ORLIKのレビュー・感想・評価
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映画監督の逆襲!
映像から広がるイマジネーションは、自身の記憶や体験を呼び覚まし、
まだ知らない世界や、見て見ぬフリをしている世界が広がります。
美しいもの汚いもの。喜びや悲しみ、楽しさや辛さ。怒りや妬み僻み、理不尽なことでさえ。その全てが映画になりうる。
映画の優しさと危なさ。
他人の息づかいを感じながらスクリーンに目を凝らすこの時、一人一人が平和の体現者。
映画を観るって、なんてエキサイティング!
美しくノスタルジックなピアノの旋律が素晴らしい。
私は単純な人間なので、もしかするとこの音楽に泣かされたのかもしれませんが。
劇場のシーンは涙が止まりませんでした。
しかし!ノスタルジーやセンチメンタルに浸らせてくれないのがhaiena監督。
スタイリッシュな映像と辛辣なユーモアがやみつきになります。
映画への逆襲であり、自分自身との決別。
次回作が楽しみでならない。
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