Mr.ノーバディ2のレビュー・感想・評価
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90分弱を申し分なく楽しませてくれる
2作目で世界観を拡大させたり、野心をあらわにして転落していく作品が多い中、この映画は90分足らずのストーリーに適度な趣向を詰め込んで、こじんまりとしてはいるが飽きさせない面白さを提供する。この”強いおじさん”という無二のキャラやその家族にもう一度会いたかった人は満足できるし、前作に引き続いてのリアルなスタントアクション、それに「家族バカンス」というシチュエーションを通じて、主人公の後戻りできなくなった人間性や幼き日の記憶を炙り出していく物語システムも充実。ある意味で二度と忘れ得ぬ旅行となったことは間違いないし、行楽地でよく見かける、ある一定の疾走と迫力だけは保証されたノーマルなジェットコースターに乗っているかのようだ。あとは敵役。コリン・ハンクスはいちばん印象に残るおいしい役柄で、その背後に鎮座するシャロン・ストーンは申し分のないカリスマ感と大御所感。ラストへ向けたスペクタクル感も楽しい。
小ネタ満載で笑える強すぎる夫婦
普通、続編は失望するのがシリーズ映画の常だけど、前作よりパワーアップして痛快面白かった。
小ネタ満載、セリーヌ・ディオンのThe Power of Loveを流してスローモーションで水中キスとおふざけぶりやマフィアをせん滅させ、大爆発を子供たちが見上げて夏休みの花火を眺めるかのシーンは笑ってしまった。
ただ家族の久しぶりの夏休みの思い出を邪魔しないでと訴えるべく『冷静に落ち着いて』と自分を戒め乗り込んだマフィアのアジトに乗り込んだにも関わらずハチャメチャに多数のマフィアをせん滅するどころか山積みの札束に火をつけアジトを爆破して問題拡大。強すぎる風貌普通のおっさん。トラブルを戒めていたママ(妻)は最強の刺客に散歩に行くと家族を残して絶体絶命の夫のピンチにライフルで仕留め一件落着。警官の尋問に君たちは何ものなんだ?と尋ねられたら『単なる夫婦です』と(笑)
遠山の金さんがヒス持ちだったらどうなるか?
かつて往年の名作劇、遠山の金さんがもしもヒス気味で、町中で抜刀することすら厭わないアメリカ人だったらーー?
それを疑似体験できる作品です。ちなみにバック・トゥ・ザ・フューチャーのドク役が出ます。主人公側で最後まで立派に活躍しますので安心して見られますね。
主人公は政府の凄腕エージェントでもある、片田舎のしがない父親です。日本人なら、いつもは昼行灯だけどいざ決めるときはしっかりと決める、そんな姿に美学を持つでしょう。しかし彼はアメリカ人。決めるべきとき以外でもしっかり決め、バケーション中に娘と息子をコケにされたその場で相手とをブチのめし、家族総出で旅早々に警察署にご厄介になります。
いや、仮にも政府の凄腕エージェントなら、そこはもう少しスマートに済ませよう?というこちらの心配を他所に、彼の家族もまあまあトチ狂ってるんで旅は楽しく進んで行きます。そんな家族に、真悪である巨大組織が影を落とし、一家は巨大な陰謀に巻き込まれーーと、あとはまあまあご察しです。
比較的楽しく見ることができたのは事実です。サスペンスではなくコメディー要素が8割を占めるアクション映画でしょう。お子様連れにはやや血が出るシーンがあるので注意でしょうか。
ちなみに、前作を見なくても楽しめます。
なお、イコライザーのようなカタルシスさや、ミッションインポッシブルのような凄腕エージェントの様が見える作品ではないことに注意です。
すべてノリで─
バイオレンス寅さん
あいかわらずのブチギレオヤジでした。
一作目を観た記憶はあるが、観た内容が思い出せないまま「2」を鑑賞
「面白かった」という印象は持っていたので当然のように「2」を観た
出てくる登場人物をみて、主人公以外(おじいちゃんはギリ覚えてる)全然
印象が残っていない
もっと言えば、前作のプロットもあらましも思い出せないまま鑑賞
もし、「2」が最初の鑑賞だったら面白いと思わなかったかもしれない
B級映画の、既視感たっぷりの展開だからだ
残忍で強大な敵側も、結局は主人公がやっつけやすいチープなサイズ感に
トランスフォーマーしちゃって怖くもなんともなくなるのが最大の残念point
いや、時間つぶしに「ハズレ」を観たくないという人には及第点の映画かな
「3」ができてもよっぽど見る映画が無いタイミングじゃないと次は足が
向かない気がする
最高の F○ckin' summer vacation‼
裏の顔を持つ普段は冴えない中年オヤジが、家族との距離を縮める為無理やり夏休みを取ろうとするが、出かけた先のテーマパークにてまた面倒な連中に巻き込まれてしまい…と言った物語。
痛快コメディアクションの続編ですね。
前作の鑑賞は、まぁ必須と言う程でもないが…と言った感じでしょうか。
今回も分かり易いストーリーにコメディ要素ふんだんのアクションが満載。ただ面白いだけじゃなく、BGMのセンスも相まってどことなくオシャレなのがまた良いですね♪
今回は家族と普通にゆったり過ごしたいものの、さっそく息子がトラブルを…向こうに非があろうとも、ハッチのことを理解している奥さんのとる行動は…子どもたちは到底納得いかんだろうが、まぁ仕方ないよね(笑)
それでも家族との時間を諦められないハッチは、鎮静を図ろうとすればするほど…ここであのガキが⁉どうあがいても面倒事に…w
にしても、何だかんだ家族物語でもあるのが良いですね。おじいちゃんは相変わらずだし、これは命令だの件も、私の男よ…って、奥さんカッコ良すぎだろ。
そして整った舞台‼”そっちにする”…ってw
奴はボールプールだ、の場面はガチで笑ったw誘い込みとは言え、そこ歩くかねw
また、マンセル家の頑張りもグッド。兄弟に息子に、何より最高のベターハーフも。これぞマンセル家の夏か。
尺も90分と素晴らしい‼…と言いつつ、ラストはもうひとヤマあっても良かったかな。
とにもかくにも、前作同様とても面白い作品だった。次はウサギかなw?
鑑賞動機:前作10割
冴えないおじさんに見えるけど…というところがミソだけど、流石に前作ほどの衝撃は無し。ただ夏木マリ…じゃなかったシャロン・ストーンがなかなかの強烈キャラで、驚く。
ところどころややアクションのアイデアが物足りなく感じるところもあったが、まあユニバーサルだし、バカだから楽しめるところもあるし、いいか。
A317 舐めていたら強かった!感が弱い
2025年公開
うーん キャラが立っているので続編続編!
しかしホンが全く詰まってないなあ。
とりあえず勢いで誤魔化そう。
遊園地がチャラくても子供は納得したことにしよう。
悪ボスの息子も出だしはワルやったけどイイ子になることにしよう。
嫁さんも離婚モード満開やったのに最後は助けることにしよう。
こういう表面だけ上手く説明するのは
ホンマに軽い。
前作はもう少し納得感があったよね。
ラスボスもこんなに粛清ばかりしてたら
子分足らんぞ。
頭少ないなー
って思ってたらシャロンストーン!?
ええのか?こんな薄いキャラで。
まあ結構自分でも笑ってたけどね。(苦笑)
60点
鑑賞 2025年11月6日 イオンシネマ桂川
配給 東宝東和/ユニバーサル
待望のオジさんアクションの新シリーズ続編!
1作目を観た時に、オジさんアクション映画の新しいシリーズが始まったと(勝手に)喜んだことを覚えている。正直続編ができる自信はあまりなかったから今回の続編は嬉しい。
前作の時から家族愛が描かれたアクション映画だなと思っていたが、今作はそれをさらに推し進めた感じ。家族との幸せな思い出を作るためにリゾートに出かけるというもの。そこでトラブルに巻き込まれるのだが、やはりクールに見えて切れやすいハッチのキャラがいい。家族に手を出された奴らにキレるってのは父親として正しい(あくまでメンタリティとしてだが)。
穏便に問題を解決して家族とのバケーションを楽しもうとしているが、全然そんなわけにいかないのがこのシリーズの面白いところ。キレやすいのに、情に厚いからあの息子も助けちゃう。そんなハッチを応援するしかないだろ。やはり最後は家族のために戦うオジさんの連合軍がいろいろな仕掛けで戦うという流れ。家族愛がちゃんとテーマになっている。これはこれでいい。
最後は本当に滅茶苦茶暴れまくって終わる。正直あいつらどうなった?とも思うが一応サラッと触れられながら終わったりするから責められない。ハッチの家族のいろんな側面を見せてくれたので、さらなる続編にも期待できる終わり方だと思う。
そしてエンドロールで気づいたのだが、敵の大ボス・レンディーナを演じたのがあのシャロン・ストーンだったとは!あんなイカれた敵役だったのに!こんなシャロン・ストーンなら他の映画でも観てみたいと思った。
ただの観光客じゃないじゃん!聞いてない!
家族との時間を大切にしたいと思いながら、危険に身を置いてしまう そしてその家族に背中を押され、一緒に前に進んでいく という想定外にグッとくる話!
イコライザーのマッコールさんが孤独の中に自分の居場所、守りたいものを見つけていったのと対照的に、なんとか家族の一員である父親というポジションを守りたいというハッチ
起きてることは凄惨だけど雰囲気は明るいし、娘の撮ったスナップが切り取る家族の夏の思い出にほっこりしてしまった 家族が酷い目に遭わないのもありがたい
見逃せない事態に直面して一度その場を立ち去るも、耐えられず戻ってきてキレる💢という逡巡に何とも言えない味がある 状況は別として、誰しも経験あるし、行動にでなくて後悔したこともあるとおもう
続編なので細かい説明を省けるのがいいし、90分とタイトながら見たいものが詰まってる!理想の1本!ロケーション変えて年に1本作ってください!
ストレス発散に丁度いい映画
理不尽だけど爽快感半端ないブチギレアクション映画
家族旅行先でトラブルにあった最強殺し屋父さんが暴れ回って闇組織を壊滅させるだけの話。
前作もそうだが事件の原因が主人公がキレやすい体質だからという自業自得な理由でしか無いが、変に説教臭く「人が変われる」というテーマを描いているのでは無く、「やっちゃったのは仕方が無い、こうなったらやるとこまでやるか」という思考でこんな自分でも理解してくれる家族、仲間がいる」と全面的にポジティブな作風が良い!
元最強の殺し屋というテーマを扱っている以上ジョン・ウィックと比較してしまうが、ジョンとは違いルールは無く、ただ「イラついたから殴った。大事になったから根本的に組織から全て破壊しよう!」と、あまりにも自分勝手な主人公がこれまた清々しくて良い。
出てくるキャラ全員個性豊かで、特に主人公の父の存在は大きい。コメディ的にも良い働きをしているが、この父にしてこの子ありと正論化されられる構図がまた面白い。兄弟の日本かぶれも良かったw
このシナリオならいくらでも続編作れると思うし、3があったら日本を舞台にしたいと監督が言っていたので、期待して待っているぞ!
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