戦後80年 内田也哉子 ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」 #6「いのちと向き合う」

劇場公開日:2025年9月4日

解説・あらすじ

戦没画学生の作品を集めた長野県上田市の美術館「無言館」の共同館主を務めるエッセイストの内田也哉子が、長野の放送局・SBC信越放送がこれまでに制作してきたドキュメンタリー番組を携えて「戦争と対話」をテーマに6つの場所を訪れ、6人の相手と対話する連続シリーズ「戦後80年 内田也哉子 ドキュメンタリーの旅『戦争と対話』」を劇場公開。

第6回となる本作では、アジア太平洋地域を巡り戦争で亡くなった人々の遺骨収集や供養を続ける高橋卓志住職を追った2003年制作のドキュメンタリー番組「民教協スペシャル いのちと向き合う 皆の宗・高橋住職の挑戦」を題材に長野県松本市の高橋住職のもとを訪れ、闘病生活を送りながら、沖縄戦で亡くなった人々の慰霊を続ける姿を映し出す。さらに沖縄へも足を運び、無言館に展示されている絵画の作者で、沖縄戦で命を落とした画学生の姿を、糸満市平和記念公園の慰霊碑「平和の礎」で探す。

対話の相手には沖縄・佐喜眞美術館の佐喜眞道夫館長を迎え、丸木位里・丸木俊による大作「沖縄戦の図」を前に、沖縄戦と本土空襲、アートの可能性について語り合う。

2025年製作/97分/日本
配給:信越放送
劇場公開日:2025年9月4日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

ディレクター
中村育子
企画
阿武野勝彦
プロデュース
阿武野勝彦
プロデューサー
手塚孝典
三瓶祐毅
映画担当
笠原公彦
テーマ音楽
吉俣良
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映画レビュー

4.0 知ることの大切さ

2025年11月30日
iPhoneアプリから投稿

ときは戦時中──

インドネシアの洞窟にガソリン入りのドラム缶が投げ込まれ火が放たれ機銃掃射が行われ、1000人近い日本兵が惨殺されたこと。

アメリカ軍による沖縄への上陸作戦のさなか、洞窟(チビリガマ)の中で、子どもから高齢者まで80人を超える日本人が集団自決していたこと──。

私にはまだまだ知らないことが多すぎる。

#1から#6まで全編にわたり、心を込めて真摯に丁寧に言葉を紡いでおられた内田也哉子さん、とても素敵でした。無知の恐ろしさ、知ること・伝えることの大切さを、しみじみと感じました。

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