「主人公ふたりの対比が楽しい」コラテラル myshaさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公ふたりの対比が楽しい
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夢見る運転手:仕事で走り銃で脅され走り最後は自分の意思でどんどん走る。走りながら殺し屋の大切(らしい)バッグをでえい!と放り捨てたシーンは可愛かった。怖い殺し屋を怖がってるのにその怖い男が激怒するだろう行動をそこで取っちゃうのか君は。
瞳煌めく殺し屋:レオンのノーマン・スタンスフィールドやダイハードのハンス・グルーバーを思い出しながら見たが、また違った壊れ方をしていて良かった。「親は子の欠点を自分の中に見出して咎める」。殺す事だけに秀でた哀しいはずれ者。
肝の冷えるユーモアもあればタイトな銃撃戦もあり、パズルのピースがパチンパチンと嵌って気持ち良く、大都会の酷い詩情をもって終わる。
(この後は現実を直視してリスク計算もちゃんとして有効性の高い努力を積むんだよ、でないとあっという間にアニーに振られるからね…… と観終わった後ずっと心配してる)
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