「遠山の金さんがヒス持ちだったらどうなるか?」Mr.ノーバディ2 たまに映画館で見る人さんの映画レビュー(感想・評価)
遠山の金さんがヒス持ちだったらどうなるか?
かつて往年の名作劇、遠山の金さんがもしもヒス気味で、町中で抜刀することすら厭わないアメリカ人だったらーー?
それを疑似体験できる作品です。ちなみにバック・トゥ・ザ・フューチャーのドク役が出ます。主人公側で最後まで立派に活躍しますので安心して見られますね。
主人公は政府の凄腕エージェントでもある、片田舎のしがない父親です。日本人なら、いつもは昼行灯だけどいざ決めるときはしっかりと決める、そんな姿に美学を持つでしょう。しかし彼はアメリカ人。決めるべきとき以外でもしっかり決め、バケーション中に娘と息子をコケにされたその場で相手とをブチのめし、家族総出で旅早々に警察署にご厄介になります。
いや、仮にも政府の凄腕エージェントなら、そこはもう少しスマートに済ませよう?というこちらの心配を他所に、彼の家族もまあまあトチ狂ってるんで旅は楽しく進んで行きます。そんな家族に、真悪である巨大組織が影を落とし、一家は巨大な陰謀に巻き込まれーーと、あとはまあまあご察しです。
比較的楽しく見ることができたのは事実です。サスペンスではなくコメディー要素が8割を占めるアクション映画でしょう。お子様連れにはやや血が出るシーンがあるので注意でしょうか。
ちなみに、前作を見なくても楽しめます。
なお、イコライザーのようなカタルシスさや、ミッションインポッシブルのような凄腕エージェントの様が見える作品ではないことに注意です。
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