戦後80年　内田也哉子　ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」　＃4「遼太郎のひまわり」

解説・あらすじ

戦没画学生の作品を集めた長野県上田市の美術館「無言館」の共同館主を務めるエッセイストの内田也哉子が、長野の放送局・SBC信越放送がこれまでに制作してきたドキュメンタリー番組を携えて「戦争と対話」をテーマに6つの場所を訪れ、6人の相手と対話する連続シリーズ「戦後80年　内田也哉子　ドキュメンタリーの旅『戦争と対話』」を劇場公開。

第4回となる本作では、中国残留日本人の父と中国人の母を持つ中国帰国者2世の女性とその息子の姿をとらえた2012年制作のドキュメンタリー番組「SBCスペシャル　遼太郎のひまわり　日中友好の明日へ」を道標に、長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館を訪れ、5歳の時に敗戦を迎え旧満州から引き揚げてきた女性の記憶や、中国に残留し祖国に帰れなかった人々の存在に迫る。

対話相手にはミュージシャンの坂本美雨を迎え、今もなお世界で繰り返されている暴力、対立と分断、その理不尽な世界に生きる人々について語り合う。

2025年製作／91分／日本
配給：信越放送
劇場公開日：2025年9月2日