「すごかった」ふつうの子ども 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごかった
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子どもどうし、親や先生たちのそれぞれの強さと弱さが描かれていて、この映画の場面の外でも人生を送っているような実在感がある。今あの子はどうしているんだろうなどと考えてしまう。
グレタ・トゥンベリの影響で活動家のような女の子が、連合赤軍みたいに過激化する。彼女は人を支配したがる面があり、要注意だ。しかしそんな彼女がお母さんに一歩も引かずやりあって、グレタの主張を暗唱する場面は圧巻だ。あの会議室の場面が本当にすごくていたたまれない。イキリ坊主がずっとお母さんにしがみついて泣いていてみっともない。主人公の男の子は喧嘩やフィジカルは弱いけどしなやかな強さがある。
めっちゃくちゃ素晴らしかったし圧倒された。彼ら以外の過激派は最後まで現れない。
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