原爆スパイ

劇場公開日:2025年8月2日

解説・あらすじ

「フープ・ドリームス」「スティーヴィー」などで知られるアメリカのドキュメンタリー作家スティーブ・ジェームズが、米ソの核開発をめぐる知られざる真実に迫ったドキュメンタリー。

第2次世界大戦中の「マンハッタン計画」に最年少の18歳で採用され、オッペンハイマー博士の下で原子爆弾の研究・開発に携わった天才物理学者セオドア・アルビン・ホール。アメリカによる原爆の独占を危険視した彼は、開発に関わる国家機密情報をソ連へと流していた。

ひとりの物理学者の大胆な行動が世界をどのように変えたのか。同様のスパイ容疑でローゼンバーグ夫妻が死刑判決を受けた一方で、なぜ彼は裁かれなかったのか。そして彼の妻と娘たちはどのように秘密を共有し、共に生きたのか。丹念な取材と再現映像を交えながら、原爆投下という「力による和平」に疑義を唱えたホールとその家族の物語をひも解き、核開発をめぐる大国の思惑を克明に描き出す。

2022年製作/101分/G/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:A Compassionate Spy
配給:パンドラ
劇場公開日:2025年8月2日

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映画レビュー

4.0 見応えのある良質なドキュメンタリー

2025年9月8日
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はなてん

4.5 オッペンの事実補完。

2025年8月29日
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鑑賞方法:映画館

オッペンハイマーを観た人にはピンとくる、アメリカにも力に依る抑止に疑問を持つ人が居たという事実をインタビューと再現映像で丁寧に追っていく。
オッピーの部下であった当の本人、ご夫妻がどんな動機でこの事実を公にしたのかは良くわからなかったが残りの時間、世の中の流れって事なのかな、原爆肯定派のアメリカでこれを開示するのは勇気がいる事であろう、事実別な御夫妻は死刑になっているし。
自分も客観的にこの行為をどう判断するかはかなり迷ったよ、明らかな情報漏洩だしね。
しかし科学者として、人間として、地球規模の平和を願うと彼らの判断が崇高な物にも思える。

当時日本はすでに降伏の形を模索、打診していたにも関わらず最新兵器の実験と、共産主義ソビエト牽制のためトルーマンにより実行された件はアメリカ側からの話は重い。明らかな大量虐殺、、まあそんなもんだよ戦争は、、にんげんだもの。
軍部の判断が「必要無し」だったと改めて知ったのも感慨深い。

当時のアメリカという国の運営として戦後とさらに先を見通して、核兵器使用は間違ってなかったとも思うが民間人を大量に犠牲にするやり方はやはり野蛮すぎるパフォーマンスである。

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masayasama

4.0 核兵器開発に係わる情報をソ連に流した男

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

映画「オッペンハイマー」でよく知ることとなった第2次世界大戦中の「マンハッタン計画」。

最年少の18歳で採用され、オッペンハイマー博士の下で原子爆弾の研究・開発に携わった天才物理学者セオドア・テッド・ホールが行ったスパイ行為についてのドキュメンタリー。

開発に関わる国家機密情報をソ連へ流した。
アメリカが核兵器を独占することを危惧した。

戦後激化した軍拡競争と冷戦構造。

観る我々はもしアメリカだけが核兵器を保有していたらどうなっていただろうと、脳みそグルングルンさせながら考えることになる。

広島、長崎以降、核兵器が使用されたことはない。もしかしたらテッド・ホールがアメリカの暴走を防いだのかも知れない。

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エロくそチキン2

2.0 私はこの事件のことを知らなかった

2025年8月20日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

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ねこたま