劇場公開日 2025年12月5日

殺し屋のプロットのレビュー・感想・評価

全75件中、1~20件目を表示

3.5クールな中にも情感が漂うマイケル・キートン流浪花節。

2025年12月31日
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ひねりの利いたソリッドなノワールスリラー。なんならソダーバーグあたりがサラッと撮りそうなジャンルで、マイケル・キートンが監督&主演。物語のツイストが早めに読めてしまうのはちょっと物足りないが、ソダーバーグであればどこまでもクールに撮りそうなところを、キートンはどことなく浪花節に、情感を込めていて、撮る人が違えば映画はまったく違う性格を帯びるという好例だと思う。気がつけばマイケル・キートンは74歳。この調子でジャンル映画を極めてもらってもいいし、また全然違うタイプの映画も監督してもらいたいところ。

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村山章

3.5バランスの難しい素材をクレバーかつ明快に織り成している

2025年12月29日
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鑑賞方法:試写会

マイケル・キートンが長編監督を手がけるのはこれで2回目。その作品選びの基準は非常に独特で、派手さはないが堅実な面白さや人間関係の妙を秘めた素材を、彼は最初から術を心得ているかのように迷いなく、無駄なく真摯に調理してみせる。「記憶を失うプロの殺し屋」というありふれた人物像も、熟練のキートンの手にかかれば途中までは安心感が漂い、途中からは何が正常なのか靄に包まれゆく適度なミステリーがグラデーションを成す。このバランス感覚にハマるかハマらないかが楽しめる/楽しめないの境界線となりそう。加えて、シニカルさとユーモアとのバランスも心地良く、特にアル・パチーノが登場してからは単なるちょい役とは一味違う飄々とした立ち回りが笑いを誘う。そして追う側の女性刑事も、彼女は彼女で家族の事情を抱えているのが面白い。敵味方ではなく、パズルのごとく人と人とが入り組んで陰影を彩る、なんとも蔵人好みなノワール世界である。

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牛津厚信

3.5記憶を失っていく状況を追体験させるかのような映像表現

2025年12月29日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

興奮

知的

すでに伝説の俳優となっているアル・パチーノがマイケル・キートンと初共演しているというだけでも、映画ファンにとって必見の作品と言えます。除隊したノックスを殺し屋にスカウトし、彼の“最期の仕事”に協力するゼイヴィアを、傑作「ゴッドファーザー」シリーズなどでアカデミー賞に9度ノミネートされ、「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」で同賞を受賞したパチーノが演じています。ノックスとの長い関係の歴史と去りゆく友への想いを、その佇まいや息遣い、目の表情だけで表現し、パチーノが画面に登場しただけで、裏の世界で生きてきた2人の関係性に緊張感と説得力を与えます。

しかし、本作は、彼らの演技をじっくりと堪能できる作品とともに、実は映像表現にも独特なこだわりを見せています。まるで記憶を失っていくノックスの状況を見る者にも追体験させるかのように、カメラのフレームは瞼を閉じるようにフェードアウトしたり、シーンやカットが飛んだりします。そうしているうちに、今見ているのは劇中の現実なのか、ノックスの記憶や頭の中で曖昧になっていく世界なのかわからなくなってくるという仕掛けです。記憶を失う直前の、明晰な頭脳と膨大な知識を駆使して計画したノックスの“完全犯罪”は果たして完遂するのか、最後まで目が離せません。

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和田隆

4.0上質のミステリ小説に似た味わいと、温かな余韻

2025年12月13日
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知的

驚く

グレゴリー・ポイリアーによる脚本がまず巧い。読んで惚れ込んだマイケル・キートンが主演・製作に加え、自身2度目となる監督まで買って出た(初監督は2008年製作の「クリミナル・サイト 運命の暗殺者」)。記憶障害を扱ったサスペンス映画としては、クリストファー・ノーラン監督の「メメント」とアンソニー・ホプキンス主演の「ファーザー」という2大傑作があり、これらには及ばないものの、「殺し屋のプロット」もよく練られたストーリーが知的好奇心を刺激する。ベテランの殺し屋が認知症を患うという設定が似ている「MEMORY メモリー」、認知症の老人がナチス逃亡犯への復讐の旅に出る「手紙は憶えている」も思い出される。高齢化と認知症患者の増加は世界的な傾向であり、ドラマ作品はもちろんのこと、サスペンス系でもこの題材を扱う映画が増えそうだ。

アクションシーンを雑多に散りばめたB級サスペンスとは趣を異にする。凄腕ヒットマンのノックスにしてはあり得ない序盤のミスと、後半に自らが襲撃されて対処するシークエンス、アクションの見せ場はその2つのみ。ミステリ要素が盛り上がっていくのは、長年絶縁状態だった息子マイルズが衝動的に犯した殺人の現場の後始末を、ノックスが引き受けてからだ。しかし彼が熟考の末に開始した工作は、それ一体どういうこと?と観客に疑問を抱かせることの連続。やっぱり病気のせいで頭がぼけているのか、それとも息子のことが憎くてやっているのか?

そうした疑問を生んだ伏線はわかりやすく回収され、満足感とともに温かな感情を呼び覚ますエンディングに至る。地味ではあるが、滋味豊か。アル・パチーノの元気な姿を見られたのも嬉しい。

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高森郁哉

5.0掘り出し物の一作

2026年1月10日
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泣ける

知的

クールでハードボイルドな家族愛の物語。

アメリカ人が大好きなベタベタ家族愛でなく、

本当にクレバーな愛情!

別れても、男はこうありたいものだと思う。

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うさぎさん

3.5もっと皆に観て欲しい(上映劇場を増やして!)

2026年1月10日
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鑑賞方法:映画館

マイケル・キートンは素晴らしい役者です
思えば「ガン・ホー」からの付き合い
今作はそのマイケル・キートンが病や老いを
メインテーマにしています
内容的に終活をイメージするので年配層にオススメです

人間誰しも老いてくれば物忘れや
ケアレスミス、勘違いが酷くなっていきます
ましてやそれが病気からくるものだとしたら…
過去を忘れていく自分に腹を立てる事なく
淡々と向き合う主人公ノックスを
マイケル・キートンが哀愁を漂わせながら
演じています
ノックスは仕事に誠実で仲間からの信頼も
厚かったと思われます
仲間達の手助けがなければ病気が進行していくなか今回の偽装工作も進まなかったでしょう
この作品の裏のテーマは家族、そして友人との信頼だと感じました

アル・パチーノ演じるゼイビィアがとても良かったですね
彼が出演することで作品の深みがとても増したと思います

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よう

5.0完璧な終活のプロット

2026年1月5日
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鑑賞方法:映画館

急速に進行する不治の記憶疾患を抱えた殺し屋の
終活でもある犯罪の隠蔽の筋書きに対し、
途中で予想外の展開に流れるように一瞬みえるが
実はそこも含めて殺し屋の筋書きに含まれていて
結果的に皆が完全に手のひらの上で踊らされた
という展開、構成はすごく爽快で面白い。

哲学に詳しい知能の高い元軍人という主人公だけでなく
元妻、盟友、娼婦などの周囲の関係者の
キャラクターも活き活きしていて
日本人同士と比べて簡潔でユーモアに溢れた会話
の掛け合いも含めて、最後まで楽しく観た。

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HK

4.0殺し屋の終活

2026年1月3日
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鑑賞方法:映画館

自分が犯したミス、息子の思いもよらぬ殺人、進行の早い脳をむしばむ病気。主人公が何をしているのかも全く分からぬまま、警察の捜査は息子や自分にまで及びます。また病が進行する主人公の目に映る映像も間に入り、どうなるのか予測もつきません。冷酷無比なプロの殺し屋なら、長年連れ添った?「木曜日」の愛人(or娼婦)が自分を裏切ったら容赦なく命を奪うと思いますが、意外に優しい一面も見せます。暗い映像で、しかも主人公の家や部屋など冷たい感じがしたのですが、人間の暖かさを感じさせてくれる映画でした。

主人公が記憶を失うという点でいえば「手紙は憶えている」という映画を思いだしました。

YOUTUBEの「【殺し屋のプロット】地味だけど面白い!拾い物」というレビューで
は、この映画のタイトルを変えたほうがいいという話が出ていますが、私も一つ思いつきました。「殺し屋の終活」です。ただこれだと、映画の内容そのまんまで、インパクトに欠け、コメディ映画のような感すらしますね。邦画ならありかもしれませんが、日本人の俳優でこの役を演じられる人間が思い浮かびません。ほかの方も、このタイトル思いつかれてますね。失礼しました。

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ツッチー

3.5私には刺さらなかったです。。

2026年1月2日
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鑑賞方法:映画館

2025年最後の映画鑑賞となった映画。
上映中の映画ではイマイチ見たい物が無かったので、近場の映画館でやっている中で口コミが良いこの映画を選んで行ってみた。

マイケル・キートンが、監督、製作、主演。
初監督ではないみたいですね。
あらすじを見る限り、よくある話と感じた。
ある殺し屋が、記憶を失っていく病気に侵される中で、疎遠だった自分の息子のために奮闘するという話。

マイケル・キートン出演作で映画館で直近で見たのは『ワース 命の値段』。
私の中でのイメージとしては、『バットマン』の印象が強い。
『バードマン あるいは』で再注目され、私は嫌いではない役者さんですね。
今現在74歳。
年を取りましたね。
70代には見えませんでしたけど。

映画の感想はというと、特に目新しい展開もなくベタな記憶喪失物だったかな。
意識を失うシーンなどはもっと映像にこだわってほしかったと思う。
それと、博士号を二つもっている点、元陸軍将校という過去がほとんど描かれず、そのバックボーンが今の主人公の特徴に生かされていないのが気になった。

アル・パチーノは良い味を出してました。
さすがの存在感。
良いアクセントになってと思う。

ただ、私には刺さらなかったですかね。
この手の作品を見過ぎたせいなのか。。

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はりー・ばーんず

3.5よくある設定だが、素晴らしい脚本&〆

2026年1月2日
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ひでちゃぴん

4.5製作・監督・主演マイケル・キートン!共演アル・パチーノ! 無駄を排した引き締まった構成、完全犯罪のプロットが素晴らしい そして一瞬泣ける!

2026年1月1日
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興奮

ドキドキ

記憶を失う病気の進行が速いことを知った老齢の殺し屋が、その2つの博士号を持つ頭脳と、元陸軍偵察部隊の将校という戦闘能力で(そんな奴いか!?)、息子の窮地を救うために最後の仕事を実行する。

これは、脚本の妙!
余計なことをしない最小限のシーンで描かれる引き締まった構成が素晴らしい。
そして、実行される「完全犯罪」のトリックも面白い。
多くを語らず、最後のカットで、一瞬泣かせるのがイイ。

なんと、アル・パチーノのカメオではない共演にびっくり!
だが、その姿は実に自然体でした。

こういう気の利いた、アクション、ノワールがもっと観たい!

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ITOYA

3.0雰囲気はGood

2026年1月1日
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伏線回収しきれてない!かなりかなりかなり不満足!!
ラストも…。
故に普通評価。

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indiana

5.0気持ちいい

2026年1月1日
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知的

驚く

ドキドキ

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u-na

4.5よくできたプロット

2025年12月30日
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あれ、主人公何やってるんだろう? と思って見ていたら、そういうことか! と納得の結末でした。「メメント」や「グラン・トリノ」を思い出しました。もしかして病気そのものが芝居なのでは? とも思いましたが、それはなかったようです。記憶障害という設定はあまり必要なかった気もします。

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むっち

4.5新鮮な題材

2025年12月29日
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ただの認知症ではなく、クロイツフェルト・ヤコブ病を題材に選び、そこに殺し屋という設定を掛け合わせた点が非常に効果的だった。
この病気でなければ説明できない序盤の事件があり、さらに物語が進むにつれて、病気特有の症状によって主人公の生活や判断が徐々に狂っていく描写が印象に残る。

単なる設定に留まらず、病気そのものが物語を動かす装置として機能しており、殺し屋という職業設定とも無理なく結びついている。
その結果、展開は常に緊張感を保ち、観ていて退屈する瞬間がなかった。

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画面の旅人

4.5泣けるな〜

2025年12月29日
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泣ける

知的

斬新

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hikojikosaka

4.0あたまいいなぁ

2025年12月28日
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記憶無くす系映画の中でも
脚本も練られてて
最後に向かうにつれ全てが明らかになってく過程が
ゾクゾクしてすごく面白かった。
途切れ途切れになる記憶の中でのあの緻密な計画、
あっぱれ。だし、とてつもなく切ない。

スパイスにアル・パチーノも良き。

2025年末にいいハードボイルド映画に会えた

それにしてもこんな病気は恐ろしいな。

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えみんこ

4.0「上手く行ってもそれが判らないのが残念だ」上手く行ったよ、ジョン。

2025年12月25日
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Mr.C.B.2

3.5惜しい気がしてならない

2025年12月23日
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泣ける

悲しい

驚く

パシフィックハイツ依頼、大好きなマイケル・キートンが監督・主演・製作と言うことで数少ない上映館を探し観覧

派手さは無いながらも引き込まれる秀逸なストーリー
でも、でもね。

何かもうひとつ足りない感じがぬぐえない・・・
それは何か?

予算なのか、監督としての力量なのか、
上映館が少ないのも理解できなくもない。

でもね、良い映画ですよ。

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ref

4.0お父さん泣いちゃった

2025年12月22日
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泣ける

知的

簡単に言えば息子の罪を親父が被ると言うストーリーなのだが
其処までの過程やシーンにちりばめたヒント、親父と息子が
やった事は違法では有るが同じ親として理解は出来る。
最後に泣かせる演出は観客全員が涙する、ぜひどうぞ。

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hayato