「魂のミシシッピーブルース」罪人たち カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
魂のミシシッピーブルース
何の、どういう話だよw
「こんな感じの映画を撮りたかった」から始まった感じがすごく伝わる。
タランティーノやロドリゲス、というか「フロムダスクティルドーン」に極上のブルースとダンスとエロをぶっ込んだちゃんぽんみたいな作品。
30年代のアメリカ南部の故郷に戻ってきた元ギャングの双子兄弟の再生物語の前半と、ホラーテイストの後半とで全く別物になるが、全編にブルースを一本串で通す様な見せ方だったらもっと良かったのにと個人的には思った。
プリーチャーボーイことサミー役のマイルズ・ケイトンの本職はミュージシャンで演技が初めてだったらしいが、最高のパフォーマンスで歌い始めた時点で一気に心を鷲掴まれたほど。
バディ・ガイの演奏はブルースの成り立ちを想像させるほどリアルで儚く、でも強い意志や誇りの様なものを感じさせ、サントラ購入は確定的。
ホラーパートも自分には十分面白かったが、構成というか唐突に展開が違うテゴリーに変わってしまうことに拒否反応を起こす人も多かった様だが、大人の遊園地みたいで自分は凄く楽しめた。
ニンニクの漬け汁は効くがニンニク食べても効果なしというのは勉強になった。
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