「これはあり」無こその存在 あるいは鮎子の人生 パンさんの映画レビュー(感想・評価)
これはあり
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知人の伝手で劇場公開前試写を鑑賞。
スマホを使っての撮影と聞いたが、さすがに画質は落ちるかなぁ。
普通は光の加減が変わらないようにするところを敢えてカット毎に光を変えたり、手ぶれ演出したり、弱点をひっくり返してやるって制作側の情念を随所に感じた。
主役の鮎子役の女優さんは、時に可愛く、時にブサイク、色んな表情を見せてくれる。鑑賞後の舞台挨拶でご本人をリアルで見たら、あら、綺麗!
一方、謎のイタリア人役の俳優さんは演技がちょっと浮いてて、外国人が日本語で演技してるからかなぁと引っ掛かっていたら、舞台挨拶で本業は役者ではなく、大学講師兼翻訳家と聞いて納得。
映画自体は舞台設定も上映時間もコンパクト。マチアプ詐欺、陰謀論、格差社会、テロと内容盛り盛りだけど、メインは主人公の自分探し。途中弛れるシーンがあったものの、最後まで楽しく見られました。
続編が作れるような終わり方だったけど、もしも続編あったら見てみようかな。
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