栄光のバックホームのレビュー・感想・評価
全25件中、1~20件目を表示
横田よ永遠なれ
................................................................................
阪神・横田の高校時代~ドラフト~脳腫瘍の発症~
引退試合での奇跡のバックホーム~引退~逝去を描く。
................................................................................
横田が入団した頃は、よく阪神の二軍の試合も見に行ってた。
2016年、金本監督は1番高山、2番横田で開幕オーダーを組む。
長らくおっさんチームと呼ばれた阪神が若返った感じがして、
そのシーズンは注目してたし、よく覚えてる。
ただ横田はあまり活躍できず、脳腫瘍を発症、ほどなく引退。
二軍での引退試合では敵の中前打を好返球し本塁で封殺した。
そのことは関西では当時かなり話題になったので覚えてる。
前半~奇跡のバックホームは何かと感動し泣きまくったわ。
母・京香の親バカなはしゃぎっぷり、カワイ過ぎやろw
で奇跡のバックホームで大団円・・・と思いきや、
時計見たらまだ1時間近く残ってたんで驚いたわ。
確かにそれで終わりじゃ、あまりに安っぽいかも。
ただなあ、そっからの1時間は正直見てるのキツかったわ。
だって横田が28歳で死ぬという結末を知ってるからね。
引退後に奇跡のバックホーム以上の何かが起きるわけないし、
病状の改善や希望を見出せる出来事があったとしても、
必ず最後は28歳で病死することが確定してるんやから。
だから引退後の横田に生きる希望なんて持って欲しくない。
そんな希望は残酷以外の何物でもないやん?
だから、どんどん弱って、早く終わって欲しい・・・・
ヒドいとは思うけど、正直そういう気持ちで見てたわ。
だから見てるのツラかったなあ・・・。
珍しく日曜に行ったからもあるけど、客は満員やった。
良かったな、横田。みんなお前を見に来たんやで。
横田役の松谷鷹也って人、やっぱり野球経験者やねんな。
力強いバッティングフォームを見てそうやと思ったわ。
横田を彷彿とさせるフォームもしっかり再現できてた。
阪神ファン野球ファンじゃなくても
切なくなるほどひたむきに自分を信じて全力で生き抜いた横田慎太郎という青年の姿を見てほしい。
時系列を知る者としては変に誇張したお涙頂戴がない事で更に涙を誘った。
存在を知った頃は今の時代にこんなにピュアな若者がいるのか、泥臭くどんな時もがむしゃら全力プレーなのに松井秀喜を超えると言われた高いポテンシャル。
真面目すぎるが故の天然愛されキャラその姿に誰もが応援せずにはいられない存在だった。
気付くとその場にいる者を笑顔にさせ明るい未来しかないと思えた青年に病魔が襲いかかる。
夢を失いそれでも自分の使命を真っ当するため命を余す事なく燃やし尽くす姿が、シンプルに生きるとはと問い掛けてくる。
多くの人は28年の生涯を短いと感じるが命を余す事なく使い切った生き様を描いた映画だ。
最後に、必ずエンドロールまで観て欲しい。
野球映画ではなく誰もが無関係ではないと悟る。
ありがとう!感動を…号泣でした
慎一郎役の松谷くん良かった!お母さん役の京香さんも良かった!お父さん、お姉さんも良かった!最初の3分ぐらいで号泣😭最後のエンドロールまで感動でした😭
横田慎一郎を知ってるので松谷くんの舞台挨拶の涙でも感動でした。川藤部屋の横田君も観てたのでオーバーラップしてたまらなかった😭
良い映画だっただけに脚本が残念だった。野球に取組む現役時代の描写と引退までがあまりにも雑。掛布役はいくらなでもあかんやろ。何やあのユニホームの姿は?セリフもなぁ…。
後半の公演活動や毎朝起きて元気な時に散歩していたシーンはあれじゃあ通じない。
最後亡くなるシーンの北條の素振りシーンは過度すぎる…などなど
真っ直ぐな姿勢
ずっと感動の涙うるうるでした。
何でこんなに、ひたすら涙が溢れたのだろうと考えると、横田慎太郎さんが真っ直ぐに野球に向き合っていたこと、野球を諦めたあとも真っ直ぐに人生のさだめに向き合っていたことを、この映画で感じられたからだと思います。
そして何より、最後に本人のホントプレイの映像と、横田慎太郎さん本人のホントに真っ直ぐさを感じられる姿を見れたからだと思いました。
駄作
映画館でお金を出して観る価値はない映画。
民放のドラマで充分。
医者役に大御所俳優投入する意味があるのか。
若い人が早死にするのは気の毒だが、
間延びした脚本
どんよりしたカメラワーク
映像美もないし
音楽も平凡
美術もセットもダメダメ
鹿児島実業高等学校時代の予選のシーンも
リアルの球場ではない。
我慢していたが眠たくなった。
目が見えない状態を本人の視野を再現したり、
動かない身体を本人視点でカメラワークで撮るようにしないと、
センターに来た玉を捕球できるのが
奇跡だとはあまり感じなかったから、
まわりがすごいすごいと騒いでも、
何がすごいか感じない。
演出の大失敗につきる。
実写でなくアニメにした方が正解では?
金と時間を返せと思った
映画の1つとして記憶する。
実話ベースな分、思考力と共感力を問われるが心が豊かになる
まず、この映画が実話ベースであることを忘れてはならない。
製作過程については余程のファンでなければ把握していないと思われるが、横田慎太郎について一切の情報を持たずに鑑賞するのは少々難しいかもしれない。それを前提としてレビューしたい。
プロアマ問わず野球ファンである自分にとって、横田慎太郎の人生が映画化されることは大変嬉しいことだった。
この映画は別の結末が用意されていたようだし、全ての人がそれを望んでいたと思う。
しかし多くのプロ野球ファンが周知の通り、結末は変わってしまった。
製作にあたりヨコ自身が関わっていたこと、きっと彼もこの映画の完成を皆と祝いたかったのだろう。中盤まで駆け足で話が進んでしまい少し拍子抜けしていたのだが、そもそも後半の展開は誰も望んでいなかったと思うと、こればかりは誰も責められない。
だが中盤からラストにかけての慎重で丁寧な描写は、事実を受け止めた上でヨコに対し最大限の敬意を表していたと思う。
これはお涙頂戴ではない。
生きることの素晴らしさ、儚さ、苦しさを28歳の青年とその家族が真っ向から突きつけてくれたと思う。
自分を登場人物それぞれに立場を置き換えることができるか、思考力と共感力が問われると思う。
おそらく、誰一人として軽く描きたくなかったのだろう。その想いが強すぎると感じた場面はいくつかあったが、ヨコの短すぎる人生とその人生に関わった全ての人達をしっかり掬い上げたかったのだと感じている。
またNPB、高野連、関係各所からユニフォームなどの使用許可を得られていたことも、彼の人生を出来るだけ忠実に描くことができた大きな要因になっていたと思う。
自分は人生の折り返しに差し掛かっているが、彼のような生き方ができるか分からない。
しかし、この作品に出会えたことは大きな財産になった。
野球を知らない人やヨコと同世代の人に是非観てほしい作品だった。
主演俳優の演技力と役作りがすばらしい!がその他(特に阪神関係者)は・・・
30年来の阪神ファンです。開始10分ほどで主演の松谷さん演じる横田選手が登場しますが、フォームや雰囲気が横田選手そっくりです。「横田が帰ってきた!」と感動の涙が溢れてきたほどで、何の違和感もなく映画の世界に入っていけました。この映画で最も素晴らしかったのがこの松谷さん演じる横田選手。演技力だけでなく野球の技術力においても文句なしです。例のバックホームの再現シーンはCGを使わずに撮影されたようですが、映画のワンシーンとはいえ高い野球の技術力があってこそのものです。圧巻。
個人的に一番好きなシーンは、映画内で横田選手が初めて一軍の試合で打席に立つシーンです。現実の横田選手が一軍の試合で打席に立ったときのことは今でも覚えています。パワーとスピードを期待されたバッターでありながら、当時一軍の投手には持ち味のバッティングをさせてもらえず、何とかバットに当てようと必死に食らいつくようなバッティングをしていました。松谷さん演じる横田選手も、絶妙にこのバッティングを再現しており、またもや「横田が帰ってきた!」と涙が・・・。こういう細かいところ含めて何度泣いたかわかりません。
ストーリーや主演俳優、横田選手の家族は非常によかったのですが、それ以外の配役や演技に???となる部分が多く、非常に惜しかったです。北条、なんやその貧相な体とスイングは。金本は雰囲気も全然合ってないし、なんでリストバンドミズノやねん。川藤・・・?掛布・・・?
むしろ阪神ファンや野球経験者でないほうが、純粋に作品を楽しめるかもしれません。
しかしその部分のマイナスを考慮しても、充分にいい映画です。
悲しいが明るい◎◎○○◎
亡くなった方の話なので、悲しい話なのだけど、明るく前向きな話で良かった、面白かった
しょうがないとは思うのだけど、ほぼ現実の話で10年前とかの話なので、実在人物が出てくる
あれ誰だろうとか、ちょっと気になってしまった
見やすさ◎
ストーリー◎
キャラクター○
没入感○
個人的好み◎
号泣しました
奇跡のバックホームまでは知ってるエピソードだったので...
その後のエピソードは初めて知りました。
川藤部屋も見てたので、あの時そうやったんやとグッと来ました。
そして、優勝を決めた試合のザキさんの登場曲、声出して泣いてしまいました😭😭
柄本明さんのアクセント、違和感が有りましたが、福井出身の春団治やと思って見ると違和感が無くなりました。😅💦
横田さんの思いが全国の人に届きますように♪
努力の賜物
栄光のバックホーム
大のベイスターズファンでありプロ野球ファン。
もちろん横田選手の事は知っており対戦球団とはなるが将来阪神の中軸を狙えそうな若手が出てきたなという記憶が今でも強く残ってる。
横田選手が一軍に出た年はちょうど大谷選手が活躍した年でもあり、年齢も一つ違いで同じ左で身長も高くパワースピードがあるタイプなので大谷選手みたいにと思ったファンも少なくないだろう。
阪神ファンではないため、横田選手の事細かい現役時代はもちろん認知してないが、プロ野球ファンとしては彼の期待値、ポテンシャルの高さを思い出しながら、もし病気になってなかったら…などと思ってしまったり、惜しい人を失ってしまった残念な気持ちが鑑賞中頭に浮かび涙が終始溢れてしまった。
劇中で多く登場した横田選手と仲の良かった北條選手。彼もまた悔しかっただろう。彼もまた鳥谷選手の後釜として将来の阪神の遊撃手として多大な期待を背負った選手だった。親しい後輩の横田選手が病気になって自分がという気持ちは誰よりもあったはず。
もちろん劇中では彼の選手としての部分には強くフォーカスを当ててはないが、彼を知る一野球ファンとしては彼の苦しみも劇中では描かれていなくても非常に強く伝わる。ましてや横田選手が亡くなりチームは日本一になった年に戦力外を受ける事になるのだから。彼もまた辛かったであろう。
もちろん北條選手だけではなく横田選手のご両親、チームスタッフ、幼馴染、周囲の人の辛さが強く伝わる。作風としてはその辺りを強引に感動に持っていく様に描かれてはおらず淡々と事実として描かれていくのがまた作品としてはいい。
懸命に寄り添う母はもちろん、なかなか寄り添う事はできなく少し不器用かも知れないがそれでも苦しみと戦う父の姿もグッとくる。
引退試合のバックホームをアウトにした刺殺プレー。ご本人もご家族もあのプレーを奇跡だと評していたが、僕は劇中で土屋トレーナーが口にしてた復帰へこれまで費やしてきたリハビリに取り組んできた努力の賜物だと思った。必死に取り組んできた努力が最後に形になるこの美しい光景。
誰もが忘れる事のないプレーとなるのだろう。
何度転移してもその度にリハビリで乗り越え、多くの人は術後喋れなくなると言われてもそれを覆し力強く生きる姿を作品通して改めて知る事となり強く感動を覚えた。
2023年に亡くなってしまったが、その年に18年ぶりの優勝。優勝を決めた試合のスコアボートは奇しくも2-4で彼の背番号。
同期の岩崎選手の最後の登場、阪神ファンの熱唱、そして胴上げ。球史に残る優勝となりこの先も語り継がれる事であろう。
プロ野球ファンの僕にとっては素晴らしい作品に出会えて感謝。もちろんプロ野球ファンでない方が見ても勇気と感動を与えてくれる作品。
プロ野球ファンの人にはぜひ強く勧めたくなる作品である事は間違いない。
監督はプロ野球が好きなのかちょっとしたシーンの使い方もうまくてさらに感動を与えてくれるのが上手であった。
例えばセリフが与えられたわけではないが熊谷選手や板山選手の登場。
横田選手と同世代の熊谷選手なんかも思う様な数字を今年まで残せていなかったり、板山選手も戦力外を受け今は中日で頑張っている。
特に作中では描かれてはいないが彼らの姿を目にした時に彼らもまたこれまで苦しみ横田選手の思いも持って今頑張ってるのかなんて勝手にストーリーが脳裏に浮かばされる。
この辺のちょっとしたシーンもファン心をうまく掴んだ作品であった。
泣きました。
父も母も大の阪神ファンで私は昔から、何となく野球中継見たりしてだけどあまりルールも詳しくなく、野球オンチで野球に全然興味がなく、だけど何故かこの作品は気になって気になって仕方がなく、横田さんのことも気になって気になって仕方がなく、「早く見たい」と半ば強引に自分に言い聞かせて見に行きました。自分でも謎です。
横田さん、あなたが野球の神様だったのかもしれないし、あなたは野球の神様になったのかもしれない。阪神タイガースに来てくれて本当に有り難う御座いました。大森南朋さんや、加藤雅也さんも、違和感がなく良かったです。個人的には上地さんが良かったです。キャッチャーされてたこともあり、横浜高校で松坂さんとバッテリー組んでたことは昔知りました。だから、何となく野球に対する静かな愛情を感じました。開始早々、24番の横田くんを見ながら、「あれ、24番は確か桧山」と何故か微かに高校時代の記憶が蘇り、段々と思い出し、「私は、星野阪神だった時にプチ阪神ファンだったな。(阪神ファンの方すみません。)」「女子高の時に赤星が好きで友人は藤本が好きやったな。」「確か、クラスに熱烈な阪神ファンの女子がおり、確かその女子は熱狂的な桧山ファンだった!!」と太古の記憶が私に呼び戻されました。星野阪神だったときにハマってかなり試合は見てたのですが、その後全然見てなくて阪神のそれからのこともあまり、知りませんでした。だから、横田さんのことも当時の亡くなったニュースで知りました。そんな私もこんなに悲しくて切ないです。
古田新太さんは最初誰?と思いましたが、掛布さんで感動しました。古田新太さんが出てくると何故か光がさして見え、古田さん自身も何故か光っており、不思議な人だなと改めて認識しました。場面は少ないのに強烈なインパクトがあり、やはり稀有な役者さんだなと改めて思いました。柄本明さんは毎回どんな役を見てもさすがで最後は川藤にしか見えなかった。田中健さんと佐藤浩市さんもここで来るのかと思いましたし、良かった。
映像でしか見たことないけれど横田さんは大阪で言えばシュッとしてて背が高くて身体も大きくてまさに野球選手!!みたいな人だなと私は思いました。最初はピッチャーなのかなと思いました。シュッとしててイケメンで涼しげで殿様みたいな若様みたいな「若!!」と呼びたくなりそうな、そんな清々しい顔でスポーツマンシップを全面に表したような方だなと思いました。あなたは輝いてた。私はあなたの活躍時期もあなたのことも全然知らないし、阪神ファンと呼べるのかどうかも怪しいけど、あなたは輝いてた。あなたは確かに生きてここに生きて野球選手になり、「栄光のバックホーム」って作品の中でまた生きてここに生きて何万人の人を感動させてみんな一つにしてあなたは本当にすごい人です。野球にそんなに詳しくない私に夢中にさせてくれて有り難う。気付いたら、星野阪神のこととか、昔のことたくさん思い出したし、横田くん、本当に有り難う御座いました。個人的にみんなで見てた(五人ぐらいかな?)夏の花火大会?が泣きました。めちゃくちゃ良かったと思いました。短いし、すぐに終わるけど、それが夏らしくてまた横田さんの人生みたいで何か、悲しくて短い場面なんだけど「ああ、みんなと花火見たんだ。こんなこともあったんだな。」と思えたからです。何気ない小さな幸せなんじゃないかと思いました。予告編でもこの場面があり、それもを見たからなのかもわかりませんが、この場面が何気に一番自分は胸に来ました。
見ながら、何度も何度も泣きました。その日は空いてたのと音響が大きくて泣いても大丈夫でした。号泣してました。栄光の架け橋はアカンです。イントロがまずいです。泣くやん。ほんまに、泣きました。何にも知らないのに、めちゃくちゃ泣きました。栄光の架け橋は昔からあんまり好きじゃなくて聞いてなくて避けてたのに、作品見て好きになりました。すみません。曲聞いただけで泣きました。帰ってきてからも検索して何度も聞きました。
映像作品として本当に良かったと思いました。
感動間違いなし
23年の阪神優勝の胴上げで仲間と一緒に舞う横田選手のユニフォームを観て涙していた阪神ファンです。一生懸命生きた選手だったんだなあと何度も涙を拭きながら見ましたが、肉親と最近死別したので病室の場面は辛かったです。製作側の思いが強いのはよくわかりますが、主演俳優エピソードあたりはパンフレットにいれるくらいだと尺が短くなって見やすかったかな。
ただ…ひたすら…つまらない映画
実話に基づくところでは将来有望とされていた青年の闘病生活に至る天国と地獄…また周囲の支える心情や労苦を思う時、胸が痛む。
が…映画の作品を観に行った目線では、俳優陣の演技力の薄さによるものか?
脚色された不自然な展開❨ホスピス環境もリアリティに欠いていたし…❩
延命中の闘病シーンがやけにさんざん間延びさせた上で…
最後の阪神優勝シーンで曲と共に一気に盛り上げようと試みた定石な手法であった。
見終わった後は、ただ…ただ…重苦しくダルかった。
友人、知人には推薦できない映画…
船頭が多すぎて
映画紹介の実話のドキュメントで号泣したから映画に期待したけど、俳優の配役と脚本がうーんですね。
特に母親役の鈴木京香さんが強すぎて、誰が主役?って感じです。
他の俳優さんもそれぞれが主張が強すぎて、主役が引き立たない。
まさに「船頭多くして船山に登る」で残念な感じです。
母親はストリーテラーに徹するのが良かったのでは?
エンドロールの実際の横田選手の所だけ泣きました。
感動ドラマ
先に本を読んでいて、あらすじはだいたいわかっていた。高校野球もタイガースもユニフォームが本物と同じだし、野球のシーンは実際にプレーしているのがリアルで、臨場感を出している。選手のことを描いているというよりは、周りで支える人たちのドラマでもある。地方の球場を利用して、海の景色も綺麗で言葉が沁み入ってくるように感じた。ディテールを問題にしてるコメントや、母親が出過ぎているというコメントもあったが、母親のドラマなんだと考えれば素直に入ってくる。なんの違和感もないし、母親の言葉が重要なんだと考えた。最後はベストのタイミングで本物の映像。涙が止まらない。横田さんが闘病中から進んでいた映画化プロジェクトが、亡き後に結実したそのストーリーも読んでさらに感動。
阪神タイガースファンであったら・・・。
実話をもとにした物語。阪神タイガースにドラフト2位で入団し、これからの活躍を約束された横田選手が脳腫瘍という病に引退を余儀なくされ、その後死に至るまでの闘病生活、家族とその周りの人たちの横田選手への思い等が綴られている。引退試合で魅せたタイトルにもなっている栄光のバックホーム。引退後の展開も退屈させない内容となっていると思う。涙もろい私は幾度となく涙しました。床に伏した横田選手に何度も延命を願う家族。横田選手が亡くなった年に18年ぶりのリーグ優勝をした阪神タイガース。エンドロールは実写の横田選手とともにゆずの栄光の架け橋がなんとも似合っていた。私が阪神タイガースファンであったら星4つはつけたであろう作品でした。
野球に人生を捧げた家族の話
ドラフト2位でタイガースに入団
将来を期待されながら
21歳という若さで発症
夢半ばで引退。
寛解と信じてた病気の再発
家族協力の元
病魔に勝つと信じてたが…
最後は分かっていたけど
やはり子供を看取るのは
辛い。
今日も朝が来た…
は染みました。
病気でもまだまだ
生きたかったでしょう。
いまを一日を一生と思い生きる
是非映画館で観てください
家族のドラマは続いてる。
子供の頃から野球に生きた横田慎太郎の半生の話。
2013年ドラフトで阪神から2位指名を受けた18才の横田、周りから期待されるルーキーだったが、21の時、目に違和感を感じ病院で検査したら脳腫瘍と診断され…。
本作を鑑賞し横田選手のことを知ったのですが、横田選手本人が一番辛かったんでしょうね。子供の頃から練習を頑張りプロへとなって、高校の頃から気になる彼女を試合に誘って「いいとこ見せよう」と思った矢先に。
現役時代から知ってる金本監督が信じて待つ姿が何とも良かった、自身が選手だったからこそ解る選手の内面の気持ち、だからこそ見捨てず横田を待ってたんですかね。
あの待ってくれてる姿、横田選手をサポートする周りの人間の温かさ、慎太郎を産んだ母の強さは見てて単純に凄いなと!
私も慎太郎の父と同様に目を背けてしまうかもしれません、だって人の弱ってく姿見たくないし、なので子を産んだ母は強いなと、ただただ思いました。
横田慎太郎を知る映画ではなく、彼を深く知っている人に向けた映画だと思った
2025.11.29 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(135分、G)
原作は横田慎太郎の自伝『奇跡のバックホーム』&中井由梨子『栄光のバックホーム』
若くしてキャリアを終え、闘病生活に入ったプロ野球選手の半生を描いた伝記映画
監督は秋山純
脚本は中井由梨子
物語は、2023年の7月19日に、慎太郎(松谷鷹也)の遺灰と共にある場所に向かう家族が描かれて始まる
母・まなみ(鈴木京香)はこれまでの慎太郎のことを思い出しながら、慎太郎と約束をした阪神タイガースのOB・川藤(柄本明)の向かう先を見守っていた
2001年頃、6歳になった慎太郎は、テレビのプロ野球中継を食い入るように見ていた
その後、手作りのボールを使って練習を始めた慎太郎は、メキメキと力をつけて、鹿児島実業高校に入った
そこでも1年から中軸を任されるなど、周囲の期待を一心に背負っていた
だが、3年の夏、決勝で樟南高校に敗れた慎太郎は甲子園でプレイをすることはできなかった
それでも、野球の神様は彼の努力を認め、阪神タイガースのドラフト2位指名を受けることになったのである
虎風荘に入寮した慎太郎は、そこで1年先輩の北條(前田拳太郎)可愛がられ、番記者の遠藤(草川拓弥)からも注目されるようになっていく
とんとん拍子で一軍への道を歩むものの、プロの壁は分厚くて、あっさりと二軍に戻ってしまう
二軍監督の平田(大森南朋)からは「頭を使ってプレイをしろ」と言われてしまうものの、彼にはその言葉の意味がわからないままだったのである
映画は、奇跡のバックホームと言われるポイントが中盤に設定されていて、後半は闘病生活と家族の関わりがメインとなっていた
特に母親との関わりがメインとなっていて、父・真之(高橋克典)、姉・真子(山崎紘菜)との絡みも用意されている
サブキャラにかなりの重鎮が登場し、それぞれに見せ場を配置している、といった感じになっている
印象としては、「描きたいものを全て撮って、ひとつ残さず使ったのかな」という感じで、その為か134分という長さになっていた
感覚的には「バランスが悪いかな」という感じで、涙腺崩壊ポイントも意図と若干ズレているように思えた
慎太郎目線だと、復帰と講演に向けた意地のようなものが強くて、そこに至る過程が重視されている
なので、それが成就されたシーンは感動を呼ぶのだと思う
対して、母親目線だと、その時に向かうカウントダウンというものがあって、そこに向けて「家族が一丸となって支える」というマインドが強くなっていく
それゆえに、それぞれの家族の想い、その別れという部分に重きを置くことになる
これらのシーンを感動ポイントと取るか、少し長いなと感じるかはそれぞれの感覚に依ると思うが、個人的には「かなり長いな」と感じた
このあたりは、存命の家族への配慮もあるだろうし、映画の軸をここに置いているので仕方ないのだが、死の際に際しては心情を説明しすぎかな、と思った
いずれにせよ、慎太郎への思い入れの強さが評価軸になる作品で、あればあるほど評価が高くなる作品だと思う
それだけ作品が慎太郎に寄り添ってきた面があるので、それと距離がありすぎると冷静に見てしまうのではないだろうか
個人的には冷静にひとつの映画として観るというスタンスだったのでこのような感想になるのだが、映画が目指している方向が違うのでやむを得ないのかな、と思った
28年の太く短い青年の人生に胸打たれました
父の影響で阪神の試合を見始め、この映画もすごく楽しみにしていました。
予告から泣かされ、ただこの手の映画は実際見ると予告通りもの凄く心打たれるか、予告が壮大すぎて全く泣けないからどっちかのパターンが多いので、楽しみ半分不安半分で見に行きました。
結果から言うと、良い意味で裏切られ上映開始からずっと胸打たれグッとくるシーンが沢山ありました。ただ、途中のBGMはこのBGMで正解なのか……??とちょっと思ってしまいましたが…((((;゚Д゚))
ただ、それも忘れるほど、後半に行くにつれて胸が苦しくなるシーンが続き横田選手をいつも涙を見せず支えていたお母様が唯一感情を露にさせるシーンは堪えていたものが溢れ涙が止まらなくなりました。
そしてラスト30分ほどの流れはもう阪神ファンでなくても涙を抑えるのは難しいのではないでしょうか。2023年9月14日阪神が18年ぶりにリーグ優勝した際の実際の映像も交えながらサンテレビのあの実況も。。リアルタイムで見ていたものからすると嗚咽が漏れるほど泣きました。
28年、短くも太く逞しく生きた青年の人生に沢山のことを考えさせられた映画でした。
上映中にもう一度見に行きたいです。
全25件中、1~20件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。







