劇場公開日 2025年11月28日

兄を持ち運べるサイズにのレビュー・感想・評価

全128件中、81~100件目を表示

3.0嘘つきで金に汚い兄

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

笑える

ある日、滋賀に住む村井理子に警察から電話がかかってきた。それは、何年も会っていない兄が死んだという連絡だった。発見したのは、兄と暮らしていた息子の良一との事。兄は離婚してて親族は兄の息子と娘だけで2人とも未成年だったため、仕方なく理子は宮城県の多賀城市へ向かい、警察署で7年ぶりに兄の元妻・加奈子、その娘・満里奈と再会した。兄たちが住んでいたゴミ屋敷のアパートを3人で片付け、養護施設に居た良一と会いに行き・・・さてどうなる、という、村井理子のノンフィクションエッセイを原作にした話。

体が弱く、嘘つきで金に汚い兄、オダギリジョーが適役だなぁ、と感じた。
柴咲コウ、満島ひかりとも上手いなぁ、とは思ったが、特に引き込まれるほどの魅力は感じなかった。
時々笑える所もあるが、それ以上でも以下でもなく、普通。

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りあの

3.5鑑賞動機:タイトル6割、この座組4割。

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

相変わらずダメな人役のハマり具合が凄まじいオダギリジョー。
行きの新幹線でもう原稿書き始めてたのか。メタ!
柴咲コウも満島ひかりも、複雑な心境とうつろう感情を自然に見せて、すごいねえ。子役二人もよくや…って良一はあの子かそうか。成長したねえ、うんうん。

回想シーンだとかなりひどい兄貴に思えたけど、そこからの挽回というかユーモア混じり繰り出される諸々で、じんわり胸の内が暖かくなる。

火葬場が空くまで数日かかるから、冷蔵してもらっていた記憶。骨壷が暖かかったかはもう覚えてないや。

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なお

4.0憎まれっ子、、、

2025年11月29日
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泣ける

妹から見たお兄ちゃん、最初とんでもないクズ兄貴のような描かれ方をしていて、嫌な奴がいきなり死んじゃうところから始まるストーリーも新しいなと思ったが、、、やっぱり家族が亡くなるのは辛いですね。
柴咲コウさんもよかったが、満島ひかりさんはちょっと異常なほど演技がすごいと感じた。

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ニャン

5.0こんなん泣いてしまう

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

自分にも兄がいるんで、めちゃくちゃ泣いてしまった。
親を亡くした子ども、別れた旦那を亡くした女性、そして兄弟を亡くした「村井理子」さん、それぞれのシーンで泣いていたが、
特に最後に「村井理子」さんがお兄さんに向かって発する問は切なすぎるだろう。まじ泣きながら震えた。
この本、村井さんの本で初めて読んだ本で、名作だと思ってるけど、この映画もよかった、すごくよかったですよ。

村井さんのXのツイートと、エッセイと、鈍器な翻訳本を、これからも楽しみにしてます〜

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武蔵野映画同好会

4.0嘘にもいろいろありまして

2025年11月29日
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泣ける

笑える

癒される

空想の部分もありながらそれを白けさせない俳優陣の各演技が素晴らしい。
あと有りがちな、ここで泣きましょう的な演出も無くてそれぞれの観客の共感できる所で泣ける良い映画だと思います

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tak

4.5家族って…

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督のエッセイ原作の新作。
絶縁状態の兄の死をきっかけに、妹・元嫁・娘・息子が家族を再発見する旅。
『湯を沸かす…』のような爆発的な大傑作ではないが、ほんのりじんわりの傑作。
手堅くふざけた演出もさることながら、満島ひかりの元嫁が絶品だし、オダジョーのクズ兄・ダメ夫かつ甘父ぶりふざけっぷりがもう板に付きすぎ。
家族ってなんなんだろう、とあらためて考えさせられる…
ひとつだけ難を言うなら、本人家族よりも妹が前に出過ぎだろ、と思うがこれは原作由来なんだろうな…

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ぱんちょ

3.0オダギリジョーだからギリギリ耐えられた

2025年11月29日
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まず家族をテーマにした映画なのに主人公の家族がよそよそしすぎる。。
なんなんだこのリアリティのない家族は…。

そのくせ演出がくどくて無駄に長く感じるんですよね。
例えば主人公の心の声がテキストでいろんな場所に現れるんですが(よくMVで見る演出ですね)「私、作家/エッセイストやってます」アピールが強すぎてもうええてという気分になりました。

あとネタバレにならない程度で話しますが、ラストでそれぞれが故人と向き合うシーンがあるんですが、何故か同じシチュエーションを順番にやっていくという謎の演出でこれもちょっとだるかった。

でもオダギリジョーには不思議な魅力があり、オダギリジョーだからな…というよくわからない理由で許せてしまう不思議な映画でした。
あ、満島ひかりと娘役はすごく自然な感じで安心感があります。

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michimomichi

4.0男ならある一つの料理にこだわりを持つ

2025年11月29日
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一口に家族と言っても、ある人からは兄であり、元旦那であり、父である。見える面や想いは異なる。イマジナリー兄貴との他愛もない会話にそれが透ける。
いて当たり前で切れない関係だからこそ、家族を知ろうとする努力は亡くなってからするのだろう。

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ななな

4.0御骨の温かさが感じられた映画でした

2025年11月29日
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うーん、オダギリジョーはハマり役・・って言うかダメ〇〇役はこの人でしょう〜どうしょうもない人だけどほっとけない 近くにいるよね~。人徳と言うか・・そういう人って根は優しいんだよね〜。【呪縛ではなく支え】かぁ~場合によっては確かに・・。死んで骨になってもどことなくどっかで適当に生きているかの存在感。あまり期待しないで観ましたが、ホット柚子茶を飲んでいる様な優しい気持ちになれる映画ですよ!

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momo

4.0死んで骨になって思い起こす

2025年11月29日
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責任を果たしもしないで、困って金をせびる奴が、悔しいけど思い起こす毎に身近に分かって感じていく
映画の語りが嬉しい

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すぅ

4.0オダギリジョーハマり役

2025年11月29日
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良かった☺️。
私にも妹がいますが、
こんな兄貴を目指す事にしました。

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alreo還暦オヤジ

3.0あらためて兄の存在を知る

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

いい加減でマイペースな兄の突然の死
兄の遺品整理をしながら
元兄嫁と話すうち
兄ってどんな人…だったと
思いめぐらす
それぞれ印象が違って
妹からの元妻からの母親からの
兄のもつ印象はちがうけど
兄に変わりない

理子(柴咲コウ)の
兄に対しての想いが
嘘つきなダメな兄から
優しい兄に変わっていく
なかなか面白い展開でしたが
終盤の兄のファタジー
オダギリジョーのところは
省いてもよかったかな
兄の死で家族のあり方を考える
家族の内では嘘は無いほうがいいけど
理子の子供たちと夫の優しさ
思いやる優しさからの嘘は温かい

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しろくろぱんだ

3.0持ち運べる

2025年11月29日
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骨ですか。

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かん

4.0ダラダラ3時間映画と違って

2025年11月29日
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泣ける

笑える

斬新

今年は、年末にかけて自分的に邦画豊作の年
ダラダラ3時間の映画に比べセンス抜群のまとめ方
なんか笑いのこだわりには、うるさい方でセンスよく、オダジョーさんパンイチには爆笑🤣くらいました
同郷のセンスか
涙ありでお兄ちゃんは、嘘つきではなかったところも微笑ましく
ウーン、まとめ方最高❗️

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落武者ハゲになるまでアフロレイ

4.0すみません。家族に嘘ついていますがなにか⁉︎

2025年11月29日
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想像力ってホント素敵。
誰だって『宝くじ当たったら…』『あの時別れ話切り出さなければ…』とか想いにふけっちゃうよね(笑)

大嫌い(の反対)な兄に振り回された妹のお話。
エピソードのひとつひとつが可愛くて素敵。
別れた奥さんとのエピソードも加えて素敵でクズな兄がどんどん美化されていく…
残された者は想像の中で故人を想う事しか出来ないので人との去り際って大事だわってつくづく。

コウちゃん(主人公)が作家として一冊残しちゃった訳だし女はつよし!って事w
ひかりちゃんもあんなに立派に子供達を育て上げて母はつよし〆

どの世代にもお勧めできる良質なハートフルコメディでした。

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REGZA521

3.0柴咲コウさん

2025年11月28日
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が圧巻のお芝居でした。作家から妹へ声だけで変幻自在に変わります。個人的にはお母さん役の村上恵梨さんがツボでした。ただ幼い兄妹の自転車以降が無ければもっと余韻が残った気がします

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michi

5.0泣いた

2025年11月28日
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泣ける

笑える

癒される

こんなに何度も泣いた映画ははじめてかもしれない。
私の兄によく似てるからかな。
腹を立てることもあるけど、子供の頃からの良い思い出もあるので嫌いになれない気持ちも凄くわかる。
映画を見終わった後、兄には長生きしてもらいたいなと思いました。とても良い映画でした。

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たま

2.5長い、くどい。

2025年11月28日
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本日から公開された邦画は、本作が124分、「ナイトフラワー」も124分、「佐藤さんと佐藤さん」が114分。いずれも少し長すぎる。最近の邦画は皆同じような傾向にあって、「国宝」や「宝島」のような文芸大作だとそれなりの尺は必要だと思うが、スライス・オブ・ライフの作品は精々100分くらいにまとめてもらいたい。そうでなければやはりテーマのブレが隠せなくなるから。
本作は、長く不仲だった兄が遠く東北の地で亡くなり、はるばる滋賀県からその後始末に行くことになる理子の話だが、役名が原作者の村井理子さんと同じであってベースは村井さんの実話である。ただ原作の「兄の終い」自体は読んでいないのだが、村井さんの他の文章から想像するに、映画化にあたりかなり脚色されている印象がある。まず違和感があるのは理子が始めから兄を家族の一員として考えているところ。ここは理子固有の家族観ではあるのだが、映画は母親の葬式における兄の無頼ぶりが描かれていて、このような人物に家族として親近感を覚えるというのは無理がある。この理子の意識と呼応するように映画の後半、しつこいほど兄の亡霊、幻影が現れる。あたかも彼が、理子からしても、加奈子からしても、子どもたちからしても実は大切な存在であるということを主張するように、つまりどんどん兄の人物像が「良い人」になっていくのである。
この流れは、結局は、監督(脚本家でもある)の無意識の思い込みで、家族というものは絶対的に良きものであるという思想のゴリ押しである。つまり我々は監督の思想を2時間以上にわたって拝聴させられている。もちろん映画は観客のものである以前に映画作家のものであるのだからそれは当然の態度であるとしても、もっと観客に考えさせるといった洗練されたやり方があるのではないか。
この映画の結論は、村井理子さんの架空の著者「兄を持ち運べるサイズで」の最後の言葉「家族は支えであり、呪縛ではない」なのだろう。それは確かにそうなのだけど、実は二者択一ではなく、家族のあり方はその家族によって「支え」と「呪縛」の間に何万通りの選択肢がある。その含みがない、ごくごく単純な絵空事としてこの映画をつくってしまったことに私は反発する。

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あんちゃん

4.5家族っていいよねー。

2025年11月28日
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兄がいる妹の立場でこの映画を見ると,かなりやばい。お兄ちゃんが持ち運べるサイズになるって想像するだけで,なんともいえない気持ちになってしまう。
自由奔放な兄と真面目な妹、迷惑かけられて嫌になっているけれど、飾られた子供の頃の写真を見て,いろんなことを思い出す。そう,お兄ちゃんて優しいのよ。子供の頃の自分にとっては可愛がられて羨ましくもあり、頼れる存在でもあった。嫌っていたはずなのに死んでしまったら見えちゃうんだね。心の中のお兄ちゃんは思ってたより大きな存在だったね。
彼を囲む妹と嫁の対象がより彼という人物の優しさや深さを感じさせてくれた。オダギリジョー、かっこよくてチャラくて繊細なこの役,はまり役でしたね。良い映画でした。

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ニョロ

4.5家族の数だけ、心に響くものが違う映画

2025年11月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

1度目は11月12日の招待で。
私の姉がこの映画に出てくる兄ちゃんのような人で理子さんの気持ちすごくわかる!!と感情移入して鑑賞。
こういう家族を持った当事者でないとわからない、そんなきれい事ではないよな~と思いながら。

2度目は先行上映で。
1度目はあまりに自分に重ねて観てしまったのでひとつの家族の物語として。

疎遠になっている兄の突然の死。
その終いに集まった家族の話。

理子、加奈子、娘、息子、それぞれに見せる兄の顔。
どの角度で光をあてるか変わる影のよう。
同一人物なのに印象がガラリと変わる。
その人に感じるものは自分だけのもの。
わかり合えないこともある。
この映画は多くを語らず、ひとりひとりが胸に抱いて大事にしてるところが素敵。

理子、加奈子、良一が兄に会うシーンを観て、父が亡くなる前、残した言葉を思い出した。
「この身体はただの入れ物で死はもっと自由だ。目を閉じればいつでも会える。だから悲しむな」と。私が悲しみから立ち上がって歩み出すための父の優しさ。
人は亡くなった人を思い出すことで死を乗り越えると感じた。
このシーンがとても好き。

家族っているのが当たり前で疎かにしがち。伝えたいことも察してよって言葉にしないことも多い。
生きているうちにもっと話をしようよ、わかり合えることたくさんあるんじゃない?と問いかけられたような映画でした。

早速、この映画の兄ちゃんのような姉に私から電話をしてみた。 「姉ちゃん、元気?最近どうなん?」

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たなこ
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