映画「F1(R) エフワン」のレビュー・感想・評価
全861件中、421~440件目を表示
エフワンよもやま話し
ブラピの男前ランキング更新
最高!!!
大満足! いい意味で想定の斜め上を行く作品でした!
本作の存在を知ったときに、「え? ブラピがF1ドライバー?」という違和感しかありませんでした。F1ドライバーというのは超人的な肉体と精神力を求められる職業。どんなに天才であれ、還暦を超えた人間が前線で戦えるとは思えません。
劇中でも触れられていますが、還暦近いドライバーがF1で勝ったこともありますし、50近いドライバーが年間チャンピオンを取ったこともあります。しかしながら、それはF1が牧歌的だった1950年代の話。
ターボ時代を迎え、ホンダがハイテク機器を持ち込んで以降の1980年代以降のF1は、ドライバーには単なる運転技術だけではなく、世界でもトップクラスの身体能力を求められている職業の一つです。
その意味で「映画として説得力のある描写になりうるのか?」という疑問は上映が始まってからもすぐには払しょくされませんでした。
しかし、まあ、なんというのでしょう。
本作はいい意味でファンタジーでした。主人公ソニー・ヘイズは単なる速さだけで勝負するタイプのドライバーではなく、ルール違反スレスレの行為も厭わずに、万年Bクラスのだらけ切ったチームを「戦える組織」に作り上げていきます。昔のF1を知っている人間からすると、当たり前のような行為であるサーキットを走る、という行為も最初はソニーが一人で黙々とこなし、チームが出来上がるにつれて、多くの人が追従するようになっていきます。
周回遅れの車がブルーフラッグを無視して、首位争いをする車をブロックする。ある意味で映画ならではの描写ですが、オールドF1ファンならば、ルネ・アルヌーという存在を忘れておりません。
自らのプライドやチームを勝利に導くために、何でもやるドライバーは他にもいました。プロストやマンセルといったレジェンドたちも、自らの利益のために故意としか思えない接触を起こすこともありました。チームメイトのドライバーを公然と罵る世界チャンピオンもいました。
そういった手練手管を含んだ形で、ベテランドライバーがのし上がっていく姿は、冒頭の年齢への違和感などかすんでしまいます。
迫力ある映像も素晴らしい作品ですが、スーパーアスリートたちの限界ギリギリの戦いの中で描くなかで、きっちりと心理戦も含んでいることが本作の白眉なところ。
トム・クルーズが本人の超人的な努力も含めて、若手と対等に戦う姿も素晴らしかったですが、ブラッド・ピットの自らの信念は曲げず、勝つために汚いことでも何でもやるというヒーロー像は想定外で本当に素晴らしいものでした。
その意味で途中のロマンスはもう少しサラっと流してほしかったですし(ポーカーのくだりは好きです)、ラストの展開はチームメイトを勝利に導いてこそだったのでは? と思うところもないではありません。
とはいえ、最後にまた別の新天地を求めて旅立つソニーの姿には称賛を送るしかないでしょう。素晴らしい作品でした。
コックピットにいるみたい!!でも長かった!!
先週までずーっと鬼滅シアター見てたせいで、長丁場のエフワンは後でゆっくり見よう、と1日3本のうちの3番目に見たせいか、
すみません長さに勝てず途中うつらうつらと。。(涙)
途中、若手のドライバー(ジョシュアさん?)が怪我したシーンを見逃してしまい。。
なんかいつの間にか若手ドライバーがブラッド・ピットをリスペクトしていて、スタッフを連れてランニングするのを自ら引き継いでいて、
練習走行も、同じ条件にして何度も試していて
「しまった、若手の彼がブラッド・ピットの役の人を次第にリスペクトする過程、経緯を見逃した〜〜!!」と思いながら後半見てました。
レースの再現での観客たちとか花火とか、製作費凄いことになってるんだろうな〜〜と思いつつ、
ブラッド・ピットが腕立て伏せとかやってたので、トップ・ガンのトム・クルーズを見た時も思いましたが「何歳になっても少しでも筋トレして、少しでも動ける体力作りはしていこう!」と思いました。
ちゃんと見れてたらきっとラスト凄く感動したと思うけど、途中少し寝てしまったので星は4に留めました。
それにしても座席は前のほうのブロックを選びましたが、画面のカメラ目線が運転席にいるみたいだったので、自分がマシンのコックピットにいるみたいでそこはとても良かったです!!!
全てのオールドマンに捧ぐ
ゾーンに入ったヘイズの浮遊感。ほとんどの観客が感じたと思う。僕みたいなオールドマンは特に。
そのシーンまでに、自分の気持ちは完全にヘイズになってしまっている。このまま昇天してしまってもいいかな、なんてね。今日は予言の日なので。
監督ジョセフ・コシンスキー、脚本アーレン・クルーガー、制作ブラッカイマー。トップガン・マーヴェリックの3人組が産み出した物語は、またもやオールドマンとフレッシュマンの衝突と和解、そして最強のタッグへ。
実際のレース場を使って実車を使った映像がIMAXスクリーンに映し出されるだけでも興奮するのに、転戦しながらドラマが進んでいく。アドレナリンが枯渇するんじゃないかと思うくらい、レースごとに神経が高ぶる。
オールドマンに対する最大の応援歌。自分は生活のために働いているけど、それでも勇気づけられる。
砂浜をバギーでぶっ飛ばしたい。
ピットの世界観かっこいい
車のことも、F1のことも詳しければ
もっと楽しめたんだろうなぁ💦と
もったいない気持ちになりました。
チームで何かを達成させるために
一丸となって逆境に立ち向かうのは
胸が熱くなるし
ソニー(ブラッド・ピット)の破天荒ながらも
生き方がかっこよすぎて
ピットクルーのリーダー
ケイト(ケリー・コンドン)同様
メロメロズキュン💕
おトムもかっこいいですが
個人的には100万倍ブラピ派です(笑)←どーでもよいw
JP(ダムソン・イドリス)の若さによる
横暴な態度や傲慢さがソニーの言動から
色々学んでいく、成長していく姿もいい。
ブラピ、セクシー。
これでいいんだよこれで
速さ、でかさ、強さはなんでもロマンだよね
ストーリー自体は王道。挫折した主人公がなんやかんやあって現場復帰、挫折と衝突ありつつの紆余曲折を超えてエンディング!これでいいんだよこれで!はー楽しかった!という展開。
なんだけど、ちょっとありきたりと違うのは、挫折して落ちぶれたと思われてるソニーはどこか軽やかで、フォーミュラ1という大観衆の熱狂と興奮の中でもどこまでも冷静。冷静というか、普通は本編中でやる挫折、苦悩、自己の限界、受容みたいな工程はすでにすませた状態でそこにいるので達観している感じ。
真剣だけどはちゃめちゃで、滅茶苦茶するけど真面目。
ジョシュアともぶつかるけどそれは己のプライド故ではなくてチーム勝利の目的に向かっているから。
人間的不真面目さは見ててエンタメになるけどチーム戦の邪魔するやつは見ててストレスになるので、その辺のキャラ付けがソニーはいい感じだったな〜
背中を見て育つってこういうことだなーとジョシュアとソニーの歳上と若手の不器用ながらいい関係だったり、お互いに話はしないけどお互いの立場のためにそれぞれできること全力でやってて、その払った苦労のこと相手には絶対言わないんだろうなっていう熱い男の友情見せてくるルーベンとソニーとか。人間関係も良いギスギス仲良し具合。
そんでねーやっぱ最後はそりゃ勝つんだろうけど、3時間見てきて苦労が報われる瞬間は最高だよね
チームが抱き合って滅茶苦茶喜んでるとこちらとしてもすごい興奮しちゃって やったーーー!!!おめでとーー!!はー楽しかった!
という観客の熱と、やれやれ終わったみたいなサッパリした感じと、これで終わりっていう少しの寂しさみたいな。
主人公のはずのソニーとそこが同調してて不思議な感じ。
身体大事に走れるだけ走り続けて欲しいね
レース版の「トップガン マーヴェリック」
走る理由
ブラピ作品なので期待値高め。
レースの映像の臨場感と音楽とのマッチングが良い。F1にあまり馴染みがないので、細かいところで分からんことはあったが。ソフトタイヤとハードタイヤ?ポイント?とか。
最新のテクノロジーを使ったトレーニングをするライバルと、自己流のやり方を貫く主人公の構図はロッキーシリーズを連想する。
ストーリーは分かりやすく、ぶつかり合ったベテランとルーキーが実戦を通じて認め合って行く流れ。走る理由もテーマのひとつか。
時間長めだが、ブラピのカッコよさで間が持つ。さすがの存在感。還暦過ぎているとは思えない身体と見た目。
ただ、個人的にトップガンマーベリックほど印象には残らなかったので、点数はそれなり。
ブリティッシュな皮肉のないレールの敷かれた直線番長アメリカン F 1物語
ヒーロー映画にも通ずるところがある
起承転結がはっきりしてると言うか
アブダビの辺りから寝てたから正直内容はよくわかってません
ですがブラッドピットを十分に堪能できる映画だと思います。
にしても御年61歳なのに若々しいなあ
カズがプレミアリーグで得点王になるようなお話だった
あるいは野球の大谷がサッカーのワールドカップに出て得点王になるようなお話だった
壮大すぎて最後の花火がCGに見えるくらい凄かった
公式から公認取ってるだけあって特別出演も豪華です
と言っても誰が本物のレーサーかよくわからんけど
実況もトップには触れず最下位争いしてるブラピ演じるソニーとJPのデッドヒートばかり実況してる
それにしてもよく事故る映画
江戸の華が火事だとするなら
F 1 の華は事故とでも言いたいような
そして事故やトラウマを乗り越えるといつだって何歳だって人って成長するよね☺️🙌
ブラピファン生涎の♥シーンもあったりのなかったり
予算かけまくりの🤬🤬映画だったからなんか満足です
むしろ字幕もいらないぐらい
映画グラン・プリのモンツァのオーバルやスパ・フランコルシャンもランニングコース?として出てきますイエイ✌
ど迫力
ドリヴンを再評価する時がきた
F1を題材にした作品といえば、ドリヴンがある。
先に言っておくとドリヴン肯定派だ。F1とはこういうものだというのがステレオタイプだが大筋分かるし、エンタメに振り切っている。
レース映像は映画用に撮影したものではないが、実際のレース映像を編集しそれっぽくうまく見せている。
引退したベテランドライバーが若手のチームメイトになるという筋書きも本作と同じだ。スリップストリームを使ってチームメイトの順位を上げていくシーンも同じだ。コシンスキーはドリヴンが好きなのか?と錯覚してしまう。
また、なにより2時間に収まっている。
F1自体をあまり観たことが無い人はドリヴンの方が何も考えないで観れる分楽しめるかもしれない。(世間的には酷評だが)
本作はF1が戦略的スポーツだというのをかなり突っ込んだ内容になっている。
タイヤ戦略やピット戦略などF1の一番楽しい部分でもあり、一番ややこしい部分である。
慣れていない人からしてみれば何をやっているのかわかりづらいかもしれない。しかし、F1がスポンサードしているからこそ、そこまで突っ込んだ内容に出来たのである。
また、ルイス・ハミルトンやトト・ウォルフがプロデューサーとして参加しており、おそらくAPXGPのモデルはメルセデスであろう。チームカラーも同じ白である。だが、作中にメルセデスは別に存在している。そういった公式や内部の人が制作にかかわっているからこそ、戦略会議や風洞、シミュレーターなど内部のシーンがリアルになるのである。
実在のドライバーはもちろん出演していて、実在のレースの中にAPXGPという架空のチームが紛れ込んでいる点も面白い。主人公に何げなく声を掛けてくるのが実在の人物というのが妙な感じになる。
しかし、このサーキットにはこの戦略というのを理解出来ればいいのだが、その戦略的部分を楽しめないとせっかくのレースシーンもあまり変わり映えのないものに見えてしまうかもしれない。
F1は基本的には上位以外は勝てないスポーツである。
だが、本作のように何かしらのアクシデントで下位チームが上位に挙がってくることがある。そこがF1の面白いところでもある。そこを引き出した本作はコアなファンまで楽しめるものになっていると思う。
意図的にアクシデントを起こしているのは問題外だが...
常に若者と主人公の熟練者を鏡にし、 二人を対照的に描くことで光と影を演出し続けた作品
常に若者と主人公の熟練者を鏡にし、
二人を対照的に描くことで光と影を演出し続けた作品
・ストーリー曲線
若者は偽りの栄光から、闇へ落ち、
相対的に熟練者は闇から栄光に近づいていき、
若者は熟練者を参考に、闇から真の栄光へ…
ストリーをざっくり説明すると、こんな感じだがその過程は複雑だ
主人公にはじめ好意的かと思わせた人間は後ほど牙をむき
はじめ邪険に扱っていた人間は、主人公を認めていく
といった人間関係の変化の過程が、予想を裏切る形で行われ見ていて飽きがない。
・キャラクター
作品の中で、主人公の熟練者は、立場の変化はあるが
キャラクターとしての根本は、最初から最後まで何も変わらない。
与えられた課題や、問題を行動で乗り越え周りを認めさせていく
トラウマとの葛藤もあるがそれも自身で乗り越えていき
物語をひたすら引っ張っていく。
若者は、仮初の栄光の中で、それを守ろうと奔走するが
主人公の行動に影響を受け変わっていく。
主人公と打って変わり、
若者は常に心が揺れ動き不安定で、ここでも鏡を意識しているのだと感じられる。
この作品の障害は、すべて若者の成長につながっている。
若者は、ただただ現状に対する不満を周りにぶつけるが、
主人公はただ真摯に問題に向き合い解決する。
そんなの背中を見た、若者も今後問題に当たっても解決しようと努力するだろうと想像できる。
こういった、熟練者の再起と若者の成長という部分は、
受け継がれていく意志を表しており、
こういった営みが繰り返され、人類の文明の発展と栄光を手に入れたと考えます。
そういったいつの時代も変わらないものは人の心を打てるのだと思います。
・最後に気になった点、
なにかとトップガンマーベリックと比較される今作、
映画館でのチラシにも「地上版トップガン誕生」と銘打っており、
会見でブラッドピットが「空はトムに任せる。僕は陸が好きです」
と言っていたが、作品の中、重要なシーンで主人公が
「車に乗ってると空を飛んでいるような気分になるのが最高なんだ(略抜き)」
と言っており、トップガンの方が上という宣言のように感じ笑ってしまった。
ブラピならでは
胸熱!格好いい男の生き様とは!
ブラッド・ピット主演の文字通りF1を舞台にした人間ドラマ。
ジョセフ・コシンスキー監督。「トップガン マーヴェリック」のスタッフ結集ということで期待していた映画。
長い間ブラッド・ピットの映画を見ていなかったのですが、いつのまにか渋さも出ていい俳優になりましたね。
ソニー・ヘイズはまさしくそんな彼にぴったりの役でした。
かつてF1ドライバーとして将来を有望視されていたソニーはレース中の事故で重傷を負い、表舞台から姿を消す。その後ギャンブル依存症となり(具体的な描写はないが)、今でも現役レーサーとしてバンで生活しながら各地を転々としている。
そんな彼にかつてのチームメイトで今はF1チームのオーナーであるルーベンがドライバーとしてチームに来ないかと声をかける。
誘いを受けたソニーは低迷するチームにやってくるが、新人ドライバージョシュアやチームスタッフと衝突するもドライバーとしての腕は確かなものを見せつける。
マシンで勝てないとみると経験値を活かし違反すれすれの行為で泥臭く勝負するソニー。
そんなソニーの実力を認めつつも反発するジョシュア。この年齢も離れ、人種も異なる二人の距離がなかなか縮まらないのがうまい演出。最新のトレーニング機器で訓練するジョシュアに対しジョギングとボールで反射神経を鍛えるソニーのアナログ感。
あるレースでついにジョシュアに勝つチャンスが訪れる。しかし、最後の直線まで待って追い抜け!というソニーの指示を聞かず無理に勝負に出たジョシュアの車はクラッシュし車体は炎上する。炎に包まれるなか必死にジョシュアを救出するソニー。大怪我を負ったジョシュアの母親から責められるソニーだが一切弁解せず非難を受け入れる。
黙って責任を背負い込むソニーの姿に痺れる。
そしてジョシュアが抜けたチームをソニーが奮戦しポイントを稼ぐ。
ついにジョシュアも復帰するが、それでも二人の間には溝がある。
ピットクルーのリーダーでF1のマシン開発担当のケイトはそんな二人を呼びポーカーをして二人の溝を埋めようとする。
自分が勝ってたのにわざと負けたふりをしてジョシュアに花を持たせるソニー。
ここもいい場面でした。
そして投資家による策略によって最新のマシンが使用できなくなったレースでソニーは怒りの走りでクラッシュし怪我をしてルーベンにあることがバレてしまう。。。
命を賭けてまで走るソニーの熱さに観ているこちらまで熱くなってくる。
投資家からチームのオーナーというポジションを打診されるが、そんなことには興味はないしソニーはチームを裏切るような男ではないのである。
信頼関係が築き上げられた中、ついに最終レースに挑むソニーとジョシュア。
もう最高でした!私の好きな胸熱な展開!
そして自分の役割を終え再び旅に出るソニー。
地位とか名誉にしがみついたりせず、チームをジョシュアに任せ、風の如く去っていく。
うーん、ブラッド・ピット格好良すぎでしょう!
痺れました!
「F1の新発見」
全861件中、421~440件目を表示













