「音楽、ロマンス、兄弟愛、アメリカ南部、そしてヴァンパイア…恐るべき全部載せ」罪人たち sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽、ロマンス、兄弟愛、アメリカ南部、そしてヴァンパイア…恐るべき全部載せ
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IMAX視聴。禁酒法時代のアメリカ南部を舞台に、シリアスで重厚なドラマを積み上げていき、故郷に戻った双子の兄弟が建てた酒場の開店初日の夜、酒とダンスと音楽の織りなす夢のような「自由」のひと時へと結実する…そこにヴァンパイアを乱入させて(ほぼ)皆殺し!無茶苦茶である。(それまでの人物描写が素晴らしいだけに)観ている方の情緒もおかしくなろうというもの。何故か音楽に理解のある愉快なヴァンパイアなので、なんとか真夜中の音楽バトル(ブルースVSアイリッシュ)でコトが済めば良かったのに…その後もKKK相手のランボーみたいな銃撃戦あり、と破天荒にドラマを振り回しした果ての、何重底ものどんでん返しを含む結末。要素やプロットだけならB級にもほどがあるが、これが不可思議なアンサンブルとして成立していて、心揺さぶられる。題材的に音楽の良さは前提のようなものだが、俳優陣も男女老揃って皆匂いたつようなセクシーさで、その生き様死に様ともに魅了される。
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