楓のレビュー・感想・評価
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王道なラブストーリー好きなら観よ!
はなから
王道のラブストーリーを期待していればほんとにキュンと?ん?違う?ほっこりしますね。
まずその期待を裏切りません。
そんな高校生の時からおつきあいしているカップルがそのままおとなまで続いてる純愛自体すてきじゃありませんか。
たまにはこういう作品も観て心が洗われるのも嫌いじゃない。わたし好きです。
みんないいひと、悪い人はいない。
純粋!
あえて言うなら
福原遥さんの、あ!!『あの花が咲く丘で、君と会えたなら』を彷彿するような、ややぶりっ子(笑)的なこのパターン??守ってあげたいみたいな弱さと可愛さを武器にした女の子の象徴、これは全女子側の敵!!
こういう子に男子は弱いんだよな、というなんかイラッとしてしまう。
ええ、自分にはない部分なので個人的な女性としての嫉妬です。お許しください。
福原遥さんが悪いわけではございません。
演出上これを期待されて演じられてるわけですから。
なのに
福士蒼汰さんにはメガネ男子とラフな男子とのツーパターンを楽しめる。女子側目線。
数年前のNHKの、『大奥』に出演されていた時は素敵だったなぁ←またまた余談。
何が楽しいか、て
アコちゃんの住んでいるおうちの、近辺の街並み。
あんな坂の上にあるんだー?!
坂道の階段はきついなぁ。でも高台で素敵。見晴らしいいなぁ。住んでみたいなぁ、とかいろいろ思い描いてしまう。
どこ?ですかね。
お部屋の、インテリアがとてもユニーク。
映画などでありがちなスッキリとしたスタイリッシュなインテリアでなく、そうなんか中古のお家みたいでしたものね、雰囲気にあったグリーンやら今までにないお部屋でした。
実はそういうの、チェックするのが私の映画鑑賞の楽しみでもある。
そして
あまりにも昭和なケイ君たちのご実家の、子供部屋。
そこまで??昭和?でなくてもよくない?
笑える。
そこまで落とし込む?。
↑気持ちはわかる。(笑)
彗星とか天体望遠鏡
夜明けの海辺の夜空 とか
屋上にある秘密基地的な天体観測など
ロマンチックさは抜群。
で?
タイトル
『楓』
にしなきゃいけなかった意味はわからない。
楓の歌をテーマにこんなストーリーになるものでしたか。
『天体観測』の方がしっくりくるかも。(笑)
「成りすまし」を描くのであれば、それなりの説得力が必要だったのではないだろうか?
ニュージーランドでカップルが事故に遭う冒頭のエピソードの後、彼氏の方が、別の誰かの「成りすまし」であることはすぐに分かるのだが、その経緯が中々説明されないので、少しイライラしてしまう。こういう展開にするのであれば、予告編などで、「双子の兄弟の1人が、死んでしまったもう1人のフリをして、その彼女と付き合う」という物語であることを、大々的に宣伝しない方が良かったのではないだろうか?
彼女が、事故の後遺症の手術をすることになって、ようやくと、彼が「成りすまし」た時の様子が明らかになるのだが、そこには、そうせざるを得なかった「やむにやまれぬ理由」があったのだろうと予想していたにも関わらず、「成り行き」でそうしただけだったということが分かって、何だか拍子抜けしてしまった。
仮に、「成りすまし」に、それなりの理由があったのだとしても、彼女が、事故の直後に、同乗者がどうなったのかを知らされていないのは非現実的だし、いくら双子だとは言っても、自分の彼氏が別人であることに気が付かないのは、余りにも鈍感すぎるのではないかとも思えてしまう。
この点に関しては、彼女が、最初から、「成りすまし」に気付いていたということが分かって、一応、納得することができるのだが、その一方で、彼氏の方は、本当に、自分の「成りすまし」がバレていないと信じていたのだろうかという疑問が湧いてくる。
そもそも、高校生の頃から付き合っていたのであれば、自分が双子であることを、彼が彼女に知らせないのは不自然だし、終盤に明らかになる2人の出逢いにまつわる「真実」が、双子であることを隠し通す理由になったとも思えない。
この、「真実」にしても、彼が、その時に撮った写真を見つめていたり、高校の屋上で、その時の状況を思い出したりしている様子から、容易に、そのカラクリが想像できてしまい、サプライズと言えるほどの驚きは感じられなかった。
もしかしたら、彼の方も、彼女に「成りすまし」がバレていると気付いていて、その上で彼氏を演じ続けていたのではないかとも思ったのだが、どうやら、そういう話でもなく、2人がそのまま別れてしまった理由も、彼女が、3年後に、再び彼に会いに行った理由も、今一つ分からなかった。
どうせなら、お互いの「嘘」を知っていながら、相手を「おもんぱかる」気持ちからそれに気付かないフリをし続けて、最後にそのことを理解し合って一層の絆を深めるといった物語にした方が、よほど説得力のあるラブストーリーになったのではないかと思えてならない。
バージョンや歌い手を変えて度々挿入される「楓」の楽曲にしても、実際の「楓」の葉っぱにしても、それほど効果を上げているようには感じられず、どうして、これが映画のタイトルになっているのかもよく分からなかった。
バターのおまじないの魔法。
旅先のニュージーランドで事故死した双子の弟・恵に成り済ます兄の須永涼と、恵ではないと解りながらも兄の涼と同棲する木下亜子の話。
1998年リリースされたスピッツの曲「楓」を原案にし脚本化されたラブストーリー。顔がそっくりで恵に成り済ます双子の兄・涼と、恵が居なくなった寂しさを埋めようと涼と生活する亜子、あの時の学校屋上で撮った写真とおまじないの真実…。
この手の作品は好物だし予告から知り楽しみにしてた本作、雰囲気は凄くいいんだけど何か少し物足らないと思ってしまった序盤中盤。
ストーリーは進み街で出会ってしまう涼と恵を知る会社の後輩女子とバーに勤める男性、幼なじみで真実を知る梶野を絡め…。終盤で解る展開、あの時の屋上で写真を撮ったのは…、写真を撮ったあの日から…と思うと涼の気持ちが切ない、亜子のために優しさからの同棲?と思っていただけに。
学校屋上で空を見上げる亜子とその時撮る写真、あの時のおまじないと何かズルい。あの描写を観てるだけで泣けてきた。
3年後の展開、納得の終わり方で良かった。
バターが溶けて、流れ込んでく
2025年劇場鑑賞103本目 佳作 59点
展開が遅く抑揚もMVの延長の様だし演技も及第点にも及ばず、よく企画たったなと呆れた
清楚すぎる福原遥と無造作ヘア王子様の福士蒼汰の男女それぞれに受けをねらっているだけで、面白みが全くない
かわいい声で駆け寄る福原遥はもろ男受けだし、小柄な女の子の頭に大柄な男が手を乗っけてよしよしする構図はもろ女受けだし、この監督らしいといったららしいけど、胃もたれする
前半の空虚とも言える退屈をやや払拭しようと試みる後半の薄味な伏線回収を施す展開も、この程度ならごまんとある
なにより、話のキーパーソンの内容と今作のテーマのスピッツの楓が合っていない
昨今のメジャーな曲やアーティストの曲をリードさせればそれのファンが押し寄せ話題になるだろうという安直な思惑が透けて見える
キレイに行定節にハマった感じ
スピッツの「楓」がどう映画になるか楽しみで、かつ双子という扱いが気になるところだった。
見ている最中も、ある意味期待を裏切られる展開になるのでは、と不安もあったけれど、最終的には、スピッツの「楓」が見事に行定節にハマった感じで観終えた。
「バターが溶けて」。映画とは違う文脈で、胸に手を当てあたたかさを感じられる作品だった。
ストーリーがちょっと物足りなかった
予告編を見て印象的であったニュージーランドのシーンはラストに来るんだろうなぁと思っていたら、予想に反して物語はニュージーランドから始まる。
あれ?そう来るの?と思いつつも舞台は日本へ。
予告編の「双子の弟のフリした」の通り、ある程度のネタバレはしているので、序盤はそれに念頭を置きつつスクリーンを眺めていたが、どっちが兄でどっちが弟なのか正直よく分からない。
後半のネタバレのあと、やっと全体像が見えるが、(私にとっては)その程度の理由で寄りを戻すし、亜子は結局兄でも弟でもどっちでも良かったのではないかなという気がしました。
監督はスピッツの名曲「楓」から着想を得てこの映画を製作したみたいですが、具体的にどのあたりから着想を得たのだろう?
映像と音楽は良かったのですが、ストーリーがちょっと物足りなかったかな。
セリフが聞き取りにくいシーンもいくつかありました。期待が大きかっただけに残念でした。
エンドロールを見ると製作の裏方さんに韓国人の名前が多数。一体何なんだろう?
楓の花言葉は大切な思い出、調和、遠慮、美しい変化
俳優さんの演技みんな良い!
予告を見すぎてしまったためか、まだ何かある?何かある?と最後まで思いながら期待しすぎて見てしまいました。
予告も見ずに期待せずに見た方が1番感動するんじゃないかと思います。
俳優さん方は皆さん自然体、で、見ていて心地良かったです。
なぜか、映画館を出て、ジーンときてしまいました。
心が温かくなる映画なのは間違いなしです!
⭐︎鑑賞2回目の感想⭐︎
1回目は予告からのあらすじストーリーを把握する事で精一杯だった脳が、ようやく落ちついて観れた。
2回目の方が泣けるって凄い映画、、、。
確実に分かった事は登場人物みんなが誰かの事を想ってる。
2回目だから気づいたあことりょうの、ふとしたセリフやしぐさ、みつけてどんどんストーリーに納得していった。
最初、双子の兄弟の彼女なのに空港でも話さないし、よそよそしい、おかしいよね?て思ってたが、
けいは、あこを傷つけたくないので初対面がりょうだとバレたくない。
りょうは、初対面が自分だったとけいの為にバレてはいけない。あと、一目惚れした気持ちを押し殺す為に。
だから仲良くならないように何年も距離をとってきた。
日本の楓をあこから渡された時の意味分かってないりょうくん。
でも、あこはなんでけいじゃないと分かっていて楓の話をりょうにしたんだろう?と謎に思った。
ニュージーランドの楓=けい。
日本の楓=りょう。
ってこと?
それとも、分かるはずないよね、、と思いながらりょうに話して、けいじゃない、って事を自分に自覚させてる?
ギョニソ帆立風味も以前けいが観測所であげてみたら食べなかったのでメモに残してた。あこは今帆立風味をあげようとしていた=目の前の人はけいじゃない、りょう、という事が証明された、目の前でバレた。
りょうはけいの思い出の場所を見つけて号泣。
=りょうも同じくけいを亡くしてつらいのに、これ以上けいのフリをさせてはいけない、あこは思い、少しずつ距離をとっていく。
その時同時にりょうはけいの彗星を見つける夢とも向き合い、彗星探しを本気で始める。
目の手術して以降あこはりょうに「けいちゃん」と呼んでない。名前を呼んでない。りょうという人間と過ごしてる。
けいから譲り受けたカメラ、天体観測、あこ、りょうは必ず大事にする。
りょうの気持ちを考えると、本当に切ない。
これからはけいの生、じゃなく、りょうの生、を生きて、って励ましも胸を打たれる。
しかも、そのけいからのカメラと星好きによって、
星ナビに載る、って、、。日和にも感謝を伝えてる気がする。
まだまだ気づかれてない隠れたストーリーがあると思う。
それぞれの「ふり」の先にある本当の自分って何なのだろうか
2025.12.19 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(120分、G)
原案はスピッツの楽曲「楓」
大切な人の喪失を抱えた男女の「ふり」を描いた恋愛映画
監督は行定勲
脚本は高橋泉
物語の舞台は、ニュージーランドのテカポ湖に向かう恵(福士蒼汰、高校時代:北島岬)と彼の恋人・亜子(福原遥、高校時代:森有乃)が描かれて始まる
目的地に向かう途中である人物(後に親友の梶野(宮沢氷魚)と判明)に絵葉書を送った恵は、その後の道中にて「あること」を亜子に伝えたいと考えていた
だが、それを伝えようとする直前、二人の乗った車は事故に空き込まれてしまい、恵は帰らぬ人となってしまった
亜子は奇跡的に一命を取り留め帰国することになったが、恵の死を受け入れることができなかった
だが、ある出来事をきっかけとして、亜子はまだ恵が生きていると思い込んでしまう
そして、そんな彼女の前に、双子の兄の涼(福士蒼汰、高校時代:北島岬)が現れる
亜子は恵が帰ってきたと思い、涼は彼女に真実を告げることなく、恵として彼女と過ごすことになったのである
映画では、渋谷龍介と十明の「楓」のカバーが流れるのだが、男性ボーカル版は「亜子がダイニングバーで辻(宮近海斗)に高校時代の出会いを語るシーン」で流れ、その箇所は「1番の歌詞」となっていた
映画を最後まで観るとわかる引用となっていて、亜子と恵の気持ちのリンクというものが描かれていた
この引用が男性の声なのは、亜子の思い出に対する「そうであってほしい」という想いを表現していると思う
対する女性ボーカル版は「涼が亜子のために自分の人生を犠牲にしていることを知るシーン」で流れ、その箇所は男性ボーカル版と同じ「1番の歌詞」となっていた
この部分が女性ボーカルとなっているのは、その時点の亜子の心情が載っていて、彼女は前に進むために、その想い出から旅立つことを決意した瞬間を表現しているのだと思う
また、歌詞の中に「かわるがわるのぞいた穴」という表現があり、ここから望遠鏡を覗き込んだ二人というイメージを想起させていく
楽曲自体は、すでに別れてしまっている男女がベースとなっていて、彼女を失った男性目線で描かれている
彼女の存在が自分自身を取り戻す結果となっていて、自分自身でいられることへの感謝と、彼の元を去ってしまった恋人への想いというものが綴られている
イメージとしては、男女の別れではなく死別の印象があるので、映画のコンセプトはしっくり来ると思う
それでも、「なぜこの楽曲の名前が楓なのか」を理解した上で鑑賞した方が良いのは確かなのだろう
楽曲自体は「楓の花言葉がベース」となっていて、その意味は「大切な思い出」と「美しい変化」である
思い出を捨てることなく、次のステップを踏み出そうとする心情を描いていて、それが映画のラストにもつながっていると言えるのだろう
それを踏まえると、原曲を聴き込んだ方が良い作品であり、それぞれが抱えている想いをどのように消化されているのではないだろうか
いずれにせよ、楽曲のイメージを綺麗に表現している作品なのだが、双子であってもふりをするというのは無理だと思う
なので、双方がわかっているのに続けているのだろうなという想像がなされ、その理由というものがメインテーマとなってくる
亜子は「喪失を受け入れられないから頼った」ということになっていたが、一緒に過ごすうちに「恵ではなことを悟りつつ、自分の人生に巻き込んでしまっていることを後悔している」という帰結があった
対する涼は「かつて恋をした人が兄に奪われた」という現実があって、そこで生まれたものを引きずってきたのだと思う
そんな彼の元に「恋人のふりをする」という機会が生まれていて、代理であったとしても、こうしたかったという願望が込められていた
この強烈過ぎる想いの出発点を知るというのが物語の根幹であり、その気持ちに対して亜子はどうするのかというのがラストシーンに繋がっている
この再会によって二人がどうなるのかは描かれないものの、そこに幸せな恋愛があるのかは何とも言えない部分がある
元々、亜子が恋したのは涼だったという部分があって、そこから奇妙なねじれが生まれたのだが、ある意味、恵も涼を演じていた部分があったのだと思う
それを思うと、これまで思い出を大切にしつつ、美しい変化を起こせるのかは微妙なのかな、と感じた
清らか
物語が進むにつれてどんどん良くなる
後半から面白い
⭐︎4.0 / 5.0
試写会にて鑑賞
冬の恋愛映画の真骨頂
全107件中、81~100件目を表示
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