「人種差別を描いた群像劇」クラッシュ(2005) もりりさんの映画レビュー(感想・評価)
人種差別を描いた群像劇
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人種差別を骨太に描きつつもドラマティックで飽きさせない内容。
一方的ではなく色々な角度から描かれているところが◎
例えば差別の原因も、単に白人万歳!な選民思想による場合もあれば、
黒人優遇政策によって、実際に損をした白人がそれを恨んでいる場合もある。
そもそも差別とは何か。
例えば普段は白人だけのコミュニティの中に、
珍しく粗末な服の黒人が1人紛れてきたとき、
その人物を警戒するのは許されないのだろうか。
そういう、簡単には割り切れない話が、
群像劇という形で巧みに描かれている社会派映画で、
そして何より感動のヒューマンドラマでもある。傑作。
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