「その兄は存在した」兄を持ち運べるサイズに ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
その兄は存在した
好きな邦画『湯を沸かすほどの熱い愛』や『浅田家!』の中野量太監督の5年ぶりとなる新作なので鑑賞。
人によっては好き嫌い分かれるかも知れない作風。主人公が作家だけに、心情がタイプライターされる。
村井理子が自身の体験をもとにつづったノンフィクションエッセイ「兄の終い」の中のセリフが今作のタイトル『兄を持ち運べるサイズ』になっている。
と言うことはホントにいたのか、、、あの兄貴。
今回 "親" を演じた三人、柴咲コウ(本名:山村 幸恵)も44才、オダギリ ジョー(本名:小田切 譲)も49才、満島ひかりも40才だ。
しかし表情豊かな満里奈役の青山姫乃(nicola専属モデル)、良一役の味元耀大(呉美保監督に『ふつうの子ども』で抜擢)など若手の俳優が育っているのも感じる1本。
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