「常に若者と主人公の熟練者を鏡にし、 二人を対照的に描くことで光と影を演出し続けた作品」映画「F1(R) エフワン」 pekepekeさんの映画レビュー(感想・評価)
常に若者と主人公の熟練者を鏡にし、 二人を対照的に描くことで光と影を演出し続けた作品
常に若者と主人公の熟練者を鏡にし、
二人を対照的に描くことで光と影を演出し続けた作品
・ストーリー曲線
若者は偽りの栄光から、闇へ落ち、
相対的に熟練者は闇から栄光に近づいていき、
若者は熟練者を参考に、闇から真の栄光へ…
ストリーをざっくり説明すると、こんな感じだがその過程は複雑だ
主人公にはじめ好意的かと思わせた人間は後ほど牙をむき
はじめ邪険に扱っていた人間は、主人公を認めていく
といった人間関係の変化の過程が、予想を裏切る形で行われ見ていて飽きがない。
・キャラクター
作品の中で、主人公の熟練者は、立場の変化はあるが
キャラクターとしての根本は、最初から最後まで何も変わらない。
与えられた課題や、問題を行動で乗り越え周りを認めさせていく
トラウマとの葛藤もあるがそれも自身で乗り越えていき
物語をひたすら引っ張っていく。
若者は、仮初の栄光の中で、それを守ろうと奔走するが
主人公の行動に影響を受け変わっていく。
主人公と打って変わり、
若者は常に心が揺れ動き不安定で、ここでも鏡を意識しているのだと感じられる。
この作品の障害は、すべて若者の成長につながっている。
若者は、ただただ現状に対する不満を周りにぶつけるが、
主人公はただ真摯に問題に向き合い解決する。
そんなの背中を見た、若者も今後問題に当たっても解決しようと努力するだろうと想像できる。
こういった、熟練者の再起と若者の成長という部分は、
受け継がれていく意志を表しており、
こういった営みが繰り返され、人類の文明の発展と栄光を手に入れたと考えます。
そういったいつの時代も変わらないものは人の心を打てるのだと思います。
・最後に気になった点、
なにかとトップガンマーベリックと比較される今作、
映画館でのチラシにも「地上版トップガン誕生」と銘打っており、
会見でブラッドピットが「空はトムに任せる。僕は陸が好きです」
と言っていたが、作品の中、重要なシーンで主人公が
「車に乗ってると空を飛んでいるような気分になるのが最高なんだ(略抜き)」
と言っており、トップガンの方が上という宣言のように感じ笑ってしまった。
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