「アンドロイド」FRONTIER odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
アンドロイド
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主人公はアキラという青年のアンドロイド、不老不死だが感情はない、一方、ハルキは感情を持つアンドロイド、作ったのはハルキの兄のロボット工学の教授成瀬カイト、アキラは宇宙飛行用に作ったようだが、ハルキは死んだ弟を甦らせたかったので人間そっくり。
OSIとかいう宇宙開発企業の悪党にカイトは殺され、残ったハルキは老化と死を手にした初のアンドロイドになっていたという話。
おかしな映画だと思ったら監督の服部正和が立教大学映像身体学科の卒業制作で撮ったもの。映像身体学科なんて聞いたことが無かったが映像制作の技法を教えるのではなく、生身の身体と映像(イメージ)との相互作用を、自然や社会、電子メディアなどの環境の中で捉える、21世紀の新しい人間学だそうだ、どおりでアンドロイドをモチーフにして人間とは何かを深堀したかったのでしょう。第24回京都国際学生映画祭実行委員賞を受賞したそうで若者には受けたようですがおじさんにはチープなSFでした。
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