水の中で深呼吸

劇場公開日:2025年7月25日

解説・あらすじ

「猿楽町で会いましょう」「うみべの女の子」の石川瑠華が主演を務め、言葉にならない思いと向き合う高校生の揺れ動く心情を、みずみずしい映像でつづった青春ドラマ。

水泳部に所属する高校1年生の葵は、上級生からの理不尽な嫌がらせに耐えながら、黙々と練習に打ち込む日々を送っていた。そんな彼女には、誰にも言えない悩みがあった。同級生の水泳部員・日菜にひかれる気持ちを持て余していたのだ。ある日、日菜への嫌がらせに我慢ならなくなった葵がついに上級生に抵抗したことをきっかけに、1年生は上級生と水泳でリレー勝負をすることになる。実力不足の1年生は圧倒的に不利な状況で、葵は同級生から批判され、日菜のことも困らせてしまう。葵は幼なじみで同じ水泳部の昌樹に励まされ、その存在に救われる一方で、昌樹に対しても友情以上の感情が芽生えていることに気づく。恋とは何か、友情とは何か、そして自分は何者なのかと葛藤する葵だったが……。

「九十歳。何がめでたい」の中島瑠菜が日菜を演じ、倉田萌衣、佐々木悠華、松宮倫、八条院蔵人が共演。監督は「スイート」で第30回キネコ国際映画祭の国際審査員特別賞などを受賞した安井祥二。

2024年製作/74分/G/日本
配給:MomentumLabo.
劇場公開日:2025年7月25日

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映画レビュー

3.5 驚異の高校1年生石川瑠華

2025年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

カワイイ

水泳部に所属する高校1年生の葵は、2年生からの嫌がらせに耐えながら、黙々と練習に打ち込む日々を送っていた。そんな彼女は、同級生の女子水泳部員の日菜にひかれる気持ちを持っていたが誰にも言えずにいた。ある日、2年生から日菜への嫌がらせに我慢ならなくなった葵がついに反抗し、1年生と2年生で水泳のリレー勝負をすることになった。実力不足の1年生は圧倒的に不利な状況で、葵は同級生から批判され、日菜をも困らせた。葵は幼なじみで同じ水泳部の昌樹に励まされ、昌樹に対しても友情以上の感情が芽生えてきた。同性との友情、異性への恋愛感情、部活の先輩との関係などが交錯する高校生の話。

なんてことない高校生の話だけど、葵役の石川瑠華、日菜役の中島瑠菜が何とも言えず良い。
特に石川瑠華がちゃんと高校1年生に見えるから驚異。中島瑠菜より10歳も上の28歳(撮影時は26歳か27歳かも)なのに、全く違和感がなかった。
ちょっとレズ気が有ったり、しっかり恋愛感情が芽生えたり、思春期だなぁ、と感じる。
リレーのラストを泳いだ先輩役の女優はカッコよかった。

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りあの

未評価 どう見ても16歳の石川瑠華さんの輝き

2025年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 水泳部員としてプールで毎日泳ぎ続ける16歳の女の子が傲慢な先輩とぶつかったり、同級の女の子への思いに戸惑うという王道の青春物語です。それは小さなお話ではあるのですが、2025年に作られるべき作品としての若さが感じられました。

 主人公の葵を演じる石川瑠華さんは、際どい役も含めてこれまで色んな女性を演じて来たし、ご自身は28歳なのですが、本作では、「言葉に出来ない苛立ちにも似た焦りや不安を感じながらも、それを『ダルい』という表象でしか表せない16歳」にしか見えませんでした。スポーツ映画の形を借りた「面倒くさい十代物語」なのがよかったな。この監督さんは今後も注目します。

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La Strada

2.5 共感はしました

2025年8月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

自分自身も同性の人を恋愛的に好きになったことがあるので、他の人と仲良さそうにしているのを見てモヤモヤしたり、女の子らしい服装を着ることや人から「女の子なんだから」と言われることに抵抗があったりして、主人公の男なのか女なのか、友情なのか恋愛なのかという曖昧なものに対して葛藤する姿には深く共感しました。
余談かもしれませんが、特に中島瑠菜さんの雰囲気は、同性に恋されていそうな感じでキャスティングの解像度は非常に高かったと思います。
評価は2.5をつけました。2年の先輩と勝負をすること、それぞれの恋に向き合うことの2つが主に描かれていたと思うのですが、タイトルと結末を結びつけることがすごく難しく感じました。
水は、水泳を表していていろいろあるけど水泳や水泳をしている仲間たちの中では落ち着いて深呼吸ができるという意味なのか、水という本来であれば苦しいところでも根気強く向き合ってはやく呼吸はしなくてもいいから静かに深呼吸するという意味で悩みの中でも自分のペースで向き合うということを表現したかったのか分かりませんでした。1時間くらいの映画だったのでもう少し長ければわかったのかもしれませんが。。。
高校生特有の、特に同じ悩みを抱えた人にとっては共感できる素敵な作品だと思いました。

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さみー

3.0 男子部員少ない

2025年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ほとんどの登場人物のキャラ設定が謎で、特に昌樹が薄過ぎてモテ男には全くみえなかったり、ラストは部長の一喝でたちまち皆んな仲良しという、勧善懲悪臭すら漂う展開なのであるが、言いたい事は分かるし、石川瑠華の好演とラストのワンカットで救われた。

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ひろちゃんのカレシ