「Film - 原初の喜び」罪人たち 悠さんの映画レビュー(感想・評価)
Film - 原初の喜び
最近はREDカメラで撮られた『スーパーマン』を観てデジタルも悪くないかもと思っていたがやっぱりIMAXフィルムは違う。焼き付けるという物理には0と1しかない形而上の記号では太刀打ちできないものがある。
本当にタダの馬鹿映画なんだけど、ブルースには心を打たれた。ゴランソンはいい仕事をした。
しかし、今作のその最大の特徴は今までクリストファー・ノーランが独占してきたIMAXフィルムカメラで撮影された作品であることだ。暗闇の階調の豊かさや、圧倒的なボケ感は筆舌に尽くしがたいという筆には尽くしがたい。光がフィルムに焼き付くという原初の喜びを存分に味わえる。
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