コンスタンティンのレビュー・感想・評価
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続編に期待
なかなかいい映画だった。
登場人物のキャラクターを丁寧に丁寧に描写している。
生まれながらにして、自分を支える「現実の喜び」が欠落しているジョン・コンスタンティン 。
宿命的に、自分がやった仕事の結果を評価されにくいというお気の毒な傾向を持っている。実績が「現実の幸せ」を支えてくれないのだ。
例えばサラリーマンなら実績勝負だから、それが評価されないことは致命傷だ。更に「有終の美」も飾れないときて、満足した結果で定年退職(人生の終わり・天国行き)というのも許されない。
但し!何かに取り組んでいるそのときは素晴らしい才能を発揮する。
彼の生き方は確かに難しいけれど、宿命の機微によって自分の意思を超えた役目を与えられている。
神と悪魔のどちらにも所属せず、単独でも生きられるような才能、知力、世渡り術などを与えられているのだから。
いやほんと、これは最大の武器。
ガブリエルの傲慢、ルシファーの卑屈、それらを逆手に取ったコンスタンティン が実に「天晴れ」なのだ。
あのメリケンサック、欲しいな。
いい!
エンドロール後のあれ
チャズが天界のハーフブリードになることについて。
元から、と言うのはコンスタンティンにバレてしまうでしょうから、無しとして。
ハーフブリードは、神かルシファーの庇護を受けないと成れないと言う前提条件からすると、その前に神の庇護を受けていたガブリエルが、庇護を撤回され人間になっていることから、その空いた枠を埋めるために、神は自身の行動である自殺未遂者のコンスタンティンを、天界に置くのもアレなので、自己犠牲の功徳として、叙するつもりだったが、サタンによって邪魔をされたことで、その助手であったチャズを自己犠牲の功徳によって、本人の望んでいた、ミッドナイトの店に入ることのできる、天界のハーフブリードに叙したのではないかと、推察します。
天使vs悪魔
悪魔の映像は良かった
総合60点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
悪魔が普通に出てくるが特に怖さはない。謎解きもそれほどでもない。突然脈絡もなく背景に潜んでいる天使と悪魔の大物が登場してきたりして物語はとりとめもない。映像はなかなか良く出来ていて、映像と活劇部分で楽しむ娯楽作品。悪魔祓いと映像の組み合わせで面白そうだが、設定と物語が何かと惜しい。
20点
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