで読んでいたのか?
どこがゴールだったのか?
影自体を餌に警察の注意を引きつつ、本部は襲撃される。その襲撃すらも捨て駒で、本部に保管されてる暗号通貨のデータか何かが盗まれる。
長男vs父の死闘は、父が死んだと見せかける為の茶番なのかという可能性も拭いきれずナイフ1本で次々と襲いくる刺客を屠っていく怒涛のアクションが展開される。
結果、とうとう影は捕まる。
ナイフを差し出す影に被るインサート。
そのナイフを取ろうとする女刑事のインサートだ。
いや、待て、まさか…。
そんな事ある?
頭に過る疑念は"潜入"だ。
ここまで用意周到だった影達。最期の隠し玉として、この女刑事も一味なのか!?
ドキドキ、ドキドキ!
…そんな展開はなかった。勝手に推察して勝手にドキドキしてた。もう手玉に取られまくってる!嬉しいっ!
でもどうやらここで終わりじゃない。
どこまでが計画なのだろう?
そして立案してるのは誰で真の目的はどこだ?
キーワードとなる12単語を息子の死とともに手にする影。
分からない。
この親子間にどんな密約が交わされていたのだろうか?
ここで一旦、句読点。
ふー、と息つく暇もなく最終シークエンスが始まる。
ここに来てヒロイン果果のポテンシャルが引き出されていく。もうこの脚本は何本の主流を持ってるんだと思うくらい複合的に絡まっていく。
どれもこれも埋もれる事がなくホントに素晴らしい。
この果果を演じる女優さんも魅力的で…とても真っ直ぐな目をしていて、またどっかで会いたい。
そしてやはりJチェン。
老いた感じは勿論あるのだが、未だブランドは健在だし唯一無二のキャラクターは一切霞んでない。
しっかりアクションしてくれるし、ラス立ちはしっかり持っていく。オープニングアクトとの対比も楽しくガッツリ肉弾戦。流石なのである。
今作では老兵という立ち位置であり、武力は勿論だが頭脳戦をも繰り広げる。コメディ色は若干抑えめではあるが、このタイプのキャラは大ハマりだ。
お約束のエンディングNG集も久々で楽しかった。
アクションがもたらす作品のスピード感も心地良く、大満足で大いに堪能ささてもらった。
70代を超えてもまだ新たな魅力を発揮する。本人も言ってたけどJチェンパワーは凄まじいものがある。
とても心を打たれる、予想以上に素晴らしい作品でした
中国からの留学生として、私は子どもの頃からジャッキー・チェンの映画を見て育ってきました。
この作品も中国にいる友人から強く勧められ、ちょうど日本で公開されていたタイミングだったので、映画館に足を運びました。
懐かしい母語を耳にしながら、日本語字幕で鑑賞するという体験も、とても新鮮でした。
ジャッキー・チェンの演技は今作でも健在で、なぜか理由は分からないのですが、全身で芝居をするあの姿を見ていると、いつの間にか涙がこぼれてしまいます。
今回の上映回は観客がそれほど多くなく、半分以上は日本の方だったと思いますが、中国語の映画がこうして受け入れられている光景を目にして、言葉にしがたい誇らしさを感じました。
本当に愛情と情熱をもって作られた作品は、国境を越えて、人の心に普遍的な感動を届けることができるのだと、改めて実感しました。そして、深く感動しました。
文句なしに面白かった ★4.1
娯楽アクション映画として素晴らしい仕上がりで面白かった。
役者も準者役の女優チャン・ツィフォンをはじめ、男性陣も映える人多く観ててあきない。
物語りも良いし、街の風景の映し方なども良い、とにかく面白かった。
映像 ★★★★ いい
音 ★★★
物語 ★★★
役者 ★★★ 適役レオン・カーフェイ素晴らしい
チャン・ツィフォン可愛い、Check-inしてしまった
編集 ★★★★ 上手い
粗さ ★★★ アクションや俳優の画力で押し切れている
(編集が上手いのだと思う!)
総合 ★4.1 4点満点の映画で、なんと★4.1という評価、面白い!
香港娯楽アクション映画作りの進化を感じる。
個別評価を均すと★3.3となるところが総合は★4.1です。
★5とか付けたい気持ちもありつつ、ぐっとこらえての評価となります。
私の中で★5クラスの刑事もの娯楽アクション映画は「ダイハード1,2」とか。
果てしなきレオン・カーファイ
素晴らしくおもしろかった。ジャッキー・チェンという理由で観ない人がいるとしたら非常に勿体無いので見るべき。
アクションも素晴らしかったが、脚本、ストーリーも非常におもしろい。
豊作続きの2025年だが、非常に満足な一本で締めくくれた。多謝。
魅力的な出演者たち
香港映画も世界標準に倣う
最先端技術を駆使するサイバー犯罪集団に、引退していた昔気質の捜査員が挑むというお話。その捜査員というのがジャッキー・チェンです。時代に取り残されつつあるジイサンの僕は、ジャッキーに肩入れしたくなるではないですか。
冒頭から息もつかせ爆速の展開で引っ張り、ジャッキーのアクションが抑制的なのも成功しているのですが、アクション・シーンが数秒ごとの細かなカット割りという近年の映画界の時流風で、年寄りの目では途中から疲れて来てしまいました。また、物語は比較的シンプルな造りなのに、2時間半では後半は少しくど過ぎると感じました。何より、天才的ハッカーがAIを駆使すれば何でも可能という、これまた近年の映画の時流に乗った設定には「またか」の思いがするのでした。
最早、香港アクション映画も世界標準にならされたのかと、これはジイサンのノスタルジー。
懐かしのジャッキー
子供の頃、ポリス・ストーリーはじめジャッキー・チェンの映画をよく見に行きました。自ら危険なスタントに挑戦して時には大けがをするジャッキー。ヒーローでした。
そんなジャッキーの映画もいつの間にか見なくなりましたが、 今回レビュー評価がいいので久しぶりの鑑賞。
いやーのっけからアクションで引き込まれました。流れるような美しいアクション。
それに加えテンポのいい展開と重層的なストーリーで思わず乗り出して見ることもしばしば。生のアクションなので、それがいい緊張感を与えています。
そして最終盤のジャッキーのアクション。その時の目が子供のときにみたジャッキーそのままでした。気迫というんでしょうか。
ぜひ見てほしい映画です。
ただなぜこのシーンに日本人が?という反日をあおるような描写と続編をにおわすところが
蛇足であり興ざめ感はありました。
ウウウウウ・・ワワンワン!
アクション続きで疲れた
いやー、最高!! このベクトルでブチ抜いてきたかwww 思ってたの...
若ッキー・チェンから爺ッキー・チェンへ
【所感】
中学生のとき、校則に反して映画館に通い、「ドランクモンキー 酔拳」を10回観ました。酔っぱらって強くなるという斬新な設定のカンフー物で、私が惹かれたのは初めて見るジャッキー・チェン。それまでの香港の俳優とはどこか違うオーラを感じました。そして、アクションもダンスのような動きもあり新鮮でした。笑いはベタでしたが、ジャッキーの笑顔に合っていました。
そして、クラスでも「酔拳」の話題が出ていた時に、同級生に「ちょっとジャッキー・チェンに似ちゅうね。」と言われ(似てませんよ(笑))、調子に乗って髪を伸ばしたら、校則違反だと先生に怒られました。ところが、注意してきたその音楽の先生自身が長髪だったので、思わず指摘すると、次の週にはその先生が短髪になっていて、こちらも意地を張るわけにはいかず、仕方なく散髪したことを思い出しました。
ジャッキー・チェン。彼は、これまで体を張ってアクション映画の常識を塗り替えてきました。
「プロジェクトA」では命綱なしで時計台から落下し、「ポリス・ストーリー」ではショッピングモールの電飾を滑り降りました。
数々の骨折や大けがを重ねながらも、エンドロールではNG集で必ず照れたように笑う。痛みも失敗もすべて笑いに変えるのが、ジャッキー映画の魅力でした。
その彼が、今作では70歳を過ぎても果敢にアクションに挑んでいて、正直うれしい裏切りでした。最近のジャッキー映画では往年の激しいアクションをなかなか見ることはできなくなりました。ジャッキーの年齢もあると思いますが、コンプライアンスの世の中の影響もあるのかもしれません。
今作でも、そうなんだろうかと思って観ましたが、うれしい裏切りとなりました。自分は警察OBで若手に指示する役柄なのですが、途中までは若手中心のアクションで、次第にジャッキーメインのアクションも増えてきて、うれしかったです。
ジャッキーのアクションは、71歳とはとても思えない動きで、さすがに全盛期ほどではないものの、アクションのキレや間の取り方には、長年積み重ねてきたものがはっきりと感じられます。今の年齢でも、ここまでできるという覚悟が伝わってきました。
ジャッキーは、まじめな顔をしていると老けていますが、笑顔は昔のジャッキーに戻り、ほっとさせます。
本作で印象的なのは、レオン・カーフェイの存在です。かつてはすごいイケメンだと記憶しており、ネットで検索するとやはり超イケメンでした。その彼が、最初は誰だかわからないほど老けていて驚きました。
しかし、その老いた姿を逆手に取ったサイコパス役の熱演は圧巻で、スクリーンに立った瞬間の迫力はものすごいです。超人的に無敵で、若手とのアクションでも、年寄りいじめに見えないのがよかったです。宇崎竜童に似ています。
ジャッキーには、よく似ている息子のジェシー・チェンがいて、かつて映画にもよく出ていましたが、薬物使用で逮捕されました。
噂では中国政府と密約をして、刑期を軽くしてもらったということです。密約は「反日になる。」というもので、そのせいか、あれほどよく来日していたのに、パッタリと日本に来なくなり、発言も反日的になってしまって、しばらく日本から距離が置かれていました。
昨年の「ライド・オン」でひさしぶりに来日しましたが、息子の件に動きがあったのでしょうかね。
今作は、ジャッキー映画のこの10年間ではかなり上位の出来だと思います。上映時間は140分でちょっと長いですが、長いかなと感じた時点から怒涛の展開となるので大丈夫です。
ぜひ劇場で、若ッキー・チェンならぬ爺ッキー・チェンのアクションをご覧ください。
泣かせるシーンもあります。続編があります!
12/25 酔爺
ジャッキーの映画で一番
2000年以降のジャッキー映画で一番です。カンフー寄りでしか評価できなかった作品が多かったけど、今回は演技面でも自然でオチャラケもなくそこに感心しました、偉そうですけど。ストーリー自体が良い。加えてヒロインも悪役も良い。モンテクリフト伯とコレで今年は大満足です。
でも長いね。日本人と闘ったの結構後だったはずなのに。香港もイケメンの大事さを知ったようで随分イケメンばかりの孤児院でした。
悪役のボスが最高で不死身の柄本明でした。ヒロインも若き日の深津絵里風で可愛かった。飛行機の盲目少女と同一人物とは思えない魅力がありました。
邦画もこんなのあればなあ〜。ここまで複雑な映画を作るようになったんですね香港
も。
唯一残念なのは劇場が狭い。どこも大きなスクリーンで上映してない。落下の王国同様拡大上映を希望します。まあ、若い人が結構いたのが唯一の救いですね。
全197件中、1~20件目を表示
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