こんな事があった

劇場公開日:2025年9月13日

解説・あらすじ

「追悼のざわめき」などで国内外の映画ファンから支持されてきた松井良彦監督が18年ぶりにメガホンをとり、東日本大震災から10年後の福島を舞台にオリジナルストーリーで描いたドラマ。震災と原発事故をきっかけに離散した家族と、青春を奪われた若者たちの姿を、社会への怒りと祈りを込めて、美しいモノクロ映像で映し出す。

2021年、夏の福島。17歳のアキラは、母親を原発事故の被曝で亡くし、父親は除染作業員として働きに出たことで、家族はバラバラになってしまう。友人の真一は、拠りどころを失ったアキラのことを案じるが、そんな真一自身もまた深い孤独を抱えていた。ある日、アキラはサーフショップを営む小池夫妻と店員のユウジに出会い、閉ざしていた心を少しずつ開いていく。しかし、癒えることのない傷跡が、彼らを静かに蝕んでいく。

「奇跡」「わたしの幸せな結婚」の前田旺志郎がアキラ役で主演を務め、「ハピネス」の窪塚愛流がアキラの友人・真一役、井浦新が真一の父・篤人役で共演。

2025年製作/130分/日本
配給:イーチタイム
劇場公開日:2025年9月13日

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(C)松井良彦/Yoshihiko Matsui

映画レビュー

5.0 311東日本大震災と原発事故から14年半。よくぞこんな映画を作ってくださったと感動しました。

2025年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2011年3月の東日本大震災と原発事故から14年半。
放射能汚染と健康被害についても、事故原因についても、たくさんのことが隠され、被害者は救済されず、責任の所在もあいまいなまま、風化が進み、原発再稼働が進んでいる日本。

フクシマの映画と言えば、復興が進んでいるかの様な映画や、希望に光を当てるような映画が目に付く中で、子どもの頃震災を経験した二人の高校生の目に映った絶望そして怒りを描いてみせてくれたこの映画は、本当によくぞ作ってくださったとそのことに感動し、五点をつけました。

松井良彦監督は、福島に通い、200人くらいの人に会って、話を聞いて、脚本を作ったそうです。こういう経験をし、こういう思いの青年は今きっといるのだろうと想像しました。そういう人を見ないことにしての復興や希望はないのだと、改めて思いました。
「こんな事があった」という控えめなタイトルも好印象です。

チラシに「18年の沈黙を破り世界に叩きつける、心揺さぶる魂の映画」とありますが、まさにその通りで、私も311は忘れられない経験だったので、観てから心揺さぶられています。

人の心を揺さぶるというのは大変なことで、松井監督の映画ははじめてみましたが、細部にわたるこだわりを感じられ、すごい監督と思いました。
若い俳優さんの熱演も光る映画です。
多くの人に大きな画面で観てもらいたい映画と思いました。

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tara

0.5 ふざけるなと叫びたい

2025年9月25日
iPhoneアプリから投稿

こんな事をして福島の方々が従事されている事に風評加害を映画が起こしてどうなるんだろうか?
流石に看過できない描写も多々あり、許せないの一言です。これを擁護も出来ないし、こんな考え方を許すこともできない。インディペンデント映画がこんなプロパガンダ映画に用いられているうちはどんどん落ち込みます。政治的活動がやりたければ政治的な場所でやってくれ

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ビビ

1.0 思想まみれ

2025年9月13日
Androidアプリから投稿

驚く

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Bacchus

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