「チャーミング」ティム・バートンのコープスブライド かみぃさんの映画レビュー(感想・評価)
チャーミング
拙ブログより抜粋で。
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“死体の花嫁”とは言うけれど、エミリーはとってもチャーミングで愛らしい。時折見せる幽霊としての本領発揮の怒った表情も、怖いんだけども微笑ましい。
一方、彼女に振り回されるビクターも、どこか気弱なんだけれども優しさがにじみ出ていて嬉しくなってしまう。
そして忘れちゃいけないのが、“この世の花嫁”ビクトリア。この子がいいんだわ。彼女のおちょぼ口には惚れちゃいます。すねた顔なんてたまんない。今風に言えば萌えってやつですよ(笑)
ストーリー的にはおとぎ話にほかならないので安心して観てられる。幸せになってほしい人がちゃんと幸せになるし、悪いやつはちゃんと懲らしめられる。
そんな王道のお話の中に人間の欲や優しさ、心の機微なんかが巧みに織り込んであって、無駄も蛇足ない。そして楽しくて面白くて、最後はホロリときたら、もう言うことありません。
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