「久しぶりに観たガッカリ映画」罪人たち 井の頭六郎さんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに観たガッカリ映画
始めは1930年代禁酒法時代をベースにした、シカゴギャング、ブルースが織りなす見応えのあるストーリーかと思いきや、ホラーなんだかKKKによる人種差別告発ものなのか、テーマがとっ散らかって何が何だか分からないうちに終わった。主人公の一人がドブロギターを鳴らして歌うシーンでは現代のラッパーや中国の京劇歌手やらも混ざって熱狂のダンスを繰り広げたり、終盤では伝説のブルースシンガーのバディガイが登場して(件の若きブルースシンガーの今の姿ということ)、命を繋いできたゾンビと語り合うなど、もう訳がわからない。あー、国宝でも観りゃよかった。
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