「バターのおまじないの魔法。」楓 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
バターのおまじないの魔法。
旅先のニュージーランドで事故死した双子の弟・恵に成り済ます兄の須永涼と、恵ではないと解りながらも兄の涼と同棲する木下亜子の話。
1998年リリースされたスピッツの曲「楓」を原案にし脚本化されたラブストーリー。顔がそっくりで恵に成り済ます双子の兄・涼と、恵が居なくなった寂しさを埋めようと涼と生活する亜子、あの時の学校屋上で撮った写真とおまじないの真実…。
この手の作品は好物だし予告から知り楽しみにしてた本作、雰囲気は凄くいいんだけど何か少し物足らないと思ってしまった序盤中盤。
ストーリーは進み街で出会ってしまう涼と恵を知る会社の後輩女子とバーに勤める男性、幼なじみで真実を知る梶野を絡め…。終盤で解る展開、あの時の屋上で写真を撮ったのは…、写真を撮ったあの日から…と思うと涼の気持ちが切ない、亜子のために優しさからの同棲?と思っていただけに。
学校屋上で空を見上げる亜子とその時撮る写真、あの時のおまじないと何かズルい。あの描写を観てるだけで泣けてきた。
3年後の展開、納得の終わり方で良かった。
コメントありがとうございます!
救急搬送された川崎の某病院の救急外来の担当医の腕が良かったからタヒなずに済んだと思います。10日間意識が消失していたので、目が覚めたときは浦島太郎状態でした。
共感ありがとうございます!
恵のスマホの顔認証が涼でビンゴした時はビックラポンで、「そんなことあるかい!」と突っ込みたくもなりましたが、そこを否定しちゃうとこの作品が成り立たなくなっちゃうので、生温かい目で鑑賞して正解だったと思います。
実は涼と亜子を囲む周りの人たちも薄々感付いていて、二人を傷つけないために知らん顔(日和を除く)していたからこそ、高校の屋上で二人が本当のお互いの気持ちに気付いたエピソードが良い感じに仕上がったと想像してしまいました。
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