天使の集まる島のレビュー・感想・評価

マレーシア・ペナン島の世界遺産地区「ジョージタウン」を舞台に、ひとりの青年の空想の旅を描いた短編ファンタジードラマ。

天使の集まる島、そんな島があったら行ってみたい。あっ、普通の人に天使は見えないんでしたっけ。
みんな、例えば今電車の向かいに座ってる人も、その人生で出会うべき人がいるんだけど、その人を見つけられるかどうかは自分次第なんだなぁと思います。

今夜は布団に入って、まぶたを閉じて、深呼吸して想像の旅をしたいと思います。

不思議な人?天使?

短い作品でした。

33分で、各キャラクターについての説明もほとんどない。
だから、ちょっと長い曲のMVみたいな作品。
キレイだったな〜

作品とは直接関係ないんだけど、ものすごくタバコ臭をさせて咳払いしまくってる人が近くの席で不快だった。
30分で終わる作品で助かった笑
映画館では周りの人に迷惑かけないように観たいですね。
見終えてすぐに低評価つけていらっしゃいましたが、どうなんでしょうね…。

「飛べない天使」の前日譚で、病院で入院中の青年が、自身の会いたい人を考える話。

病院のテラスでラジオを聞いていた筈が、気付けば海の見える異国の高台にいて巻き起こっていく。

ギター弾き語り中のおじさんの妨害をするあたおかかと思ったら、見えなかいの？からのあなたは見えるの？からの見習い!?

さみしい青年の妬み、僻み…の話しじゃなくて、まあこれが次作に繋がって行くっていうのはわかったけれど、それだけですか？という感じだし、ここからの「飛べない天使」って随分悟ったね聡太郎…。

ペナン島の映像が美しく、MVみたいな映画。
上映時間の短さから察せられるように、登場人物たち自身や関係性の描写はほとんど無い…のに台詞だけはやたら説明的。
せっかく監督の頭の中の世界観は良さそうなんだから、説明的な台詞も排して雰囲気映画に振り切ってしまえばいいのに…
この作品の後の話となる『飛べない天使』も併せて観ると世界観がなんとなく掴めるなあ、応援している俳優が出演しているなら観てもいいんじゃない？といった感じです。

以下余談
舞台挨拶付きで鑑賞させていただきました。
せっかく上映後の舞台挨拶なのだから、もっと作品自体の世界観や解釈の話が聞きたかったな〜…