「奇妙な、でも心に残る」罪人たち しじみさんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙な、でも心に残る
サミーが、酒場で熱演した場面で、カオス‼️と笑った。エレキギターやら、DJ、様々な民族、ダンスが入り乱れ、心を打つ音楽は、時代も地域もジャンルも越えると表現してるのかなと思った。
その音楽に惹かれて、邪悪な者も引き寄せられる。3人による演奏が軽妙なカントリーで、しかも上手なので吹き出してしまった。本当に奇妙。
入る許可がないと吸血鬼は入られないなんて知らなかった。混乱した女性の一声で入ってきて戦いとなるのだが、ほとんどノープラン。
結局、才能ある若者だけが生き延び、自分の道を進む。KKKが大っぴらに黒人を殺害してた時代。最初に吸血鬼になった夫婦の家の中にも白装束があった。
その親が貸してくれた建物の中で暴行してたのだろうなと冒頭のやり取りを思い出して想像した。
下ネタエロシーンはいらなかったなあ。
奇妙でとっ散らかっているけど音楽は良く、レビューに困る作品。
エンドロールの後に後日談。老年のサミーに吸血鬼の2人が会いにくる。その時に兄から杭を打たない代わりに天寿を全うさせてくれと頼まれたと知る件。苦しい時代を乗り越えてギターで身を立てさせたいとの思いが伝わった。
そしてまた、エンドロールの後のシーン。これは、どういう意味なのかな。あの日の前の演奏の様子。
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