「日本人にはハードルが高い。しかし強い力も感じる、観ておくべき映画」罪人たち imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人にはハードルが高い。しかし強い力も感じる、観ておくべき映画
IMAXで鑑賞
あまり情報を入れずに見て、鑑賞後解説コラムや英語版wikiで少し復習しました。
1930年代の南部の設定であるが、当時は歴史的・文化的にアンデッドに対する伝承があったらしい。そういえばゲーム「レッド・デッド・リデンプション」は西部ではあるがDLCでアンデッドが出てきた。ただゾンビゲームが人気だからでもなかったんですね。
前半は’RDR’と同じような世界観で親しみが湧く。
中盤、一瞬の違和感が。(っといってもガッツリ分かるが…)
そして後半、問題の展開となる。
インド映画ではたまに全く作風が変わったりするが、それは解決編みたいなものだけど。この映画はかつて私が見て最も驚いた「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のような想像すらできない展開。
前半は黒人社会の生活とそこに根付くブルース音楽や酒場を丁寧に描き、後半一気にヴァンパイヤのみの展開へと変貌する。ただヴァンパイアも一定のルールがあるようで、家の外で音楽を奏でていて中まで襲って来ない。しかし中の人が発してしまった招き入れる言葉で一斉に襲いかかる。なんか憎みきれない。
エンドクレジットで現代に飛ぶ。
日本人には実体験がないアメリカの時代背景などは正確には理解できないが、強く何かを感じさせる、力がある映画だと思う。ただ誰が「罪人たち」なのかは分からなかった。
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kyさんのコメント
2025年6月22日
失礼しました。
推測になりますが黒人社会に対してであれば、ブルースを奏でる人、聞く人ではないかと思います。
1930年台だと過渡期でブルースはすべての方々に受け入れられておらず、黒人社会でも悪魔の音楽と忌み嫌っている方がいた時代です。
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