「想像してたのと、全く違う作品でしたー」Sinners ゆーきちさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0想像してたのと、全く違う作品でしたー

2025年5月5日
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公開直後、いきなり北米ランキング1位、推定予算9000万ドルをあっさり回収、公開たった二週間で興行収入2億ドルを超えただけでなく、ユーザーレビュー8.1/10、評論家のメタスコア84/100という好評っぷり。

苦手なホラーだし、北米サイトであらすじチェックしたら「双子の兄弟は人生をやり直すために故郷に戻るが、そこで彼らを迎え入れようと待ち構えていた邪悪な存在に遭遇する」としか書いておらず…w。最近バタバタして映画を観る時間が作れなかったのですが、これは観ないわけにいかない作品と思い劇場へ出向きました。

とあるサイトによると、

『Sinners』には、セックスやヴァンパイアを含むストーリー、作曲家ルートヴィヒ・ヨーランソンによるダークなスコア、そしてマイケル・B・ジョーダンの最高の演技など、オリジナル映画に求める要素が、ほとんどすべて詰まっている。映画は1932年、ジム・クロウ時代のミシシッピを舞台に、ジョーダン演じる一卵性双生児の兄弟、スモークとスタックが、アル・カポネの手下としてギャングの片棒を担いでいたシカゴを離れ、故郷に戻ってくるところから始まる。

彼らはアメリカ南部でジューク・ジョイント──酒と音楽を楽しむ小さな酒場──を開業する。しかし、新たなビジネスは思いもよらぬ脅威に直面する。吸血鬼たちの集会がその場を密かに侵食し始めたのだ。2時間を超える上映時間の中でクーグラーが描き出すのは、家族の絆、コミュニティの結束、そして生き延びるための闘いだ。ホラーという枠組みを超え、ジャンルを根本から再構築するような、大胆で革新的な物語が展開されていく。

とありますが、読んで内容理解できましたか?www

『Sinners』は米国内で4,800万ドル 、全世界で6,350万ドルのオープニング興収を記録し、オリジナル作品としてはジョーダン・ピール監督による『アス』(2019年)の7,000万ドル、『NOPE/ノープ』(初週4,400万ドル)も上回り、パンデミックが始まって以来、オリジナル作品としては最大のオープニング興収を記録しました。

また、この作品はCinemaScore(映画を観た観客の評価を示すアメリカのアンケート)で「A」を獲得した35年以上ぶりのホラー映画となったそうです。

ファンには申し訳ないですが、私にとってホラー映画は得るものがないというか、人を怖がらせるなんて悪趣味というか、お金の無駄くらい思っていましたが、この作品は会場から何度も笑いが起きるほど、実はお茶目な作品でしたwww。

舞台は1932年、ニューオリンズの黒人文化が描かれてますが、正直ホラー作品じゃなくて、普通のドラマとして観たかったですw。カラーパープルや、ニッケルボーイズでも思いましたが、黒人ばかり出てくる映画は、似てる人が多くて誰が誰だかわからなくなりがちなので、ストーリーの薄い作品だと登場人物の区別がつきません!w

途中までは私の好きな音楽映画かなと思うくらい、カッコいい黒人系のブルースやジャズがたくさん聴けるし、クライマックスはまるで「スリラー」のプロモーションビデオを思い出させる絵面に、カナダ人も歓喜!w

ニンニクのシーンもなかなか笑えるので、じっくりセリフをお楽しみください。

これってホラー映画?コメディ映画?音楽映画?黒人社会派映画?ってなるくらい、色々てんこ盛りですが、たびたびの不要なエロシーンのせいで、カナダでは14禁作品です。マジで無駄なシーン😩…。

とにかく、なんでこんなに人気なんだろう?っていう作品ですが、カナダではカップルがめちゃくちゃ多く、デートムービーとして人気なのかと思います。

エンディングロール中に、まあまあ長めの続きのお話がありますので、最後までご覧ください♪

まだレビューがアップできませんが、直前に観たコメディ映画「A nice Indian boy」より、笑えて眠気が吹き飛びましたーw。

ゆーきち