楓のレビュー・感想・評価
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5回泣きました
泣かないつもりで観に行ったのに、結局5回も泣いてしまいました。
気づけば、邦画のラブストーリーの中で一番好きな作品になっています。
福士蒼汰さん演じる恵の想い、福原遥さん演じる亜子の揺れる気持ち、
そして石井杏奈さん演じる日和の切なさ。
誰か一人に感情移入するのではなく、
**登場人物それぞれの「誰かを思う気持ち」**が痛いほど伝わってきて、
そのたびに胸がいっぱいになり、何度も涙がこぼれました。
物語を追ううちに、これは「楓」という一つの物語でありながら、
スピッツが楓と共に両A面シングルとしてリリースした「スピカ」のような作品なんじゃないかと思いました。
天体観測のモチーフが、登場人物それぞれの想いを静かに照らしていて、
誰かを見つめる視線や、すれ違う心の距離が、
まるで星の配置のように感じられました。
特に心を掴まれたのが、
福原遥さん演じる亜子の目線で、福士蒼汰さん演じる恵を見つめるシーン。
事故の後遺症による複視で恵の姿が二重に見えているところから、
ふっと焦点が合い、ひとりの姿として定まる瞬間があります。
それは、ずっと涼の面影を重ねてきた視線がほどけて、
亜子が「誰かの代わり」ではなく、
一人の人間として恵を見て、好きになっていることが、
視覚的にも感情的にも一気に伝わってくる名演出でした。
この一瞬で、亜子の心の変化も、物語の重なりもすべて腑に落ちて、
思わず「行定監督、天才じゃん…」と心の中で呟いてしまいました。
あまりにも心に残って、すぐにもう一度観に行き、
2回目でも同じように5回泣きました。
観るたびに新しく気づく感情や視点があって、
星座をなぞるように、また別の「誰かの想い」に涙してしまう作品です。
期間中にもう一度観たら、今度は何回泣くんだろう。
きっとそのたびに、この物語をもっと好きになる気がします。
消化できないレベルの違和感
感想としては、それ別にスピッツの「楓」である必要なくね?って感じでした。物語の展開もなんとなく想像がつく感じではありましたけど、個人的にどうしても引っかかったのは節々の違和感です。例えば、仕事先の後輩とプライベートでばったり会うとか。平日の高校に普通に入って行って屋上でストーリーが進むとかね。これは第三者的な目線で見ると部外者の侵入ですよね。あとニュージーランドでばったり発見、なんてのも少女漫画みたいで冷めてしまいました。そういった細々としたディテールの甘さがどうしても感情移入を阻害してきました。
あと、頭に手を添えるおまじないですが、
側から見たときのシルエットあんまり良くないなあって思いました。特に初対面の異性に対してアレをするのは、顔がいいから許されてる感がありますが、通常であればこれは事案です。まず追って勝手に写真撮ってる時点でそうなのですが。
(上記の部分まで“違和感”といってしまうと映画なんて作れないと思うので、そこは目を瞑ります)
良かった点としては、福原遥ちゃんが可愛かったのと、スピッツの「楓」はやっぱり素敵でした。
そもそも劇場の音響で楓を聴きたかったから足を運んだので満足ではありました。映画自体は、あんまり良いものだとは思いませんでした。
純粋にラブストーリーとして観れます。後半レビューネタバレあります。
予告編がドキッとしたので観たいなと思ってました。
結論から言うと良かったです。
あらすじは特に知らなくてOKです。
大半の方が良かったと思える作品かと思います。
好きな方とデートで観に行かれてはどうでしょうか。
若い方も年齢層が高い方もどちらもOKだと思います。
私は男性なので福原遥が好きな方は
胸がキュンとしてもっと好きになるのでは。
ビックリしたのが結構CGがしっかり対応していて
映画館ではリアルな感じに見えたのが凄いですね。
昔は見てるとあれ?CGだなぁって感じがしたんですが
昨今のAI技術で実際にやりたい事がリアル感があって
上手く出来ているなぁと思いました。
以下ネタバレとなりますのでお気をつけ下さいませ。
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夜に二人で浜辺で流れ星を待つシーン
亜子が一人で浜辺で流れ星を待つシーン
どちらもあのシーンが今回観ていて良いなぁと思いました。
海外の風景も良かったですね。
福原遥さんも可愛かったです。
最後に亜子ちゃん、涼を追いかけて来てくれてありがとう!
本当に最高なラブストーリー❤ハッピーエンドです!
あと、もしかしたら涼が恵になっていたのか?
っていうのが自宅前でカメラを構えた時に気付いてしまいました。
あ、やっぱりそうかと。
正直な感想として涼は優しいなぁと思いました。
恵は亜子を取っちゃだめだよって。
腹黒いよ~~ってなっちゃいました。
双子だけあって同じ人を好きになる率は高いでしょうけど
あそこはこれは涼っていう双子が撮ったんだよって
男ならきちんと紹介するべきです。
悪口になってしまっていたら申し訳ありません。
ですが、観る事が出来て良かった作品です。
最後まで読んで頂き有難う御座います。
作品にも有難う御座います。
スペアKei
主役が死んだ弟になりすまして福原遥を射止めようとするふざけた内容なので見るか迷ったんですけど
意外に早く真相が明かされて
というかですよねーって感じの流れでよかった
あのスピードでぶつかって助かったのはぶつかる直前に彼女が助かるほうにハンドルを切ったんかな
兄の気持ちを知ってて託したと妄想したら泣けるよね
弟の筆跡マネせんでもそんなのは記憶があいまいなのも含めて全部事故のせいにしたらいいのに
真面目か
そういうところが好かれたんかな
屋上での最初の出会いは兄だったり
兄に告白した人が独立したり
すぐに乗り換えたらヤバい女になるから3年あけたり
スピッツの看板を掲げてるから
後味良く終わらせるためにいろいろ考えたんですね素晴らしい
12/22 追加
レビューに間違いありました
衝突した時は車止まってました
妄想なので別にいいんですけどいちおう報告
ラインのメッセージが既読になるところが一番泣けるポイントやな
一回目より二回目のほうが気付くことが多くて泣ける
一回見て面白かった人は二回目見るのもいいんじゃないかな
ニュージーランドの景色が美しい
ニュージーランド旅行した人ならその景色が懐かしく感じるでしょう。
話の展開は平凡に見えてちゃんとオチがありました。
好きになったきっかけが実は別の人だったというオチは今までに
何度か見たような気がします。嫌いではありませんが徐々に涙腺が緩まなくなってきています。
予告で開示しすぎじゃない?
こんなストーリーじゃ泣けないよ⋯と思っていたけど主人公の「俺が間違っていたのかな?」の台詞以降は、制作陣の思惑通りまんまと泣けた(笑)
題名にも有る通り予告等の知識が邪魔をして上記の台詞以前は正直、感情移入出来なかった
そこも含めてのストーリー展開だと思うけどもう少し設定を「伏せて」いても良いかもなぁと感じた
設定が伏せられていたらもっと作品に没頭していたかなぁ
「楓」っていうか「スターゲイザー」?
あらすじの時点で、「楓」ではないなーと思っていたけど、予感的中。
冒頭ともうワンシーン、取ってつけたように楓の葉っぱが出てくるだけで、シナリオは「楓」の名を借りているだけ。
話の軸は天体観測なので、近いのは「スターゲイザー」。それなら、「スターゲイザー」でよくね?っていう疑問で頭の中が支配されてしまった。
そして、涼、恵、亜子、3人とも嘘と欺瞞をきっかけに相手と関係を築いているという、シナリオそのものにそもそも全く共感はできなかった。
また、カバーの「楓」が劇中歌で2回流れてくるのだが、セリフとダダ被りでどちらも邪魔にしか感じなかった。それだったら、マサムネ氏が歌っているスピッツのしっとりとした他の曲を控えめに使うべきだったと思う。
そもそも、「楓」の歌詞って、別れの曲というか、死別の歌だと解釈できる。それはこの映画でも取り扱っている。
では、なぜ歌詞には一言も「楓」が出てこないのに、タイトルになっているかというと、「楓」の花言葉が「大切な思い出」だからだろうと思っている。そして、「僕」は君の声を抱いて、再び君と天国で会えるまでこれからも生きていくという風に解釈もできる。
この映画はそこまで深く解釈しただろうか?
代わりの誰かに依存するような、そんな内容の歌詞か?
今一度、シナリオライター、監督をはじめとした制作陣に面と向かって問うてみたい。
これは「楓」か?と。
ただ、作詞したマサムネ氏が好意的なコメントを出しているので、それだけは救いかなと思うのと、福士蒼汰が同性目線で見ても素敵だなと思ったので、ボロクソに批判するような作品ではないのかもしれない。
奇跡が起きる!
予告で、弟のリョウが亡くなった兄のケイの身代わりをする話だと分かっていたけど、ケイがアコの恋人のふりをしていたのかなと思いました。
中盤に学校で別れを告げる場面は、今は防犯上、部外者はなかなか学校内には入れないので、少し違和感がありました。
話に一捻りあったので、意外な展開になり、良かったと思います。
福原遥さんは、女優として年々成長しているなと感じました。
「成りすまし」を描くのであれば、それなりの説得力が必要だったのではないだろうか?
ニュージーランドでカップルが事故に遭う冒頭のエピソードの後、彼氏の方が、別の誰かの「成りすまし」であることはすぐに分かるのだが、その経緯が中々説明されないので、少しイライラしてしまう。こういう展開にするのであれば、予告編などで、「双子の兄弟の1人が、死んでしまったもう1人のフリをして、その彼女と付き合う」という物語であることを、大々的に宣伝しない方が良かったのではないだろうか?
彼女が、事故の後遺症の手術をすることになって、ようやくと、彼が「成りすまし」た時の様子が明らかになるのだが、そこには、そうせざるを得なかった「やむにやまれぬ理由」があったのだろうと予想していたにも関わらず、「成り行き」でそうしただけだったということが分かって、何だか拍子抜けしてしまった。
仮に、「成りすまし」に、それなりの理由があったのだとしても、彼女が、事故の直後に、同乗者がどうなったのかを知らされていないのは非現実的だし、いくら双子だとは言っても、自分の彼氏が別人であることに気が付かないのは、余りにも鈍感すぎるのではないかとも思えてしまう。
この点に関しては、彼女が、最初から、「成りすまし」に気付いていたということが分かって、一応、納得することができるのだが、その一方で、彼氏の方は、本当に、自分の「成りすまし」がバレていないと信じていたのだろうかという疑問が湧いてくる。
そもそも、高校生の頃から付き合っていたのであれば、自分が双子であることを、彼が彼女に知らせないのは不自然だし、終盤に明らかになる2人の出逢いにまつわる「真実」が、双子であることを隠し通す理由になったとも思えない。
この、「真実」にしても、彼が、その時に撮った写真を見つめていたり、高校の屋上で、その時の状況を思い出したりしている様子から、容易に、そのカラクリが想像できてしまい、サプライズと言えるほどの驚きは感じられなかった。
もしかしたら、彼の方も、彼女に「成りすまし」がバレていると気付いていて、その上で彼氏を演じ続けていたのではないかとも思ったのだが、どうやら、そういう話でもなく、2人がそのまま別れてしまった理由も、彼女が、3年後に、再び彼に会いに行った理由も、今一つ分からなかった。
どうせなら、お互いの「嘘」を知っていながら、相手を「おもんぱかる」気持ちからそれに気付かないフリをし続けて、最後にそのことを理解し合って一層の絆を深めるといった物語にした方が、よほど説得力のあるラブストーリーになったのではないかと思えてならない。
バージョンや歌い手を変えて度々挿入される「楓」の楽曲にしても、実際の「楓」の葉っぱにしても、それほど効果を上げているようには感じられず、どうして、これが映画のタイトルになっているのかもよく分からなかった。
バターのおまじないの魔法。
旅先のニュージーランドで事故死した双子の弟・恵に成り済ます兄の須永涼と、恵ではないと解りながらも兄の涼と同棲する木下亜子の話。
1998年リリースされたスピッツの曲「楓」を原案にし脚本化されたラブストーリー。顔がそっくりで恵に成り済ます双子の兄・涼と、恵が居なくなった寂しさを埋めようと涼と生活する亜子、あの時の学校屋上で撮った写真とおまじないの真実…。
この手の作品は好物だし予告から知り楽しみにしてた本作、雰囲気は凄くいいんだけど何か少し物足らないと思ってしまった序盤中盤。
ストーリーは進み街で出会ってしまう涼と恵を知る会社の後輩女子とバーに勤める男性、幼なじみで真実を知る梶野を絡め…。終盤で解る展開、あの時の屋上で写真を撮ったのは…、写真を撮ったあの日から…と思うと涼の気持ちが切ない、亜子のために優しさからの同棲?と思っていただけに。
学校屋上で空を見上げる亜子とその時撮る写真、あの時のおまじないと何かズルい。あの描写を観てるだけで泣けてきた。
3年後の展開、納得の終わり方で良かった。
キレイに行定節にハマった感じ
スピッツの「楓」がどう映画になるか楽しみで、かつ双子という扱いが気になるところだった。
見ている最中も、ある意味期待を裏切られる展開になるのでは、と不安もあったけれど、最終的には、スピッツの「楓」が見事に行定節にハマった感じで観終えた。
「バターが溶けて」。映画とは違う文脈で、胸に手を当てあたたかさを感じられる作品だった。
ストーリーがちょっと物足りなかった
予告編を見て印象的であったニュージーランドのシーンはラストに来るんだろうなぁと思っていたら、予想に反して物語はニュージーランドから始まる。
あれ?そう来るの?と思いつつも舞台は日本へ。
予告編の「双子の弟のフリした」の通り、ある程度のネタバレはしているので、序盤はそれに念頭を置きつつスクリーンを眺めていたが、どっちが兄でどっちが弟なのか正直よく分からない。
後半のネタバレのあと、やっと全体像が見えるが、(私にとっては)その程度の理由で寄りを戻すし、亜子は結局兄でも弟でもどっちでも良かったのではないかなという気がしました。
監督はスピッツの名曲「楓」から着想を得てこの映画を製作したみたいですが、具体的にどのあたりから着想を得たのだろう?
映像と音楽は良かったのですが、ストーリーがちょっと物足りなかったかな。
セリフが聞き取りにくいシーンもいくつかありました。期待が大きかっただけに残念でした。
エンドロールを見ると製作の裏方さんに韓国人の名前が多数。一体何なんだろう?
俳優さんの演技みんな良い!
予告を見すぎてしまったためか、まだ何かある?何かある?と最後まで思いながら期待しすぎて見てしまいました。
予告も見ずに期待せずに見た方が1番感動するんじゃないかと思います。
俳優さん方は皆さん自然体、で、見ていて心地良かったです。
なぜか、映画館を出て、ジーンときてしまいました。
心が温かくなる映画なのは間違いなしです!
⭐︎鑑賞2回目の感想⭐︎
1回目は予告からのあらすじストーリーを把握する事で精一杯だった脳が、ようやく落ちついて観れた。
2回目の方が泣けるって凄い映画、、、。
確実に分かった事は登場人物みんなが誰かの事を想ってる。
2回目だから気づいたあことりょうの、ふとしたセリフやしぐさ、みつけてどんどんストーリーに納得していった。
最初、双子の兄弟の彼女なのに空港でも話さないし、よそよそしい、おかしいよね?て思ってたが、
けいは、あこを傷つけたくないので初対面がりょうだとバレたくない。
りょうは、初対面が自分だったとけいの為にバレてはいけない。あと、一目惚れした気持ちを押し殺す為に。
だから仲良くならないように何年も距離をとってきた。
日本の楓をあこから渡された時の意味分かってないりょうくん。
でも、あこはなんでけいじゃないと分かっていて楓の話をりょうにしたんだろう?と謎に思った。
ニュージーランドの楓=けい。
日本の楓=りょう。
ってこと?
それとも、分かるはずないよね、、と思いながらりょうに話して、けいじゃない、って事を自分に自覚させてる?
ギョニソ帆立風味も以前けいが観測所であげてみたら食べなかったのでメモに残してた。あこは今帆立風味をあげようとしていた=目の前の人はけいじゃない、りょう、という事が証明された、目の前でバレた。
りょうはけいの思い出の場所を見つけて号泣。
=りょうも同じくけいを亡くしてつらいのに、これ以上けいのフリをさせてはいけない、あこは思い、少しずつ距離をとっていく。
その時同時にりょうはけいの彗星を見つける夢とも向き合い、彗星探しを本気で始める。
目の手術して以降あこはりょうに「けいちゃん」と呼んでない。名前を呼んでない。りょうという人間と過ごしてる。
けいから譲り受けたカメラ、天体観測、あこ、りょうは必ず大事にする。
りょうの気持ちを考えると、本当に切ない。
これからはけいの生、じゃなく、りょうの生、を生きて、って励ましも胸を打たれる。
しかも、そのけいからのカメラと星好きによって、
星ナビに載る、って、、。日和にも感謝を伝えてる気がする。
まだまだ気づかれてない隠れたストーリーがあると思う。
それぞれの「ふり」の先にある本当の自分って何なのだろうか
2025.12.19 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(120分、G)
原案はスピッツの楽曲「楓」
大切な人の喪失を抱えた男女の「ふり」を描いた恋愛映画
監督は行定勲
脚本は高橋泉
物語の舞台は、ニュージーランドのテカポ湖に向かう恵(福士蒼汰、高校時代:北島岬)と彼の恋人・亜子(福原遥、高校時代:森有乃)が描かれて始まる
目的地に向かう途中である人物(後に親友の梶野(宮沢氷魚)と判明)に絵葉書を送った恵は、その後の道中にて「あること」を亜子に伝えたいと考えていた
だが、それを伝えようとする直前、二人の乗った車は事故に空き込まれてしまい、恵は帰らぬ人となってしまった
亜子は奇跡的に一命を取り留め帰国することになったが、恵の死を受け入れることができなかった
だが、ある出来事をきっかけとして、亜子はまだ恵が生きていると思い込んでしまう
そして、そんな彼女の前に、双子の兄の涼(福士蒼汰、高校時代:北島岬)が現れる
亜子は恵が帰ってきたと思い、涼は彼女に真実を告げることなく、恵として彼女と過ごすことになったのである
映画では、渋谷龍介と十明の「楓」のカバーが流れるのだが、男性ボーカル版は「亜子がダイニングバーで辻(宮近海斗)に高校時代の出会いを語るシーン」で流れ、その箇所は「1番の歌詞」となっていた
映画を最後まで観るとわかる引用となっていて、亜子と恵の気持ちのリンクというものが描かれていた
この引用が男性の声なのは、亜子の思い出に対する「そうであってほしい」という想いを表現していると思う
対する女性ボーカル版は「涼が亜子のために自分の人生を犠牲にしていることを知るシーン」で流れ、その箇所は男性ボーカル版と同じ「1番の歌詞」となっていた
この部分が女性ボーカルとなっているのは、その時点の亜子の心情が載っていて、彼女は前に進むために、その想い出から旅立つことを決意した瞬間を表現しているのだと思う
また、歌詞の中に「かわるがわるのぞいた穴」という表現があり、ここから望遠鏡を覗き込んだ二人というイメージを想起させていく
楽曲自体は、すでに別れてしまっている男女がベースとなっていて、彼女を失った男性目線で描かれている
彼女の存在が自分自身を取り戻す結果となっていて、自分自身でいられることへの感謝と、彼の元を去ってしまった恋人への想いというものが綴られている
イメージとしては、男女の別れではなく死別の印象があるので、映画のコンセプトはしっくり来ると思う
それでも、「なぜこの楽曲の名前が楓なのか」を理解した上で鑑賞した方が良いのは確かなのだろう
楽曲自体は「楓の花言葉がベース」となっていて、その意味は「大切な思い出」と「美しい変化」である
思い出を捨てることなく、次のステップを踏み出そうとする心情を描いていて、それが映画のラストにもつながっていると言えるのだろう
それを踏まえると、原曲を聴き込んだ方が良い作品であり、それぞれが抱えている想いをどのように消化されているのではないだろうか
いずれにせよ、楽曲のイメージを綺麗に表現している作品なのだが、双子であってもふりをするというのは無理だと思う
なので、双方がわかっているのに続けているのだろうなという想像がなされ、その理由というものがメインテーマとなってくる
亜子は「喪失を受け入れられないから頼った」ということになっていたが、一緒に過ごすうちに「恵ではなことを悟りつつ、自分の人生に巻き込んでしまっていることを後悔している」という帰結があった
対する涼は「かつて恋をした人が兄に奪われた」という現実があって、そこで生まれたものを引きずってきたのだと思う
そんな彼の元に「恋人のふりをする」という機会が生まれていて、代理であったとしても、こうしたかったという願望が込められていた
この強烈過ぎる想いの出発点を知るというのが物語の根幹であり、その気持ちに対して亜子はどうするのかというのがラストシーンに繋がっている
この再会によって二人がどうなるのかは描かれないものの、そこに幸せな恋愛があるのかは何とも言えない部分がある
元々、亜子が恋したのは涼だったという部分があって、そこから奇妙なねじれが生まれたのだが、ある意味、恵も涼を演じていた部分があったのだと思う
それを思うと、これまで思い出を大切にしつつ、美しい変化を起こせるのかは微妙なのかな、と感じた
観終わった後、大切な人を大切にしたくなる映画
ジャパンプレミアムレッドカーペット試写会で観賞しました。
ニュージーランドの壮大な景色から始まります。
まず色彩が素晴らしい。
アンドリューワイエスのような穏やかなトーンの中に透き通る蒼の世界観。
この映画の優しさと悲しさと透明感と尊さを表現する色彩。
公のあらすじで双子の涼の兄がニュージーランドで事故死してると書かれてたので、既に恵が亡くなっているのは分かってます。
なのでこちらも事故のシーンの後、亜子と一緒に暮らしてるのは涼だと分かって観てるのですが亜子と一緒にいる時の涼は恵そのもの。
亜子がいない時の恵は恵に戻ります。
それでも「いくらなんでも恋人が亡くなったのを知らない訳がないでしょ?」という気持ちがどうしても観てる方に出てきます。
途中までは。
亜子が目の手術をする辺りからそういうことかと気が付いた時に亜子と涼の穏やかに幸せに暮らしているシーンの意味も分かって涙腺が崩壊しました。
福士蒼汰さんの演技がまた素晴らしい。
恵は明るく穏やかで前向きで人を傷つけない言葉を自然に選べて一緒にいると心が癒されて幸せな気持ちになれる人。
出てきて直ぐに心をつかまれます。
福士さんの演じる恵の魅力は観てる私たちにも事故死した喪失感が大きく亜子や涼の悲しみの共感がより深くなります。
何が正しいか誰も分からない。
それを決めるのは…
この映画は初回と2回目は違った世界を感じられるので2回以上は観たいです。
宇宙の中心で‼️❓なんでそうなる‼️❓と叫ぶ‼️❓
双子の死んだ兄弟になりすまし恋人と暮らす、恋人も受け入れる、そんな物語が、この歌から導かれる、なんだか違和感。最後のオチも、それが、なんでそうなる、どちらかといえば気持ち悪さが後を引く。職場に一卵性双生児の女性が、同じ大学を同じ工学部土木で、同じ仕事を同じ場所でしている、珍しい、磁石のように反発するのが多いのに、入れ替わることがあれば、支障をきたすだろう。それなのに男女関係で入れ替わるなんて、双子を冒涜しているように感じる、劇中の楓を歌う男の歌も違和感。なんだか、スピッツが可哀想だ、ファンも可哀想だ、泣きそうだ😭すいません、個人的意見ですが。
本当に中二病映画同好会じゃないんだから
正直日本の恋愛映画もう作らなくて良い
脚本が中二病お花畑なのかまったく呆れて涙でるよ
実は双子でしたなんて40分以内で気付きました
あと高校の頃から付き合ってて彼の家族構成も知らないと言うのはナイナイ
「おもんぱかる」なんて言葉も戦前の小説よく読んでる人なら分かるが間違っても使わないな
俺って学あるんだぜーの中二病ならやるかも
あと週刊誌の写真と最後の場面が同じ外人の人と子供写ってたよね。あと筆跡が同じの結構あったから担当スタッフ書いてる?。せめて家の生えてる草くらい工夫しろです一気に撮ったのバレバレで時の経ったの感じない
猫捜してるときのカメラの揺ら揺ら何で?。キャンプ用品メーカーへの気遣いショットがわざとらしい
あとやっつけ映画に何で試写会前からレビュー載ってるのかなこの映画comも?何かの工作働いてる?
それも評価が呆れるくらい良いし
「バターが溶けて流れこんでく」?でどうした
「馬鹿がボケてナダル飛んでく」この方がオモロイ
全37件中、21~37件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。



