ガザからの声 Episode1「アハマドの物語」のレビュー・感想・評価
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【今作は、瓦解したビルの合間に建てられたキャンプで過ごす、イスラエルの空爆により両足を失った少年の言葉”ガザは何時か美しい街になる。”が印象的なドキュメンタリー映画である。】
ー ニュースではイスラエルによるガザ地区への砲撃により、瓦解したビル群や、逃げ惑う人達しか映されないが、このドキュメンタリーではガザ地区に住む人たちの目線で、現況が描かれる。
ずっと、五月蠅く鳴っている音は、イスラエルの空爆により両足を失った少年、アハマドの母によると、彼らを見張るドローンの音だそうである。
アハマドは体操選手を亡き兄ムハンマドと目指していたが、兄、叔父、従弟はイスラエルの砲撃により亡くなり、共に居た彼は両足を失う大怪我をする。
今作は、その50日後に映されたドキュメンタリー映画であるが、アハマドの未来を諦めない姿や、言葉に驚く。
”両足が治り、腕が治ったら体操教室を開く。”
”トランプが、僕らにガザを出ろと言ったから、僕たちはガザに残る。ガザは美しく復興する。戦争は何時か終わる。”
物凄い、精神力だと思う。彼は笑顔を絶やさないのである。
<今作は、、瓦解したビルの合間に建てられたキャンプで過ごす、イスラエルの空爆により両足を失った少年の言葉”ガザは何時か美しい街になる。”が印象的なドキュメンタリー映画である。
ネタニヤフの汚職に迫った「ネタニヤフ調書」と併せて観て欲しいドキュメンタリーである。アハマドとネタニヤフの人間の器の違いが良く分かると思います。>
ガザ市民の声を胸に刻む
現在進行形のイスラエル、パレスチナ問題。今、現在もイスラエルはガザを空爆。ガザ市民のアハマド君の声を直接スクリーンで知る事ができた。まず、言葉が出ない。アハマド君も空爆に巻き込まれ両脚と指を失いながら懸命に生きている。常にイスラエルのドローンがガザ上空を飛びつつ。アハマド君の言葉を胸に刻み、イスラエル、パレスチナ問題を見つめていきたい。色々考えさせられた。
つい3ヶ月前のガザの日常
この「50分間」は大変学びがあった。
ニュースで取り上げられるので、ガザの様子は知っていたものの、本作品に映し出されているのは「今この瞬間のガザ」そのものだった。
何も敵意を示していない市民達へのミサイル攻撃によって両足と左指4本を失った少年をメインにカメラワークが進むが、彼の心の傷が完治することはないだろう。体操が好きだった彼だけど、もうバク転をすることはできない。一緒にペアを組んでいた双子の兄も命を落とした。苦しい治療を続けている中で将来に向けての展望を語っているが実現化までは遠いだろう。
今のガザに平穏な日常が戻るのはいつだろう。イスラエル、取り分け、トランプ政権のアメリカの動きが気になる。
「果物が食べたい」と語っていた彼。希望が叶うのはいつになるだろう。
久しぶりにアイスクリームを口にして瞳をキラキラさせていた時の彼の表情は少しだけ柔らかくなっていたように感じた。
自分達には何ができるのだろう。
タイトルなし(ネタバレ)
1時間、 ガザで 爆撃で 兄を失い、自分は 障害を負った子供。
ドローンが 四六時中 ブーンと 上空。
何も 悪い事はしていなない。
住んでいた町で イスラエルが 攻めて来て、 占領、
更には 入植、土地を 奪い 移住。
ガザ 市街は 爆撃で がれき、
そこに テントで 暮らす。
いつか 復興する日が 来るのか、
イスラエルにより 消滅させられるのか、、、
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