戦後80年 内田也哉子 ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」 #2「少年たちは戦場へ送られた」のレビュー・感想・評価
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人間の弱みや欲につけこまれ…
信越放送が制作し、過去に放送されたドキュメンタリー番組を軸に、内田也哉子さんが新たな取材や対談をおこない、「戦争」について考える企画。滋味深い魅力のある内田也哉子さんがナビゲーターとのことで興味を持ち鑑賞。
6部作中の2作目である本作は、「少年たちは戦場へ送られた」というタイトルのドキュメンタリーがベースとなっている。
『戦争中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州国へ送り出された10代半ばの少年たち。「満洲へ行けば地主になれる」、貧しい農家の子どもたちは、希望を抱いて海を渡った』(映画公式サイトより)
小作農家に生まれた自分の未来に希望を見出せなかった少年は、教師をはじめとした大人たちの「満州へ行けば地主になり、豊かに暮らせる」との言葉を信じ、やがて戦場となる地へ渡って行った。
人間の弱みや欲につけこまれ、言葉巧みにだまされ、全体主義に流され、洗脳され、やがて支配される、、、そんなリスクは、戦時中の少年だけでなく、現代に生きる私たち誰もが持っている、、、そう実感させてくれた作品。
日本が戦争をしていた時代に実際、何が起こっていたのかを正しく知ることが、今後の日本の平和を守るための礎になると感じた。
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