「トムが最後までマフィア側だったのが新鮮。」コラテラル momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)
トムが最後までマフィア側だったのが新鮮。
始まってすぐジェイソン・ステイサムが出てきたから「トランスポーター」のスピンオフかと思ったよ。存在感の塊のような俳優を無駄に出さないで!ややこしいわ。笑
タクシー内での運転手と乗客の穏やかな会話劇だったのが、
タクシーの屋根に”あれ”が落ちてきたところから、まったく違うリズムの映画に変わる。
あまりの変わり様が面白い。
「コラテラル」って単語知らなかったけれど、“巻き添え被害”という意味だったのね。
てっきり動物のコヨーテかなんか関係するのかと思った。笑
そういえば、実際にコヨーテ(狼?)みたいな動物が一瞬映ったよね。あれには何か象徴的な意味があったのだろうか。(ひょっとして白髪交じりのトムの風貌と似てるだけ?)
トムがターミネーターみたいだった。最後の息の引き取り方はレプリカント!
人間でありながら非人間的な存在を演じ切っていた。改めて、トム・クルーズの演技力の確かさを感じた。
リムジンの会社をやりたいという夢があるも具体的に動けていないマックスに「リムジンの手付金を払うなど動きだせばいい。なぜやらない?」と詰問するヴィンセント。痛い所突かれて動揺するマックス--------。 ← この件はどう回収されたのだろう?マックスがヴィンセントから逃れようとして車を横転させたのが「一歩踏み出した」ということ?ちょっと違うような。 回収されていないのかな。ここはわかりにくい。
ヴィンセントと対峙する人物や組織がすべて「悪者」に見えてしまう。
本当は逆なのに。
「トム・クルーズ=主役で善人」という固定観念が、いかに強固なものかを思い知らされた。
この点でこの作品はトム・クルーズのキャリアの中でも異色な作品である。
共感とコメントをありがとうございます。
このサイトに載せているレビューでは、対比の構図として書いていますが、監督はこの二人の化学反応を書きたかったのかなとも思います。
マックスは、ビンセントに感化されて、一歩踏み出して、アニーを助けに行っていると私は思いますし(ビンセントに会う前だったら、アニーを心配しつつも何もしないかなと)、
ビンセントは、マックスに巻き込まれて、マックスをからかうという、人に興味を持ち出したように思います。
ビンセント=ターミ―ネーター、レプリカント。確かに。
ステイサムさんは笑いました。まだ駆け出しの頃だったそうです。でも、後にタクシーのような乗り物を使った『トランスポーター』で名を馳せるのですから。


