劇場公開日 2025年5月2日

「定型のディザスター映画」カウントダウン ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0定型のディザスター映画

2025年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

ドキドキ

絵に描いたような定石通りのストーリーで安心して観ていられる。逆にいえば想定の斜め上をいくような意外性はない。この手の映画は大画面、大音量ありきなんで劇場鑑賞をオススメします。

そもそもセシウム137ってガンマ線の放射線被曝の危険はあるが水に触れるだけで爆発(しかもあれじゃ核爆発)はしないんじゃないかとか、鳥がバタバタ落ちるような線量の環境下で活動できるのかとか、あれほどの大規模作戦をあの短時間でできるのか、などという設定レベルでの疑問というか突っ込みどころは多々あるが、そのへんの映画IQを下げて観ればまあ楽しめる。「アルマゲドン」を「感動」して「泣ける」レベルまでIQ下げといてください。

杜撰な管理で発生する災害。それが外的要因で雪玉式に拡大して行く。対策アドバイザーの主人公と義弟の現場消防士との確執、主人公と娘の関係、倒れて行く消防士たち、決死の封じ込め作戦の失敗、最後の起死回生の大作戦のトラブル、事故の背景の汚職、などなど定型のシチュエーションが漏れなく詰め込まれています。ただもうひとひねり欲しかったな。(先月観た韓国作品「プロジェクト・サイレンス」はそういったところが良くできていた)

あと、出来の悪い邦画みたくやたら泣かせようとするクサい演出はいかがなものか。

現実の事故は作品中にも出てきた「ゴイアニア被曝事故」で調べてみてください。

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ばとー
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